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2009年11月11日23:41

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女の子を意識するために。推奨読み物「東京からきた女の子」。

よく決めつけられてしまうのだが、犬神図書館の小学生に対する読書奨励は何もエログロ、幻想、怪奇に限ってはいない。
健全な児童読み物を挙げることだってあるのだ。
それは絵本、単行本から70年代の学研の学習に掲載されていた読み物に至るまで実に幅広い(ちなみに夏休みの読書で好評だったのは、立原えりか+絵・高見八重子の「カメオの少年」であった)。

九日までの読書週間で私が「女の子を意識しよう」とテーマを掲げて挙げたのが、長崎源之助の「東京からきた女の子」である。

映画化もされている(小学校の体育館で上映されたのを特別授業で観た)。

フォト


http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=146319

ストーリーは以下の通り。

青谷小学校五年一組に東京からユカという女の子が転校して来る。ユカは東京でぜいたくな生活をしていたと、マサルをはじめ同級生に話すのだった。しかし、高速縦貫道路が、自分の家の畑を通る事から、ユカの父がその工事作業員であると知ったカメキチは、彼女をののしる。その日からユカは学校を欠席するようになった。数日後の日曜日、ユカは釣りをしているマサルにラブレターを渡す。その手紙をエイタローにみつかり、カメキチあての手紙だとマサルが嘘をついた事から喧嘩騒動が起き、カメキチは駐車してあった車の窓ガラスを割ってしまう。怒る運転手に石山先生が謝罪したことから事件は解決するが、ユカとマサルは罰として、朝礼台に立たされた。その時、ユカは次の日曜日にマサルと結婚する事を宣言する。結婚式当日、ユカとマサルはみんなに祝福され、タケ兄さんのジープでミドリ市へ新婚旅行に出発する。二人は一日中遊び続けるのだった。翌朝、二人は心配して捜しにきた石山先生らにみつけられる。マサルが高熱をだし、数日間寝こんでいる間に、ユカは引越し、転校してしまった。しばらくしてからそのことを知って落胆するマサルの許へ、待ちに待ったユカの手紙が届けられるのだった。

・・・・・・

見栄を張っていたユカがしおらしくなって、その人間くさい魅力に当時の私はコロリといかれたものだ。
女の子たちは女の子たちで、子供の「結婚ごっこ」にメロメロだったようだが、私はなぜ彼女たちがそんなに早く結婚したがるのかさっぱり理解出来なかった。笑。

いまどきの子供たちの反応はドライで、ユカみたいな女の子はゴメンだというのが多かったが、それは男の子の感想が多く、女の子のなかには、ユカに感情移入する子がいた。

女の子を意識出来たのは、結局、女の子だけだった、という残念な結果になったわけだが、ほんとうにもうちっと男の子は女の子を意識しないと、男の子は男の子らしくならないし、それ以上に、女の子はより女の子らしくならないだろう。
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