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いすみ鉄道友の会コミュのいすみ鉄道 情報Room

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コメント(233)

国交省としては、今までさんざん線路状況について指摘してきたにもかかわらず、
対応が後手後手に回った結果の今回の脱線事故ですので、態度を硬化させ、
「指摘した箇所を全部直さないと運行再開させねぇぞ、ゴルァ!!」
という感じなんじゃないでしょうか。

また、沿線市町に置かれましては、い鉄の復旧費用に加えて、
代行バスの運行費用も出さなければならないという、
まさに弱り目に祟り目、踏んだり蹴ったりの二重投資になるわけですが、
第三セクターを運営する自治体として、しっかり責任を果たしていただきたいところです。

それにしても、い鉄は今後どうなっていくんでしょうね?
今回の件で、沿線自治体はローカル線を運行していくことが
(主に金銭的な面で)どれほど大変か思い知ったはずですから、
今回はとりあえず復旧させるにしても、将来的には何らかの方法で
路線短縮やバス転換などを模索する動きも出てくるんじゃないでしょうか?

一介の鉄オタの私は見守るしかすべがないのですが、
とりあえずなるべく早い時期の復旧を祈ってます。

>>[194]
修復断念からの廃止にならなければ良いのですが…
JR貨物といい、下手すると人命がヤバイ事故(事件?)が多発してます。
鉄道の事故は勘弁願いたいですね。
>>[195]
昨日のNHK ニュースWEBに以下の記事が載ってました。

以下引用
【千葉 いすみ鉄道来年春ごろ一部区間運転再開目指す方針】
ことし10月の脱線事故のあと全線で運休が続いている千葉県の
「いすみ鉄道」は、来年春ごろをめどに一部区間での運転再開を
目指す方針を明らかにしました。

千葉県いすみ市と大多喜町を結ぶいすみ鉄道は、ことし10月4日に
列車が脱線する事故があり、その後、2か月以上にわたって全線で
運休が続いています。
いすみ鉄道はこれまで、復旧について「長期化が見込まれる」などと
見通しを示していませんでしたが23日、報道各社の取材に対し、
来年の春ごろをめどに一部区間での運転再開を目指して
復旧工事を担う事業者と調整を進めていることを明らかにしました。

一方で23日は、大多喜町の上総中野駅で接続している小湊鐵道とともに、
沿線の活性化に向けたクラウドファンディングの立ち上げについて
記者会見を行いました。
来年3月までに総額1200万円余りを目標に資金を集め、
運休している路線を含めた沿線などで、古民家を改装した宿泊施設や
新商品を開発した地元の菓子店などが提案するあわせて
10のプロジェクトを支援するとしています。
いすみ鉄道営業課の吉田貴文副長は、「プロジェクトを通じて、
運転再開後にもう一度いすみ鉄道を盛り上げていきたい」と話していました。
また、小湊鐵道の石川晋平社長は「移動先に楽しい目的地があれば
利用者も増えると思うので、プロジェクトに期待したい」と話していました。

引用終わり
なんかAIで文章を作ったような微妙な言い回しが気になりますが(笑)、
とりあえず、い鉄が来春までに一部区間復旧ということで喜ばしい限りです。

一部区間とは、おそらく大原ー大多喜間でしょう。
この区間は特に通学生が多く、代替バスでは生徒の積み残しの問題が
指摘されていたところですからねー。
となると、残りの大多喜ー上総中野間の復旧はいつになるのかが
知りたいところです。
大井川鐡道の笹間渡から先みたいに「復旧する・復旧する」と
言ったまま早何年、にならなければよいのですが…。

またクラファンの件は、なにもこの時期にやらなくても…というのが
正直な感想です。
い鉄はご存じの通り脱線事故で運転見合わせ中ですし、
小湊の方は小湊の方で、現在上総牛久以遠の存廃について市原市と協議中です。
クラファンなんかやってるヒマあるの?
クラファンをするのであれば、鉄道の復旧・存続のために使うお金を募るべきでは?
なんで地元の町おこしNPOがやるようなことをやるんでしょうかね?
記事を読む限りでは、吉田氏、石川氏とも心ここにあらずというか、
他人事みたいなこと言ってますし。
何かウラがあるのかな?
1/11のNHKニュースWEBによると、
脱線事故後運転見合わせが続く、い鉄に対し
千葉県が復旧費用として1億円を今年度の補正予算に
盛り込むことを決定したそうです。

