開高健先生は、キャビアの美味い食べ方として、黒パンにバターをたっぷり塗って、その上に糸を引くような大粒のキャビアを数センチものっけて、物憂げな表情でガブリとやるのが最高と書いています。
読んでて、あまりにも羨ましかったので、あちらこちらとキャビアを注文して同じように黒パンに乗せて食べてみましたが、今ひとつ好みではありませんでした。
そういえば、トリュフ、フォアグラも同じように今ひとつなので、世界の三大高級珍味は私のような庶民の舌には合わないのでしょう。
その代わり。
あんきもとか、酒盗とか、我が国の珍味はメチャクチャ合うんですよ。
やっぱり日本人だなぁと。笑。
今回は北海道からのめふん。
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コレをアツアツの銀シャリに埋め込んで、じっくり温まったところをガツガツとかっ込んだり、お茶漬けにしてさらさらと飲んだり、コメとは最高の相性なのですが、実はパンにも最高に合います。
私の食べ方は開高先生のと同じで、黒パンを手でもぎって、その上にバター、もしくはマーガリンを薄く塗り込んで、スプーンでめふんをお好みでのっけて、出来れば窓から今日の天気具合を眺めながら(遠くを見つめながら)ガブリとやるというものです。
生臭さが黒パンの独特の甘味と相殺して、実に何とも言えない、とろけるような旨味が口のなかにじわっと広がって、思わず口元が緩んでしまいます。
交互に、漢らしく、サラダ感覚で生のタマネギをかじって、辛みで口のなかを洗うと、次の一口も最初から楽しめるという嬉しさ。
社会人の皆様には出勤前に、牛乳とセットでこの食べ方をオススメしますが、オフの日は、ギネスなどの強い黒ビールで流し込むのをオススメしたいですね。
めふんに乾杯!!
思わずそう叫んで一礼したくなる、大人の、日本人の味わいです。
是非お試しを。
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