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茶道の心を味わう研究会コミュの今月の言葉 第1回

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「宗旦伝授聞書」では、皆さんに眺めて戴き、有難うございました。平成20年10月からは、新たに「今月の言葉」をスタートさせます。
これは、月釜、この9月で第146回をやりましたが、その月釜のご案内ポスターに毎回掲載していたものです。これから、月釜3回分の今月の言葉を毎月月初めに掲載します。なお月釜は12月は休会していますので、1月初めはここでは休載とします。
何気ない古くからある言葉、そこには真実が秘められていたりします。皆さんの心に触れられれば幸いです。

【日々是好日=にちにちこれこうにち】
一般には「ひびこれこうじつ」と読んでいます。毎日が良い日続きであるようにと解釈されていますが、本来はそれだけでなく、マニュアル、しきたり、式法、他人の目、お金、うわさといった、社会の規則やしがらみや欲望など、一切の束縛から自由になって、心安らけく毎日を過ごすことを言っています。悪いことがない日々であることは勿論、良いこともない日々です。

【笛吹けど踊らず=ふえふけどおどらず】
不景気の上にまた大手スーパーが倒産、企業のリストラは続きます。笛吹いて踊るというのは、踊らされてる意味。いかにも良さそうな商品の宣伝に乗せられたり、横並び思想でブランド製品を買いたくなりますが、踊る消費者は減っています。この言葉は中国の古い物語に出てきそうな言葉ですが、『新約聖書マタイ伝』に出てくる言葉です。味わいの笛は、冷え冷えした月冴(さ )える夜に、響き聞こえる澄み切った笛の音ではないでしょうか。

【笑いを含み地に入る】
入地は死ぬこと、文字通りでは「微笑んで死んでいくこと」です。後漢の県長の韓韶は流入してきた難民のために倉を開いて食物を与え、土地の戸主たちが避難したので、「長く溝壑(物を捨てる溝)の人を生かし、これを以って罪に伏するは、笑みを含みて地に入ると云わん」と、ゴミ捨場に住むような難民を救済し、たとえ罪になっても思い残すことなく安らかに死んでいけると答えました。宋代の内戦に殉じて城を開け渡した唐重の物語にも同じ言葉が出ています。

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