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茶道の心を味わう研究会コミュの寒い日もある 10連休♪

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歴史上初めての10連休、観光地やイベントは連休前から熱が入って寒くはないのでしょう。

大勢が詰めかけるところは、歴史的な高売り上げで沸くに沸く好機、向かいの超高層ビルのワテラスでは前庭屋外での3日間のジャズフェスタも昨日で終って静かになり、しょんぼりと人混みを避け、事務所で一人籠って茶席のメインテーマを顕す掛軸の言葉の解説書‘茶道叢話抄’の執筆やそのプリント製本を始めました。

数日前に送られてきた禅文化研究所の機関誌を読んでいたら禅語「好雪片々不落別処」の意趣が解説されていました。普通の禅語では、「好雪片々(こうせつへんぺん)+不落別処(べっしょにおちず)」と意味を捉えるのが一般的ですが、本来これは「好雪+片々不落別処」であるというのです。

奥意は「片々として降ってくる好ましい雪は、他でもない落ちるべきところに落ちている」ではなく、「素晴らしい雪だ、片々として落ちるべきところに落ちている」なのです。調べたところ禅語辞典の多くは4字2句で読んでいますが、幾つかの禅語辞典は上記の本来の意趣で意味を捉えていました。

私の指導する茶道の心を味わう研究会の会員で「好々(ハオハオ)」名の中華料理屋の主人がいましたが、今は高齢体調不良で引退、彼の店は「好ましい店」ではなく「素晴らしい店」でした。好々主人はハイレベルの茶人で、名茶人の益田鈍翁が創始した日本では一番の名品茶道具が展観できる大師会の定期会員でした。

昨年初めて鈍翁茶会に参席しましたが、お点前はあるものの大師会の轍を踏んで名品道具の展観茶席でした。「素晴らしい」席は道具ではなくて茶席運び、「不落別処」の清談こそ欲しいところでした。

現在家の広間の床には、山本玄峰老師筆の背面達磨図賛「行到水窮処」(行いては到る水のきわまる処)を掛けています。水窮処もまた別処ではありません。

平成も愈々明日まで、第二次世界大戦後、米軍マッカーサー元帥は天皇制廃止を要求しました。時の幣原首相は玄峰老師にその打開策を相談、玄峰老師は「天皇は国の象徴」でどうかと応えました。対話の応えを手にしての日米協議が受け入れられて天皇制は存続することが出来ました。この秘話は5年前に宮内庁関係の学者が書籍に書いて公表に至りましたが、私は玄峰老師の侍者をして隣室で二人の対話を聞いていた大嶽老師から40年前に聴いていました。

この玄峰老師なくして、人格高潔で日本国民を惹きつけてやまなかった平成天皇による近年の庶民との対話の畏敬の善行は存在できなかったのです。

平成もあと一日、明けて5月5日は淡交社で10冊以上の茶書を執筆出版している茶人の夕ざり茶事に呼ばれています。大嶽老師はこの茶人とは共通の知己ですので、天皇は国の象徴の話しにも及ぶでしょう。

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