【以下引用】
千葉県「いすみ鉄道」復旧支援へ 補正予算案 約1億円計上

去年10月の脱線事故のあと全線で運休が続いている千葉県の「いすみ鉄道」について、
県は今月まとめた補正予算案で、復旧を支援する費用としておよそ1億円を計上しました。
千葉県いすみ市と大多喜町を結ぶいすみ鉄道は、去年10月4日に列車の脱線事故があり、
その後、3か月以上にわたって全線で運休が続いています。
現在はバスによる振り替え輸送が行われ、一部の区間でことし春ごろの運転再開を
目指していますが、沿線の高校の生徒などへの影響が長引くことが懸念されています。
このため千葉県は、早期の運転再開に向けて支援を拡充するため、今月開会する議会に
提出する今年度の補正予算案におよそ1億円の費用を盛り込みました。
県によりますと、利用者が多い大原駅と大多喜駅の区間で、線路を修繕するなどして
復旧を完了させるには、最大3億円ほどがかかる見込みで、
県のほか沿線の4つの市と町の予算、それに経営安定のための基金を取り崩すことで、
全額を賄う予定だということです。
いすみ鉄道は、「県や地元自治体の協力を得ながら、
復旧を進めていきたい」としています。

【引用終わり】
それにしても、今回の脱線事故については復旧までの期間が二転三転し、
しかも発表のたびに復旧予定日が遅くなっていくという体たらくで
やきもきしていたのですが、今回の千葉県の発表により、
事態の進展が望めることとなり、一安心です。
ちなみに、今回までの状況を時系列に並べると大体こんな感じです。

【2024.10.4】脱線事故発生
【2024.10.7】脱線事故のいすみ鉄道 今月中の運転再開目指す 社長が記者会見で表明(千葉テレ)
https://www.youtube.com/watch?v=Wt-NHawGhXk
【2024.11.18】いすみ鉄道、脱線後の要修理「全線に」 25年春の復活焦点(日本経済新聞)
       https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC023C60S4A101C2000000/
【2024.12.11】脱線のいすみ鉄道「3月再開で調整」 大多喜町長 (千葉日報)
       https://www.chibanippo.co.jp/news/local/1313456
【2025.1.2】いすみ鉄道、運行再開遅れの可能性 新春あいさつで市長(千葉日報)
       https://www.chibanippo.co.jp/news/national/1322820
【2025.1.11】千葉県「いすみ鉄道」復旧支援へ 補正予算案 約1億円計上(NHK WEB)
       https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250111/1000112984.html
【2025.1.11】運行再開日程、1月末公表へ 脱線のいすみ鉄道(千葉日報)
       https://www.chibanippo.co.jp/news/local/1343022

こうやって見てみると、い鉄の古竹社長や大多喜町長の能天気さが
際立ってますが、ひょっとするとコレはマスコミや高校生の父兄から
「い鉄はいつ復旧するんだ、何月何日何時何分何秒に復旧するんだゴルァ!!」
と詰められて、仕方なく希望的観測を言ってしまったのかもしれませんね。
大原ー大多喜間の復旧だけで3億円かかるとは、
それだけ、い鉄の設備が老朽化していたということですね~。
雰囲気的には、復旧費用3億円のうち、県が三分の一、
沿線4市町(いすみ市・大多喜町・勝浦市・御宿町だったかな?)が
三分の一、い鉄が残りの三分の一を出す感じなのでしょうか。

い鉄はたぶん経営安定化基金をとり崩して費用に充てるんでしょうが、
い鉄にそれだけの金額って残ってたんでしょうか?
また、勝浦市・御宿町では、いすみ市・大多喜町に比べ、
い鉄の利用者が少ないことが考えられるので、
今回のような降ってわいたような脱線事故に巻き込まれることで
復旧費用を負担しなければならなくなる点については、
住民の皆さんは納得できるんでしょうかね?

