http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=235077#1
犬神チルドレンのほとんどが「世界まるみえ」を観てて、チェコの吸血鬼パニックとやらで(残念ながら私は観てなかった)興奮したらしく、無人の犬神図書館から“人間の狂気が味わえる吸血鬼映画”を借りたい、タイトルを教えて下さいとメールしてきた。
そこで。
私は「シャドウ・オブ・ザ・ヴァンパイア」だよと答えた。
本作品は、1922年に作られた「吸血鬼ノスフェラトゥ」の撮影裏話なのだが、吸血鬼役のマックス・シュレックが実は本物の吸血鬼という設定で、ウィレム・デフォーが素晴らしい怪演で魅せてくれる。
こちらがマックス・シュレック本人。
しかし、真の主役はクセ者俳優ジョン・マルコヴィッチ演じるムルナウ監督である。ほんとうに怖いのは彼で、ラストの阿鼻叫喚のなかの表情に狂気を見ることであろう。
こちらがムルナウ監督本人。
もちろん、フィクションではあるけれど、“そうであったかもしれない”と思わせる制作意図の裏に、“そうであって欲しい”という人間の果てしない幻想に、チェコにて吸血鬼を本気で信じた人間の姿がオーバーラップしてしまうのだ。
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