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2009年05月04日22:34

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近親婚に至る環境、布団の奥。

ハプスブルク「近親婚で断絶」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=827317&media_id=4

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私の母は新潟は妙高市の生まれだが、母方の二代前の先祖たちは佐渡島から妙高の山に移る際に、慣れない雪国での暮らしにひどく苦労したらしく、その土地に昔からいる部落民たちに混じって、よそ者でも生きていくために進んで部落民の風習に染まった。
その風習のひとつに、近親婚があったのだが、口では家の“血”を護り、村を治めると言いながらも、実際は、豪雪地帯ゆえの閉鎖的な環境ゆえに「新しい血」がよそから入ってこないからというだけであった。
曾祖母は佐渡の祈祷師の娘で、生まれつき目がひどい“ひんがら目”で、右目と左目が上下を向いているために、“陰陽眼”と呼ばれ、女扱いされなかったが、婿入りした部落の男(曾祖父)は近親婚の結果から生まれる鬱々とした空気に慣れていたせいか、曾祖母の目をまっすぐ見ることが出来た。
曾祖母の代でよそ者の血だからと悪い血が薄まると期待されたのだが、産まれてきたのは村人より比較的器量よしでも、ほとんどが病弱であった。
しかも唯一健康な女子(大叔母)は生まれつきてんかん持ちだった。
そこで、曾祖父と長兄(祖父)は、さらに血を薄めようと、青森の人買いから農家の娘を買うことで、よそ者の血を得た。
男兄弟の嫁は全員同じ村の出身だったのだが、子供は全て、買った娘一人が産んだのである。
娘は長兄が亡くなると、その弟(大叔父)の家に暮らしたが、家族や村人の敵意を避けるため一生土蔵暮らしだった。
大叔母の場合は、婿が村の人間だったが、石女、即ち産まず女だったため、子供が得られないというストレスとプレッシャーのために、てんかんが高じて発狂してしまった。
随分荒療治ではあったが、曾祖父、祖父の大英断のおかげで、母の代でようやく健康な子供たちになった。

このへんは過去日記でも書いているので参照されたし。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=71639920&owner_id=1640816

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=145780670&owner_id=1640816

ニュースも含めて、こういう話は全くの話、「他人事」に限るのですが、私の場合、先祖がそうであったという事実を抱えているので、少年時代は耳が悪いのは母方のせいだと恨んだりしたものです。
(実際は、私自身が乳児の頃に自家中毒を起こして死にそうになり、生還した代償として聴力を失ったと聞きました)

何か、怨念にも似たドス黒いものをずっと抱えてきたので、二十代の学生時代は取り憑かれたように犬神憑きの民間信仰を研究するのですが、あちらの部落差別の現実をかいま見て、怨念に縛られたままではいけないと思い立ち、今ではこうして自分のことでもほんとうに「他人事」として語ることが出来るようになりました。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=276439886&owner_id=1640816

それで、やんごとなき血族も含めて、先祖のような祈祷師崩れでも近親婚に至る環境を今回考えてみたんですけれど、やはり心因的なものによるところが大きいのだと思いますね。
ズバリ、身近な異性ほど、たやすくヤレルからという・・・
そのへんを我が国では今でも「お手つき」という表現で、女をモノにしたことを意味するのですが、さかのぼれば、だんだん身近な存在に近づいていくわけです。
お手伝いさん(召使い)、従姉妹、姉妹という風に・・・

タブーをものともしない、性の衝動、これこそが近親婚に至る最大の要因となっていることはすでに学説でも飽きるくらいに繰り返し述べられていますが、私としてはタブーだと分かっていても、相手が愛しくてたまらないという人間特有の背徳志向ももっと広げて論じられるべきだと考えています。

動物と違って、現在でも近親婚、近親相姦というシチュエーションをわざわざ好む輩がいるように、人間は進んで変態行為に走りますからね。

そして。

やんごとなき高貴な一族が眠るベッドの奥、私の先祖が眠る布団の奥の酷似性に、今更ながら目を見張ってしまうんですよ。

そこは独りで寝るには、ひたすらだだっ広くて、寒々として、寂しい空間であっただろう・・・

心が冷えないために高貴な面々は身近な異性と抱き合い、豪雪に閉じ込められるストレスを発散するために先祖の面々はやはり身近な異性と抱き合い・・・

背徳へと走らせるのは、やはり寂しさを紛らわせるためというのが出発点なのではないでしょうか。

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