いずれにしても1月末に運行再開予定が出るようなので、
その発表を待ちたいと思います。


ちなみに、千葉県のHPの当初予算・補正予算の概要の
「令和6年度2月補正予算について」で、以下のように
発表されています。

【以下引用】

2 その他の事業費に係るもの
○いすみ鉄道基盤維持費補助(交通計画課)

100,000千円 (既定予算とあわせ 183,571千円)

令和6年10月の脱線事故を受け、いすみ鉄道の早期復旧を図るため、関係市町との協調により実施しているいすみ鉄道の施設の維持・修繕等に係る補助を増額します。 [補助対象]鉄道施設の維持・修繕費 [補 助 率]補助対象経費の1/2(ただし、市町の補助金の合計額の範囲内)

【引用終わり】

私は千葉県民ですので、一億円を千葉県の総人口
6,275,564人(令和6年12月1日現在)で割った
15.9円余りを、い鉄に上納させて頂いております。m(_ _"m)ペコリ

ホント、頑張ってくれよ、い鉄!!!!
そして、ここまで気を持たせた挙句、空振りするまでがワンセット(笑)

【いすみ鉄道運行再開の時期について 1/29付HP】

令和6年10月4日に発生した脱線事故による運休が続き、ご利用のお客さまや地域のみなさま、関係者のみなさまに深くお詫び申し上げます。

復旧時期を1月中にお知らせできるよう、復旧工事を進めてきたほか、線路設備の調査や施工スケジュールなどの調整を鋭意進めてきたところですが、現段階では、お知らせすることが困難な状況です。

今後の見通しについては、あらためてお知らせいたします。

ご利用のお客さまには、ご迷惑おかけしますが、まずは大原・大多喜間の復旧に向け、関係者と取り組んでまいりますので、ご理解をいただけますようお願い申し上げます。

いすみ鉄道株式会社
夷隅郡大多喜町大多喜264
代表取締役社長 古竹孝一

【引用終わり】
と思ったら、い鉄のお隣の小湊鐡道も騒がしいみたいですね~。
1/30付の朝日新聞に、以下の記事が載ってました。

【以下引用】
小湊鉄道、法定協議会への移行を辞退 財政支援巡る準備会議は終了

鉄道事業の赤字が続く小湊鉄道(千葉県市原市)への支援を目指す法定協議会の
設置準備調整会議(座長=藤井敬宏・日大特任教授)は28日、同社から
辞退の申し出を受け、法定協議会への移行を取りやめることを決めた。
準備調整会議も同日で終了することになった。

準備調整会議は、同社から財政支援の要請を受け、市原市が2023年7月に設置した。

会議は非公開で、この日は5回目の会合。列車の運行を同社が担い、線路などの
鉄道インフラや土地を行政側が保有する「完全上下分離」方式など3パターンの
支援について、10年間で約8億〜20億円程度赤字が縮小する一方で、
行政負担額は約12億〜21億円増加するといった試算が示された。

これに対し、同社は、法定協議会への移行の辞退を申し出た。国の
社会資本整備総合交付金を活用した支援を行っても、赤字が解消されないうえ、
経営の自由度が制限されることへの懸念があったとみられる。

同社からは「減便やワンマン化など合理化とともに観光需要の拡大を目指し、
鉄道の維持に努めたい」といった趣旨の説明があったという。
市は事業補助といった従来通りの支援を続ける方針。

【引用終わり】
また、先ほど放送されたNHKのニュースでは、
以下のように報道されてます。

【以下引用】
千葉 小湊鐵道 市原市などが示した“支援の方向性”を辞退

厳しい経営状況が続いている千葉県の小湊鐵道が財政支援の拡大を
求めたことを受けて、地元の市原市などは、国の交付金の活用などを
盛り込んだ支援の方向性を示しました。
しかし、小湊鐵道は受け入れられないとして辞退する考えを伝え、
減便などを検討して経営改善に努めるとしています。

市原市と大多喜町を結ぶ小湊鐵道は、沿線の人口減少などを背景に
鉄道事業で赤字が続き、このままでは一部区間で廃線を含めた検討も
必要になるなどとして、2023、市原市に対して財政支援の拡大を求めました。
これを受けて市や県などは、利用状況の調査やコストの試算などを踏まえ、
28日、乗客の少ない一部区間で国の交付金を活用し、線路や設備を
別団体が所有する「上下分離方式」を導入する案などを盛り込んだ
支援の方向性を示しました。

