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2009年03月26日19:38

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心の修行としての刺繍。

まつり縫い 中3半分以上できず
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=788894&media_id=2

中学三年生てえと、人生のなかで最も悶々する時期ですから、ほんとうに余裕がないんですよ。
心は常に嵐の真っ只中。

私もそうでした。

小学校を卒業する頃から、嵐に突入していたので、心の均衡を保つために、当時はなかった美術部を創設したのですが、幽霊部員たちがさっさと下校するなかで、たった一人で黙々と油彩を描いていると、今までの外側に向かって暴風雨が吹き荒れるというのではなく、今度は内側に向かって大渦が発生したんですね。
大渦というよりブラックホール。
心が重力崩壊を起こして、どんどん、どんどん、自分のなかに引きこもってしまうような・・・

そこで、本能的に危険を感じとった私は、女の子と気さくにお話出来る明るい自分自身を守るために、手芸同好会を立ち上げました。
レベルが高すぎて一年くらいしか続きませんでしたが・・・

手芸同好会の目標として、「ボタンホール・ステッチは出来て当たり前、バリオンローズ・ステッチは出来るように頑張るのが当たり前」というのを掲げたんですけれど、大人になった今、手芸を市民クラブで教えている若い先生からは「みんなを泣かせたでしょ?」と突っ込まれてしまいました。笑。

フォト

これがボタンホール・ステッチ。その名の通り、ボタン穴を作るためのもの。布の端を強化したり、アップリケなどにも使う。

まあ、結局は、クロス・ステッチ(今でいうとドット絵。当時は方眼用紙を使用して、それに合わせて縫った)にとどまりましたけど、チューリップひとつ完成させるのに一ヶ月かかるのはどういうことだと憤慨してましたね、当時は・・・

こんなので、女の子と明るくお話出来る環境を築けたかってえと、わりかしうまくいってたんですよね。笑。
「ここはこうやるんだ!」とか「これくらい出来なくてどうする!」とかさんざんいびった後、みんなしてスイーツを食べてお茶するという、ムチとアメを使い分けていたわけです。

それでも嵐はまだおさまらなかった。
だから、イライラをおさえるために、高校にあがってからも刺繍は続けていました。
チョーランの裏に大日如来を刺繍したりとかね。

刺繍は技術の向上を目指すというのはもちろんありますけれど、きっかけとしては、心の修行ですね。
いかに自分自身と厳しく向き合えるかっていう・・・
今回のニュースでまつり縫いすら出来ないというのには、苦笑いしてしまいましたけど、学校で教えるからいけないんであって、自分から必要としない限りはいくら教えようとしたってムダです。
むしろ、生徒側が必要としたら、学校の施設、設備を好きなだけ使えるという風に、さりげなく導いてあげるようにしなきゃ。
本来、勉強がススむ環境はそういうものなんですよ。

最後に、私はみなさんご存知のように料理も得意ですが、実は技術科も得意です。
小学校の時に読んだ「ブラック商会変奇郎」の影響で、仕掛け箱、箱根細工に興味を持って、技術室にこもって、からくり箱を作ったものです。
その際、覚えた寄せ木細工の素晴らしさは、枝分かれして色々な方面に活かせております。

http://www.hakonemaruyama.co.jp/japanese-puzzle-boxes.htm

今の子供たちも、最初からだらしがないなどと決めつけていないで、何に興味を持つか、また持てるかを、遠くから見極めて、さりげなく導いてあげるべきだと、ほんとうに思いますね。
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