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2009年01月18日16:17

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2009年、初物サスペンス映画。 「スマイルコレクター」。

http://mixi.jp/view_item.pl?id=1159559

フォト


http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332431



原作は新潮文庫から出ているフランク・ティリエの「死者の部屋」。

http://www.shinchosha.co.jp/book/216771/

去年の夏に読んで久しぶりにガツンときたサスペンスだっただけに、今日TSUTAYAで借りてきた「スマイル・コレクター(相変わらず安っぽい邦題センスは国辱ものですらあります)」にはドキドキワクワク。

それだけに期待外れだったらどうしようという不安もありましたが、映画としては成功していました。

まず、ビジュアル的に笑ったまま死んでいる少女のインパクトが強烈。

それと、身代金をネコババした二人組のタテ糸、地道な捜査と推理(プロファイリングはプロファイリングらしくありませんでしたが)のヨコ糸がうまく織られて、自らのトラウマに我が身を焼き焦がす犯人の恐ろしさ、哀しさが浮き彫りになるという構成力には、トマス・ハリスの「レッド・ドラゴン」、「羊たちの沈黙」以来、ほんとうに興奮させられました。

加えて、フランス映画らしい、ねっとりとした気だるさ、匂うようなエロスも隠し味としてきいていて、料理としては全くごちそうのレベルでしたね。

ただ、辛口を言わせてもらえば、フランスの警察はほんとうに警察に見えなくって、もっとバッジとか制服を見せて欲しかったなって・・・
ヒロインなんて、終始、民間人にしか見えませんでしたからねェ・・・

それから。
犯人は自らのトラウマを乗り越えることが出来なくて、ついに子供のまま破滅しますが、ヒロインは「犯人と同じレベルのトラウマ」を乗り越えることが出来たということをさりげなく映すラストシーンが個人的によかったですね。

それにしても、笑ったまま死んでいる少女・・・
唇を笑みの形に指で押しつけながら一時間以上もじっとしていた犯人の心の闇を思うと、人間の壊れ方の果てしなさにゾッとしてしまいます。

原作とセットでオススメです。
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