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日本デジタルゲーム学会コミュのポスドク向けの研究開発者養成プログラム

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阪大がポスドクを企業に派遣する再教育プログラムをやっているのですが、ゲーム業界での募集も行われていました。
http://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=1&id=D109060712&ln_jor=0
任期三カ月で、コンピュータゲーム制作企業でプログラム開発。その間の給与は大学から出る。
プログラム終了後,協議の上,企業で継続雇用される場合があるとか。

1)産学両方の経験がある教員, 2)大学院レベルでのゲーム制作人材育成プログラム, 3)採用する企業の人材評価手法, といった条件が整うまでは、産学のミスマッチは存在し続けると思います。それまでは大学院インターンシップとか大学が給料を出す人材派遣といった形で、企業と院生とが試行し学習できる機会が増えるのは興味深いと思います。

コメント(9)

書こうとしたら,先を越されていましたw
博士課程以上の人材の活用という点でも興味深い試みですよね.大学で座学をするより,実際に企業で鍛えた方が人的資源形成には効率的でしょう.受け入れ先の企業も気になるところです.
> 大学で座学をするより,実際に企業で鍛えた方が人的資源形成には効率的でしょう.

えーと、なんだかポスドク=役立たずという先入観があるような...泣き顔 ゲームの教育利用の専門家とかだったらどうかわかりませんけど、おそらくこの求人が想定しているであろうコンピュータサイエンスの博士号とった科学者なら、座学どころかいわば世界を相手に独創的な仕事をしたわけで、十分鍛えられていると思います。

アメリカのゲーム業界ではPh.Dしか採用していないところもあります。
http://www.ailive.net/careers.html

むしろ、このプログラムで本当に人材資源形成をするのは、日本のゲーム企業の採用担当者なんじゃないかと思います。つまり正社員採用というリスクを軽減しつつ、研究開発人材を評価するというノウハウを企業は得られるわけです。私は阪大関係者ではないのであくまで推測ですが。

でも、歴史的にみれば順番が逆で、アメリカでゲーム企業が「どこの大学院から何人採用する」という戦略的な採用をするようになったのは、某大学院の部局長が長期休暇をとってゲーム企業で働いてアカデミアの価値を認めさせたところからはじまっているんですよね。



そこで元トピックでは教員の経験を条件にあげさせていただきました。このへんの話はCEDECのAIセッションで紹介するかも。
いやいや、誤解です。座学云々はポスドク一般の話じゃなくて、日本の大学のゲーム開発者教育の話です。

日本では、企業の偏見もあり、優秀な博士課程の学生やポスドクが活用されていません。また、ゲーム開発では産学連携が進んでおらず、それぞれが同一領域(AIなど)の研究を個別に行っている現状がある。このプログラムはこの現状を打開する可能性があり、興味深いと考えています。
都内の中規模ゲームデベロッパーで、テクニカルサポートをしている者です。

すいません。
なかなか話についていけないのですが。
博士号をとった人が、デベロッパーに入った後のキャリアパスが、良く分からないです。

通常の新入社員と一緒に、ゲーム作りを一から学んで、はいったプロジェクトの中で専門知識が必要な仕事が出てきたら、担当してもらう。
という話なら、なんとなく想像が付かないでもないですが、その場合は給与の支払いも、通常の新入社員と同じか、少し高い程度のレベルにしかならない気がしますし、研究開発の仕事が出来る訳でもないので、ポスドクの人のメリットは薄い気がします。

ですが、ここで話が出ているポスドク採用の話はそんな話ではなく、博士号をとった人がその知識を生かして、デベロッパーで研究開発してもらおうと言う話だと思いますが、自分の聞いた話では国内デベロッパーの研究開発部門が、キチンと収益に貢献している話を余り聞いた事がありません。
となると、新卒のポスドクをバリバリとって研究開発というのも想像が付かず、どういうキャリアパスがあるのか疑問が多いです。