しかし小湊鐵道は、全線で一体的に経営を続けることが重要で、
一部の区間に限って交付金を受けるのは難しいとして、30日までに
辞退する考えを伝えたことを明らかにしました。
経営の改善に向けては、乗客が少ない区間で平日に減便を行うことや
、ワンマン運転を導入することなどを検討するということで、
石川晋平社長は、「経費を削減しながら、観光客の誘致などによって
収入を増やしていきたい」としています。

【引用終わり】
小湊鐡道側としては、
「市原市に入ってもらって三セク化してもらいたいなー(はぁと)」
という、いささか虫のいい考えだったのではないでしょうか?
あるいは、小湊鐡道は市原市にとって観光の目玉だから、
見捨てはしないだろう、という気持ちもあったのでしょう。

一方、市原市の方はヘタに鉄道事業者として小湊鐡道の経営に参画し、
脱線事故でも起こされた日には大変なことになるのは、
い鉄を見てよくわかってますし、観光は重要だが小湊鐡道では
コスパが悪すぎる、と判断したんだと思います。

そして決まった内容について、小湊鐡道では五井ー上総牛久間の
16kmぽっちを残されても困りますし、この区間にはATSが入っているため、
路盤の整備だけでなく、ATS関連の設備のメンテも必要で、
地味にカネのかかる区間なのです。
また、NHKニュースの方で、
「線路や設備を別団体が所有する上下分離方式」とありますが、
この「別団体」なるものが市原市や千葉県とはどこにも書いていないため、
ひょっとすると、大井川鐵道×エクリプス日高や、宮福鉄道×WILLER TREINSの
ように私企業による上下分離かもしれないんですよね。
エクリプスやWILLERならともかく、千葉県だと京成電鉄が入ってくる可能性があり、
それだけは避けたかったのではないでしょうか。

まぁ、いずれにしても「行政による一括三セク化」以外は認めないという
かたくなな姿勢が吉と出るか、凶と出るかの分かれ道です。
ただ、減便やワンマン化というある意味後ろ向きな対策では
長続きしないような気もします。
これが巡り巡って、い鉄の動向にも影響を与えなければよいのですが。

ところで石川サン、もしかして小湊鐡道の経営に対して熱意を失ってます?



亀報告になりますが、2/28付け「東洋経済オンライン」に
以下の記事が掲載されました。

【脱線車両を放置「いすみ鉄道」社内で何が起きた?
かつてはローカル線再生の優等生だったのに】
https://toyokeizai.net/articles/-/858589

【以下一部引用】
いすみ鉄道では2020年代に入ってから、保線の不備などについて
国土交通省関東運輸局より複数回にわたって行政指導を受ける事態となっていた。
まず、2020年12月10日付で「自動列車停止装置(ATS)の動作試験未実施」
「車両検査未実施」など4項目について行政指導を受けた。
この時の行政指導は、保線に関するものではなかったものの、
すでにこのころから線路の劣化が目視でもわかる状況となっていたようで、
そのことを心配した県民から「このままでは、いすみ鉄道で脱線の恐れがある」と
千葉県総合企画部交通計画課に通報がなされた。この時、問題のある箇所などを
指摘した詳細なレポートも県に提出されており、
県はこの内容についていすみ鉄道に報告を行ったという。

さらに翌年の2021年11月4日には、いすみ市議会でも
「いすみ鉄道の安全性」について、大曽根信太郎市議会議員(当時)から
一般質問がなされたが、この質問に対していすみ市企画政策課の
海老根良啓課長(当時)は、いすみ鉄道側から
「運行に支障をきたす問題はない」という説明を受けたと答弁している。
2022年の夏頃からは、犬釘が抜けて軌道パッドが飛び出している
いすみ鉄道の線路を撮影した画像などがSNS上でも拡散されるようになり、
こうしたいすみ鉄道の問題が徐々に社会に認知されるようになっていった。

(続く)
そして、いすみ鉄道は、2023年1月25日付で関東運輸局より
保線の不備についての行政指導を受けた。その後、いすみ鉄道は、
指摘をされた項目についてはすべて改善措置を講じたとする趣旨の
報告を関東運輸局に対して行っているが、この報告書の中でいすみ鉄道は
、こうした状況が発生した原因について
「対処方法や管理方法について十分理解していなかった」
「計測業者からの検査報告書の確認を十分に行っていなかった」ことを
理由に挙げており、鉄道そのものに対する理解不足が目立つ内容となっていた。

