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茶道の心を味わう研究会コミュの心に残る今月の言葉 第11回

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★沢庵=たくわん
沢庵は大根の漬物です。徳川三代将軍家光が品川東海寺に沢庵和尚を訪ね、何か美味しいものをと所望しました。何もない禅寺です、やむなく大根の漬物を出しました。生まれて初めて食べて名称を聞いたので、沢庵和尚は「貯(たくわ)え漬けです」と答えました。「これは旨い、以後沢庵漬けと呼べ」と云ったと伝えられます。370年前に「ちびまるこちゃんふりかけ」のような個人名を品物に付けた元祖、その伝統は工場でロボットに「聖子ちゃん」と名づけているなど物を人間化して大事にする日本の風習となりました。

★清泉=せいせん
清泉は字の通りに「清い泉」、また硯の別名でもあります。禅では古来から、「来客があり、出すものがなかったら、せめて一杯の清い水を出す」という意味に使われました。清は清貧の「清」です。物欲から離れた生き方を説いた、夢窓国師の偈頌(げ じゅ)(道を説いた宗旨を含んだ漢詩)の一節です。夢窓国師は甲斐の人、関東にも多くの足跡を残し、京都の天龍寺、相国寺の開山となりました。今年は夢窓国師が正平6年(1351)に亡くなって658年になります。

★雲泥の差=うんでいのさ
成功した人やお金持ちと一般庶民では「雲泥の差」があるなどと使われます。後漢時代に呉蒼が隠者矯慎に宛てた手紙に「雲に乗り、泥を行き、棲宿同じからずといえども、西風あるごとに、歎ぜざらんや」と書き、矯慎は雲に乗る生き方、自分は泥を這うほどに生活の仕方は違うが、秋風が吹いたら一緒に話しがしたいと伝えました。今は差別を表現する言葉ですが、かつては生活の仕方の違いを表現したもの、昔は生き方の違いを超えて交遊を楽しんだのです。

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