海外でのポスドクのキャリアパスは、どのようなものが在るのでしょうか。

> アメリカのゲーム業界ではPh.Dしか採用していないところもあります。
> http://www.ailive.net/careers.html
ailive社はWii用のミドルウェアを作っている会社ですね。
> yakumoさん
失礼しました。誤解していました。
「座学で鍛える」というのは、日本の大学院でよくやってる(評価尺度不明瞭な)ゼミナール型教育全般のことかと勘違いしてました。
 ご指摘のとおり、日本のゲーム開発の授業では他の分野にくらべて講義形式が多いのは非常に残念です。国内大学でも先進的な分野ではプロジェクト型教育を実施していますが(http://ci.nii.ac.jp/naid/110006530792/)、ゲーム分野は学習科学のプロがいないので講義形式かOJTかという不毛な選択になってしまうのだよなあ。
 大学でシリアスゲーム開発をやる教育側のメリットとしては、クライアントの要求にもとづくプロジェクト型教育ができるところにあります。しかし日本の大学でシリアスゲームを教えるとなぜか座学になってしまう。

> itohtakさん

> 国内デベロッパーの研究開発部門が、キチンと収益に貢献している話を余り聞いた事がありません。

R&D部門を持てない規模の中小企業では、リスクのある開発は大学にアウトソーシングするという方法もあります。

> どういうキャリアパスがあるのか疑問が多いです。

いまのところロールモデルはあっても道はできていないですね。
 とりあえずバリバリやってる人を紹介。
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0901/08/news129.html
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0901/09/news075.html

今回のすごいところは大学院の事業として行われるところです。教員がゲーム企業と契約するという段階をすっとばして、いきなり博士課程修了者を送り込む決断をした責任者は(大学院重点化政策の失策を回復するという名目はあるにせよ)すごい。

> 海外でのポスドクのキャリアパスは、どのようなものが在るのでしょうか。

海外でもポスドクにキャリアパスは用意されていませんでした。みんな修士卒の明るい未来しか語らない(-_-)。
 ただしシリコンバレーには大学院生からベンチャー企業というサクセスストーリーがあり、ベンチャー企業を起こす院生をさがしに大学院に教えにいく博士がいたのが大きかった。ですからゲーム業界に高学歴少数精鋭のベンチャー企業が出現したのは、ゲーム開発者教育をしていた人の期待を越えていたんじゃないかと思っています。この話は学会誌の産学連繋コーナーに出そうかな。

> ailive社はWii用のミドルウェアを作っている会社ですね。

はい。YouTubeでは共同創業者のカリフォルニア大学の先生が日本語吹き替えでWiiMotionの実演してますね。

博士が営業もするところが強みなのはわかるけど、ビームサーベル(ガンダムですか)で淡々と人形を破壊する博士がこわい...。
> Zubattoさん

コメントありがとうございます。

> http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0901/08/news129.html
> http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0901/09/news075.html
三宅さんにはお世話になっています。

結局は企業側の受け入れ態勢の問題がしてきました。
ソフトウェア工学やプロジェクトマネジメントの重要性が最近叫ばれていて、
自分もその様なスキルをもった人材を取得したいと思っていますが、
経営と現場双方に重要性を説明できなければ、
採用の為のコストを出してもらうのは難しいです。

その為にはまず自分たちで、
ソフトウェア工学やプロジェクトマネジメントの有効性を証明しなければいけない、
と言うニワトリタマゴですね。

ありがとうございました。
そして次の任期3ヶ月の求人がはじまった...
http://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=1&id=D109101074&ln_jor=0

それはそうとこの前、ゲーム研究と関係ある研究室の現役東大院生と話したのですが、ちょっと現役院生のキャリアパスがやばい気がしてきました。博士課程で国内マイナー学会しかはいっておらず、かといって実践的な教育にも興味をもっていなかった...。就職どうするんだ?
 もしも博士課程に魅力がなくなったあとも従来どおりの学生数を採用し続ければ、とうぜん質も低下するわけで、博士人材は世界で通用する人材であるという前提が現役生ではそろそろやばい気がしてきました。
ということでオーバードクターには現役生に負けずに社会復帰していただきたい。

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