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茶道の心を味わう研究会コミュの「茶道の心を味わう研究会」広徳寺茶会の出会い・・・

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大勢の方に参加戴き、ありがとうございました。翌23日は研究会の講話会、出張で四日市に行き市営茶室でやっている日釜に参加、そして道具片付けの間もなく、松戸での茶会と続き、やっと落ち着いて報告です。

前日には一日会場の坐禅堂と付随茶室を掃除、数道具、水屋道具を出して準備。翌日は8時45分に席の準備ができ、9時10分前に最初のお客様。

江戸千家渭白流 家元席は期待通りの席だったようですし、境内の前田家大書院前庭の紅葉も見事で、参加者に楽しんで戴けたのではと思います。また研究会茶会という堅い会名称のために、一体何事かと来て下さった方もあり、想定を超える大勢の方が見えて恐縮の至りです。混雑でご来席者にはご迷惑をかけていないか、心配しています。

研究会席も寄付きと本席を繋げて、途中から大部屋にしてお入り戴きました。寄付きの掛け物はここでも予告編を出しましたが、
    落花随風 山風の 弛めば小止む 降る雪と 霙るは花の 散るにぞなける 加茂季鷹
で、ここでの花は、栄華、お金、地位、華やかさ・・など、みぞれがそれらを散り落としてくれるが、それだけではない・・ではそれ以外の散り落すものは? と、お待ちの方に問いかけました。

ある方は「・・・心の塵も落としてくれるのでは」と勇敢なお答えを下さいました。・・でもそれはちょっと、奇麗事! 花は白ト伴に紅葉の照葉、花入れは初期黄瀬戸。

茶席は逆勝手の向切り、前床板が狭くてマニュアル通りでは、殆どのお客様にお尻を向けての点前になるので、少し正客の方を向いて点前に変更。掛け物は、1790年の諏訪藩千野家の箱書きのある、下諏訪温泉寺住職(妙心寺511世)の願王全提禅師の、大慧禅師の碧巌録焼書図賛です。
    投壑滴水 浮三有船 焼書煙災 人天共ドウ(口偏に同) 

大慧禅師は、多くの禅僧が碧巌録という最高のマニュアルに固執するので、それを焼き捨てたところ、人界も絶対の世界も、共に悟り朗らかになったということです。私達も、テキストやしきたりにがんじがらめにならない、心安らかな茶道を楽しみたいですね。

他には、釜が古天命の平正福寿形 箱書きは1730年の伊藤氏の銘はやまの里。茶碗は古上野、三島紋献上唐津、ドイツ人陶芸家の筒高台草紋茶碗。水指は唐代詩人杜牧の詩が書かれた舟遊山水紋染付末広形清朝器、茶杓は現代のもので、利根川重明作 煤竹 銘空山・・といったところでした。

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