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2010年08月01日22:35

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犬神図書館推薦、夏休みの読書 �� 「小人たちの新しい家」

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「小人たちの新しい家」

メアリー・ノートン著 猪熊葉子訳 岩波書店

「借りぐらしのアリエッティ」を当寺の子供たちが観に行きたがっていたのは、それがジブリの新作だからではなく、犬神図書館でメアリー・ノートンを読み知っていたからです。
私は児童文学の分野では山中恒の元気な少年少女ものが大好きですが、それ以上に海外のファンタジーものに尋常ではないくらいの愛情を注いでいます。
そのなかの最高峰が過去日記で度々語っている、「かぎのない箱」。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=918937248&owner_id=1640816

メアリー・ノートンは元々、水木しげる先生の貸本マンガに耽溺していた幼年時代の私に女の子らしい空想の美しさを教えようと、オフクロが買い与えた作家で、「不死鳥を飼う男」で妖気漂っていた私の心が明るくなっていたきっかけであります。笑。

「床下の小人たち」も面白いのですが、シリーズを通して逃亡、模型の村にて隠匿生活、拘束(見世物にされかける)、気球で脱出と苦労したあげく、五冊目の本作においてやっと安住の家を見つける・・・というのは何度読んでも、ほんとうに感情移入出来てしまいます。

この安心感が今の子供たちには特に必要と考えるので、今年の夏休みの読書に強力にプッシュしたところ、新しく犬神チルドレンに加わった小学生の低学年のお子さんたちはお友達のうちで回し読みして、クソつまんない課題図書の感想文を放棄してこちらの感想文を書いているところです。

私の頃は。夏休みのたんびに「ガラスのうさぎ」だの、「ふたりのイーダ」だの、戦争ものの本の感想文を強要されてきましたから、一時的に読書嫌いになったほどです(課題図書をめぐっては先生とガチで何度もケンカしました)。
読書で人間性とやらを延ばしていきたいのなら。タイムリーな本、自分の読みたい本の感想文を書いていった方がはるかにタメになるのではないでしょうか。

今度、私もついにアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」を観ますが、ノートンの隠れたドライさ、そして人間への裏返しの愛情がちゃんと表現されているかどうかを見極めつつ、愉しんできたいと思います。
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