http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1284
十三日の金曜日に紹介するのは、80年代ホラーの一本「アメリカン・ゴシック」。
ポスターがパロっているのは、もちろん画家グラント・ウッドの「アメリカン・ゴシック」。
1920年代で時間が止まった「過去のアメリカ人家族」と、1980年代の「現代のアメリカ人家族(夫婦)」の血みどろの闘いをメインに、悲劇と喜劇が混在化した寓話を成り立たせている。
殺人鬼一家というシチュエーションでは、「悪魔のいけにえ」が真っ先に思い出されるが、こちらは狂信ぶりがおまけについているので、グロテスクさは素顔の内側からにじみ出る形相に集約されている。即ち、理性の皮を被った狂気である。
このへんはストレートな狂気ぶりど真ん中をイッたテキサスの人肉嗜食ファミリーより遙かにタチが悪く、始末に負えない。
楽しそうな殺人シーンは観ていて奇妙にもクスリとさせられてしまうのだが、これは彼らの根本的な悲劇に同情したがゆえなのだろうか?
ちなみに監督のジョン・ハフといえば、伝説的名作ホラー「ヘルハウス」で有名である。
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