http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336041
ジャック・ケッチャムの原作を読んだのは、1990年の私の誕生日(当時の彼女がプレゼントしてくれたのだ)だった。我が国ではまだ邦訳されておらず、つまり原文で読んだのだが、非常にショックを受けた。
少女と同じ目に合うくらいなら、エド・ゲインに皮を剥がされる方がましだと心の底から思ったものだ。
シリアル・キラーはちゃんと殺害してくれるが、あの叔母は文字通りじりじり、じわじわと嬲る。
その陰湿さは、あのジョン・ソールの怨念に満ちた「暗い森の少女」ですら霞んで見えるくらいだった。
扶桑社ミステリーから邦訳が出た1998年にあらためて読んでみたが、金子浩氏による日本語版は、英語でのねっとりした不快さをいくらか洗い流してしまった印象があったけれども、十分ショッキングであった。
で、今回。
レンタルで映画を観てみた。
正直、ヘドが出そうだった。それはつまり、俳優陣の演技が見事であったからで、不愉快だったけれども、賞賛せざるを得なかった。
メグ役のブライス・オーファースの演技も凄かったが、それ以上に壮絶だったのが、ルース叔母役のブランチ・ベイカー。
ブランチの顔にどこかで見覚えがあるなぁと経歴を見たら、アーノルド・シュワルツェネッガーの「ゴリラ」でシュワの奥さんを演じていた人だった。シュワに浮気されて、エグい「侍女の物語」に出ちゃあ、ああいう演技が出来るのも不思議じゃないよなと。
ところで上に貼った日本版予告編で、スティーヴン・キングが自著「スタンドバイミー」を持ち出しているけれども、時代が近いだけでちっとも共通点がないことを強調しておきたい。
小学校での上映会、刑務所の慰安上映に本作品を入れることを真剣に考えているのだが、さすがに刺激的すぎるだろうか?
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