マニア的ボクシング談話室コミュの２００７年総括と２００８年展望

まず、日本を舞台にしたフライ級戦線。
おそらく内藤は陥落。坂田は有力な挑戦者がいないのでしぶとく防衛するかも。
亀田興毅は本人も変な期待がなくなった分、焦らずチューンナップを重ねればよい。
内藤、坂田と亀田の最大の違いは、時間が経てば経つほどステップアップの可能性を残していること。
内藤は、タイトル奪取したポンサクレック戦がベストだろう。

この階級、ブライム・アスロウム、フセイン・フセイン、ロベルト・バスケスはじめ好選手がランカーに並んでいるので、いずれにせよ誰がベルトを持っていても
長期防衛は難しいのでは。

軽量級ではやはり、エリック・モラレスとマルコ・アントニオ・バレラの二人の
メキシコ人名王者の引退が大きかった。
バレラは特に大学生チャンピオンだったことを考えると実に長きに渡ってトップだった。

Ｓバンタムでは西岡のラストチャレンジが見られるか？そして日本チャンプ下田のテンポの速いボクシングに期待。

マルケス兄弟とパッキャオで回る世界戦線に、日本が誇るリナレスとバレロが絡んでくれたら２００８年も見逃せないビッグマッチが見られそう。

しかしこのフェザーでは日本でも榎ＶＳ粟生という国内最大の試合がある。
これは榎をひいきにしている僕としてはエリート粟生をどう料理するか期待。
対する粟生は腰の引けたボクシングでは榎の堅いパンチの牙城は崩せないと思うので
奮起に期待する。榎は本来受ける必要の無い冒険マッチだが、ＷＢＣはリナレスがチャンピオンのため、ＷＢＡのクリス・ジョンにアタックすることになることを見据えると良いのではないだろうか。

中量級では、ライト級のファン・ディアスやデビット・ディアスの防衛戦とやはり一番はウエルター戦線。強い選手が常に集まるウエルター級。この階級で日本人が世界を獲ることは
やっぱり想像できない。
フロイド・メイウェザーを筆頭にミゲール・コットというスターが君臨しているだけでなく、
新激闘王のリッキー・ハットンとオスカー・デラホーヤの対戦の噂。
長身のパンチャーＷＢＯチャンプのポール・ウイウィアムズはかなり強く今年化けるかも。
アントニオ・マルガリートやザブ・ジュダーにシェーン・モズリーの実力者もまだまだ
世界戦線に絡んでくるだろう。無敗のホープ、アンドレ・ベルトも面白い。

誰がメイウェザーを止めるのか。どの対戦カードも好試合になるだろう。
１００キロのちょうど２／３のリミットのこの階級は僕がボクシング観出した８０年前後からずっと世界の中心だ。

ミドルでは、やはり、ジャーメイン・テイラーを破った、“ゴースト”ケリー・パブリックが注目。
このホワイトホープが２００８年どこまでスターの階段を上るかが一番の注目。
そのほか、Ｓミドルではあのカルザゲとケスラーの再戦を期待します。

重量級はやはりヘビー級の停滞がどうなるか。
ウアラディール・クリチコ中心に統一戦でタイトルをまとめて欲しいが、
ビタリが本当に復帰してくれるのを心から望んでいます。

今年も世界のボクシングからは目が離せません。

コメント(11)

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[1] mixiユーザー 01月13日 23:58

イーグルは王者に返り咲きできるでしょうか？
階級上げますかね？

榎VS粟生は見ものです

僕も榎に一票

後、地元の先駆者　嶋田（米倉ジム）を世界挑戦させてほしい

ないでしょうか？バレロ挑戦は・・・せっかく日本にいるのに。

[3] mixiユーザー 01月14日 23:49

川嶋VSムニョスはもっと川嶋に攻めてほしかった。
特にラスト３ラウンド

川嶋よりもムニョスのほうがダメージ（ボディーによる）があった
気がしたし、体力も川嶋のほうがまだあった気がしました。

ムニョスの体調は良くなかったけど、かみ合った面白い試合でした。
残念でしたが、ボクシングの基本挑戦者は攻めないとだめですね。

それと、やっぱりWBCの４ラウンドと８ラウンドにポイントを
発表するのは邪道ですね