関東運輸局鉄道部の鉄道安全監察官に話を聞いたところ、
「2024年6月にいすみ鉄道に対して保安監査を実施したところ
改善できていない箇所があった」といい、この4カ月後となる
10月4日に脱線事故が発生することになった。
関東運輸局では、その後の「10月18日付で6月の保安監査に対する
改善指示文書を送付した」というが、
「いすみ鉄道側は自力では直せないと言っており、鉄道・運輸機構に
技術的なアドバイスをもらいながら改善しようとしている」ほか、
「事故現場に放置された車両についてもいすみ鉄道側では
動かしてよいのかどうか判断できないようだ」と回答した。

【引用終わり】
ずげぇな、い鉄。
「対処方法や管理方法について十分理解していなかった」とか。
「いすみ鉄道側は自力では直せないと言っており」とか。
「事故現場に放置された車両についてもいすみ鉄道側では
動かしてよいのかどうか判断できない」とか。
言ってることがまるで一般人みたいで、
とても鉄道会社の言っていることとは思えません。
これでは、復旧がいつになるかわからないのも当然です。
逆にこんな状態でよく鉄道を運行してたな、と驚くレベル。
ちなみに、同記事で、アノ方はこう言ってます。

【以下引用】
現在は大井川鉄道社長を務める鳥塚氏にこうした現状についての
思いを聞いたところ、「強いて言うのであれば、
今回は第三セクターの悪い面が表面化したのではないか。
公募社長うんぬんを議論する気はないが、
鉄道経営に対してもう少し真剣になるためのフェールセーフ機能が
存在していないことも遠因ではないか」と述べた。

【引用終わり】

「第三セクターの悪い面」とは、おそらく責任の所在が
明確になりにくい点を指すんじゃないんでしょうか。
[191]にある通り、い鉄は2013年にも線路の整備不良があるにもかかわらず
運行を続けて脱線事故を起こしていて、この際国交渉省から
きつく注意されているにもかかわらず、今回同じような事故を起こしたということは、
その後のい鉄の中で、事故の再発を防ぐための原因の共有や申し送り、
人員配置等がされていなかったんじゃないでしょうか?
なので当時の社長だった、偉そうにインタビューに答えている
アノ方にも責任の一端があると考えます。

そして、もう一つはせっかく市議会でこの点が指摘されたのに、
い鉄から「運行に支障をきたす問題はない」という説明を受けた、として
そのまま納得してしまうという行政の無関心さです。
なんで、もっと詳細を調べようとしなかったんですかね?

さらに、社長の古竹氏は自分が率先して復旧の陣頭指揮を
取らなければならないのに、「事故現場に放置された車両についても
動かしてよいのかどうか判断できない」とか、鉄道会社の社長としての
適性を疑われても仕方ないかんじですね~。

いずれにしても、今回の脱線事故は鉄道に無関心な行政と、
鉄道に対するリテラシーの足りない社長が組むとどうなるかを示した
好例であると考えます。

アノ方の言うとおり、鉄道経営に対してもう少し真剣になるための
フェールセーフ機能を存在させる必要があるんじゃないでしょうかね?
まぁ、アノ方に対しては、「どの口がそんなコト言うんだ!(怒)」
という感じですが。





と、思ったら、2/22付の日本経済新聞に以下の記事が載ってました。

【ローカル鉄道、脱線防ぐ ノウハウ共有を国が支援】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA205L80Q5A220C2000000/?_gl=1*cist27*_gcl_au*MTgzMzMyNzYwNi4xNzM1MjI2ODYy*_ga*MzA3MjYwNjUxLjE3MTg4MDMwNDc.*_ga_PXS8451SBG*MTc0MDI5NDYyOS4xNi4xLjE3NDAyOTUwMjUuOC4wLjA.

