家屋の生命が宿るのは、昔の感覚だと台所だという見方があるのですが、実は玄関なのです。
それも、玄関灯、ポーチライトの輝きであります。
というわけで、今回は「ポーチライト」。
これは家を建てる時、あるいはリフォームの時、外装の業者さんに取り付けてもらうわけですが、果たしてそれがあなた自身の好みにぴったり当てはまるものでしょうか?
自分が住み続け、死ぬ時もこの家でとお考えならば、家屋の生命の輝きくらいは徹底的に好みに合わせるべきでしょう。
私がポーチライトを初めて意識したのは。
映画「エクソシスト」でした。
ポスターにもなった、有名なシーン、メリン神父の来宅。
正確には窓からの光を浴びていますが、ポーチライトの何という臨場感たっぷりな効果。
これから始まる悪魔との対決を予感してドキドキするよりも、私はこの光景だけに“美”を感じたのでした。
次はルネ・マグリットの「光の帝国」。
少年時代に鑑賞した「シュールレアリスムの巨匠たち展」のなかで、原画をじーっと二時間半は突っ立って凝視していたのですが、この絵にもポーチライトの“美”をたっぷり感じました。
そうして色々なポーチライトを見てきて。
自分にとっての原体験は何だったのかを思い起こしました。
新潟の母方の実家がまさにこういう造りで、さらさらと降り注ぐ雪のなか、すすけた黒い木目を黄色く浮かび上がらせる柔らかい光・・・
夏は夏で、黄色い光にヤモリや蛾、小さな虫が集まるのを眺めて、これなら死んだ人も誘われるだろうと確信した幼少時代・・・
それで、家屋の生命の源はまさにポーチライトにありき、とかたく信ずるようになったわけです。
そんな私がオススメしたいポーチライトはコレ。
http://item.rakuten.co.jp/xhome/l-ma280/
市川の祖母の家のがこんな感じだったので、
こういう形にこだわってしまいますね。
コレなら、私が死んでもまっすぐ家に帰ってこられる何かがあると、安心出来ます。
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