檀家への説法が終わって、ご母堂を亡くした息子さんから、IT企業の開発技術者ゆえの考え方なのか、母親の性格をプログラミングすれば魂のいくらかは戻ってきますか?と質問を頂いた。
それに、私はパターンとしては成功するでしょう、しかし、感覚的なものは失敗するでしょうと答えた。
つまり。
何万回とプログラミングを重ねていけば、会話パターンから生前の母親の性格が浮かび上がってくるだろうと。
そして、それを人造人間に組み込んだ場合。
それは見た目からして、母親のかたちをした人形に過ぎないだろうと。
そして仮眠中、私は私自身の母親の霊が映画「ヴァィラス」のごとく、ロボット工場に“侵入”し、生身の人間を生きながら戦闘用ロボットに作り替えて、人類に宣戦布告するという荒唐無稽な夢を見た。
そのなかで、私は母親の隠れた“残酷さ”を懐かしみつつ、個性的な人間ほど、魂の大部分を戻すことには成功するかもしれないと考えていた。
ログインしてコメントを確認・投稿する