い鉄をはじめとして、熊本市電や弘南鉄道など、全国の鉄道で
脱線事故が続いていることから、国交相は2025年春から
JRや大手私鉄の関連会社と連携し、保線に関するノウハウを
ローカル鉄道側に伝える取り組みを始めるとのこと。

具体的には、高い技術力をもち、ノウハウも豊富な
JRや大手私鉄の保線を担う系列会社、鉄道建設・運輸施設整備支援機構
(鉄道・運輸機構)などが地方の各社の支援に入るとのこと。
社員研修や線路保守の実施計画づくりも手助けするらしいです。

国交省はまず全国11社の鉄道の支援に乗り出すようで、
東日本では、い鉄のほか小湊鐡道、鹿島臨海鉄道、上信電鉄、
富士山麓電気鉄道、そしてアノ方のいる大井川鐡道も入ってます。

い鉄については、現在の右も左もわからない状態から
脱却できるだけでもラッキーといえるでしょう。

ただ、元々JRや大手私鉄の線路保守を行っている会社なので、
その方法もカネをかけた本格的なものになりやすく、
ヒト・モノ・カネのないローカル私鉄にも対処できる
方法を伝授できるかがカギですね~。




い鉄はいつになるのカナ~?

NHKニュースより

【大井川鉄道の社長 不通区間は4年後の全線再開を目指す考え】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20250310/3030027278.html
い鉄がまたやらかしたみたいですね〜。

【運行再開年単位遅れも 工事費は十数億円相当 全線運休中のいすみ鉄道(千葉日報)】
https://www.chibanippo.co.jp/news/economics/1418262

もともとコレを知ったのは、千葉日報の電子版で
この記事は登録会員向けの有料記事で、
この記事だけのために有料会員になるのはイヤだったので、
わざわざ近所のコンビニに行って、紙の千葉日報を
買ってきました。180円也。

記事を読むためだけに新聞を買ってくるなんて、
なんてリテラシーの高い行為なのでしょう(自画自賛)
【以下記事より抜粋】

昨年10月にいすみ市で起きた脱線事故で、全線運休が続いている
いすみ鉄道の運行再開について現在も見込みが立っておらず、
再開時期は年単位で遅れる可能性があることが25日、
複数の関係者への取材で分かった。同日開かれた臨時株主総会で
同社が示した資料で明らかになった。
関係者らによると、資料は同社が契約しているコンサルタントが
作成した書類で、運行再開の時期について復旧はこの春から
年単位でかかると表記してあった。
また、提示された工事費用についても関係自治体で計十数億円相当の
資金の拠出が見込まれるという。
時期や費用はいずれも利用客が多い大多喜(大多喜町)ー大原(いすみ市)間の
数字で、大多喜ー上総中野(同町)間は含まれていないという。
同社は「(数字について)不確定要素が多いので、何とも言えない。
近いうちにきちんとしたものを公表したい」としている。

【抜粋終わり】
なんというか…もう開いた口が塞がらない感じです。
復旧費用のめどが立ったのに、なかなか工事が始まらないナ~
と思っていたのですが、こういうことでしたか。

復旧に3億円かかるといわれ、一生懸命カネを集め、
さぁこれから復旧工事だッ目がハートと思った矢先に
しれっと「工事は年単位かかります。費用は十数億円です。」などと
言われてしまった千葉県・沿線市町をはじめとする株主の方々の
心中、お察し申し上げます m(_ _)m

そもそも、[199]にある1/11のNHK WEB版に、
「県によりますと、利用者が多い大原駅と大多喜駅の区間で、線路を
修繕するなどして復旧を完了させるには、最大3億円ほどがかかる見込みで…」
と発表されていて、あの金額はいったい何だったんでしょうか。
「最大」で3億円ですよ?
おそらく千葉県は自分で復旧費用の詳細を詳しく確認したわけではなく、
い鉄の言った金額をうのみにしたんだと思いますが、
わざわざ補正予算まで組んで1億円を用立てた県の面目丸つぶれです。

ただ、この金額にびっくりしているのは外ならぬ
い鉄自身で、だから「不確定要素が多いので、何とも言えない。」
等という言葉が飛び出したのでしょう。


い鉄に対しては、株主様から
「どんだけ利用者様に迷惑かけたと思ってるんだゴルァ!」「いつ復旧するんだゴルァ!」
という罵詈雑言が上がっているとは思いますが、
い鉄がそのプレッシャーに負けてしまって、不確実な内容を小出しに
報告してしまっている感じがします。
ここはひとつ事実の確認を冷静にしてもらって、実際のところどうなのか、
について報告し、早期に復旧工事に取り掛かっていただきたいです。

