那須拓陽高校→明治大学の好青年ランナー
2010年沖縄インターハイでは1500mで青森山田のマイケル・ギチンジに0.02秒差と肉薄し3分46秒50の高校歴代9位の好タイムで準優勝に輝くも「勝つことが目的だったから悔しさの方が大きい」と不満を口にする負けん気の強さ。
05年の高林祐介(上野工→駒大→現・トヨタ自動車)選手以来5年ぶりの日本人?を狙った北関東の怪童はワロル(鎮西)に勝ってもギチンジに負けた己のレースを決して認めなかった。
その秋の千葉国体、栃木県代表として少年男子A5000mに出場。
同級生で、有村(鹿児島実)選手、新庄(兵庫・西脇工)選手の国体出場の叶わなかった2選手を除き、西池(兵庫・須磨学園)選手、中村(三重・上野工)選手、市田孝(鹿児島実)選手、と既に5000m13分台の記録を持った実力派ランナーに加えて熊本・鎮西高校の留学生ワロルなどと5000m決勝を闘うに至る。
国体決勝を共に戦うことになった選手の内、インターハイ5000mでは西池選手(日本人トップの2位)、中村選手(3位)、今井選手(7位)、村山謙太選手(8位)が八木沢選手に先着していた。(八木沢選手は14分24秒12の9位)
この千葉国体では最後まで自分の走りに徹し、ラスト1周バックストレートで西池選手を捉えると、第3コーナー付近で中村選手をも捕らえ、そこからは1500mで鍛えた圧倒的なスプリント力を発揮しゴール直前で市田孝選手を抜き去りワロルに次ぐ日本人トップの2位に輝く。
IHでは後塵を拝した村山謙太選手や今井選手を一蹴し、同級生の13分台ランナー達を抑えての日本人1位。PBも大幅更新で世代6人目となる13分台(13:57.37)に突入。
2009年の全国高校駅伝では4区を走り区間3位と好走し、スピードだけではなく距離適応の高さも窺わせる逸材。【※備考・09年の都大路4区は?竹内(世羅→青学大)、?本田(九州学院→日体大)、?北野(須磨学園→明大)の全員1学年上級生】
2010年、自身の怪我もあり全国高校駅伝への出場は叶わなかったが、2011年都道府県対抗男子駅伝では栃木県代表として1区を走り、全国高校駅伝花の1区で区間賞を獲得した西池選手などを抑えて区間賞を獲得。村山紘太選手のスパートに「持たないと思った」と持ち味のスピードを最大限に生かすクレバーな走りを見せた。
2011年2月13日、クロスカントリー初参戦となった千葉国際クロスカントリージュニア8000mでも優勝。
トラック・ロード・クロカンと2010年度は素晴らしい成績を残し大きく飛躍した年だった。
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2012年箱根駅伝4区で大学駅伝デビュー。故障に悩んできたが前を追う強気の走りで区間2位の快走。明大の総合3位に大きく貢献。
困ったときには