そうしないと関係各位が、い鉄を見限って現在の「代行バス」が
「本格運行」になってしまいますから。
亀報告ですが、4/3のNHK千葉放送局の千葉WEB特集で
い鉄が報道されました。

【いすみ鉄道の復旧見通しは 脱線事故から半年 全線運休・代行バスの運行続く 千葉】
https://www.nhk.or.jp/shutoken/chiba/articles/101/021/90/

その中で、千葉県の熊谷知事は4/3の記者会見で、以下のように述べています。

【以下引用】
事故後、速やかに全線の点検、枕木の交換などを進めながら、
安全確保に万全を期すため、専門機関に委託して
詳細な調査や施工計画の検討が進められていることで、
復旧に少し時間かかっていると受け止めている。

いすみ鉄道の利用者や沿線住民にとって、1日も早い復旧を
強く望む声があるのは認識しているが、運行再開にあたっては
安全の確保が何よりも重要というのが、われわれの立場だ。

詳細な調査や施工計画の中で復旧工事の全容が見えてくると思うが、
場合によって手当てしている以上に費用がかかることも十分に考えられる。
沿線の市町と協議しながら、検討を進めていきたい。
【引用終わり】
知事は「沿線市町と協議しながら」と言っているので、
い鉄の命運は沿線4市町が握っていて、
県はオブザーバーとして参加する感じです。
そして、肝心のい鉄はというと…

【いすみ鉄道ウエブサイトより以下引用】
いすみ鉄道 脱線から半年経過して

昨年10月に脱線事故を起こし、復旧までに時間を要しており、
ご利用者の皆様に大変ご迷惑をおかけしておりますことに、
深くお詫び申し上げます。

現在、様々な関係者の皆様のご協力をいただきながら、
修繕工事や全線の安全点検を行うなど、まずは利用者の多い
大原〜大多喜間の復旧に向けて取り組んでおります。

ご利用者の皆様にはご不便をおかけいたしますが、
復旧時期等に関しまして、なるべく早く発表できるように、
検討や調整を鋭意進めておりますので、
ご理解くださいますようお願い申し上げます。

今後の見通しについては、あらためてお知らせいたします。

いすみ鉄道株式会社
【引用終わり】
と、まぁ脱線後半年たった後のの4/4に出た報告とは思えない、
伝えるべき内容のない報告に終始してます。
古竹サン、ひょっとして、い鉄の復旧にモチベーションを失ってます?

い鉄がこのまま復旧の日程も工事費用も発表しないまま
フェードアウトしていってしまう未来しか見えないんですケド…(大汗)
頼むよぉ…もう勘弁してくれ…

い鉄HPより
https://isumirail.co.jp/blog/archives/10301

【以下引用】
キハ52-125 引退記念切符セットを発売します。

いすみ鉄道株式会社は、2011 年4月より活躍してまいりました
キハ52 125 号車につきまして、8年に1度(休車扱い期間を除く)の
全般検査期限を迎えることとなりましたが、車両の老朽化が顕著なこと、
交換部品の調達困難や検査費用が高額なことなどから、
全般検査を施工せず同車の営業運転を終了することといたしました。

つきましては列車運休中の最中ではありますが、
いすみ鉄道において約13 年5 ヵ月にわたる期間の活躍をたたえ、
ファンの皆様へ同車とふれあう事が出来る営業運転引退イベントを
企画いたしましたので以下の通りお知らせいたします。
【以下略】
思えば、相棒のキハ28が廃車になって以来、何をやるにも
一両だけでは何かと使いづらいと思われるキハ52だったのですが、
い鉄の復旧を待たず、一足お先に(婉曲な表現)サヨナラになりました。

トロッコ列車などの尖ったイベント対応車両のないい鉄で、
唯一の観光客寄せ車両だったのに…。

い鉄、ホントに大丈夫なのか?
「終わりの始まり」じゃないよね、ねッ!!!
本日、い鉄HPに「いすみ鉄道の復旧について」という一文が載りました。

【以下引用】
令和6年10月4日に発生した脱線事故による運休が続き、
ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。

現在、取り組んでいる大原〜大多喜駅間の復旧については、
事故後、直ちに事故現場や老朽化が著しいところから補修に取り組むとともに、
JR東日本をはじめとした専門的な知見を有する関係機関等と連携しながら、
安全確保に万全を期すための対策について詳細な検討を行ってきたところです。

このたび、これまでの検討を踏まえ、大原〜大多喜駅間の復旧については、
令和9年秋頃までの運行再開を目指すことにしましたのでお知らせします。

また、その復旧費用については、代行輸送費用も含め、
約14.5億円程度が見込まれており、必要な経費に対する支援を
県や関係市町に要請しました。

なお、大多喜〜上総中野駅間については、
今後、復旧等の費用や期間に係る調査を進めていきます。

運休期間が長期化し誠に申し訳ございませんが、
復旧までの間の代行輸送をしっかりと確保しながら、
安全対策の徹底を図るよう引き続き全力を尽くしてまいりますので、
どうか御理解くださいますようお願い申し上げます。

いすみ鉄道株式会社
夷隅郡大多喜町大多喜264
代表取締役社長 古竹孝一

【引用終わり】
客寄せパンダのキハ28&58の動態保存が無くなったいま、使い勝手の悪い18切符やサンキュー切符を使ってまでい鉄に乗りに行く人はいるのかな?
大多喜高校の生徒も少子化の影響でいつまで乗ってくれるか怪しいし…

鉄道事業を廃業し、せんべい屋に鞍替えした方が赤字は減らせるかも?
と、ネガティブな事を言ってみるw

あの黄色い気動車が好きなのでまだまだ頑張って欲しいですが、鉄道会社として経営が酷すぎて萎えます。


運休しているんだから、当然of当然。

以下、7/18付の朝日新聞WEBより引用。

【いすみ鉄道、過去最大1億円の最終赤字 初の債務超過に】
いすみ鉄道(千葉県大多喜町)の2024年度決算は、最終的なもうけを示す純損益が
1億484万円の赤字(前年は2365万円の赤字)で、赤字幅が過去最大だった。
昨年10月の脱線事故から全線運休が続いていることで収益が大幅に悪化し、
負債が資産を上回る債務超過に創業以来初めて転落した。

 売上高は前年比29%減の7547万円、本業のもうけを示す営業損益は
4億8602万円の赤字(前年は3億6040万円の赤字)だった。
全線運休で主力の鉄道事業の収益が3割超減った上、代行バスの運行費用や
線路の修繕費用がかさみ、赤字が膨らんだ。

 第三セクターの同社は慢性的な赤字体質で、県と大多喜町やいすみ市など
4市町の補助金でなんとか存続してきた。
しかし、全線運休による損失はカバーしきれず、25年3月末時点で7013万円の
債務超過に陥った。今後の復旧費用は14億5千万円にのぼる見通しで、
同社は県などにさらなる補助金の拠出を求めているが、
経営再建の道筋を描けるかが課題になっている。

 同社は、通学利用者の多い東側の大原(いすみ市)―大多喜(大多喜町)について、
27年秋ごろまでの運転再開をめざす。25年度と26年度は通期で全線運休が続くため、
さらなる業績悪化が予想される。

【引用終わり】
ちなみに、鉄道系youtube「暇坊主チャンネル」によると、
復旧費用の内訳は27年までの枕木交換費用などで10億円、
代行バス運行費で4.5億円とのこと。

代行バス代、安くね?

復旧費用の半分で2年分のバス運行費用が賄えて、
しかも、い鉄は走っている限り施設や車両の老朽化が進んで、
この先も金食い虫になることは確定してますからね~。

「ここは鉄道を廃止してBRTで…」などという意見が出そうな気もします。
ただし、千葉県はい鉄に対して「あくまでも復旧」を目指してるみたいです。








2025年6/25日、千葉県議会でいすみ市夷隅郡選出の
自民党小路正和議員の質問と、それに対する県側の回答です。

【立民党山下洋輔議員のブログから引用】
最初にいすみ鉄道について伺います。

いすみ鉄道は昨年10月に発生した脱線事故のため、現在運休中であります。
昨年の12月議会における我が党の代表質問で、まずは利用者の多い
大原大多喜間での再開を優先するとの方針が示され、
当面の復旧工事への支援として、1億円の補正予算を
ご協力いただいたところでございますが、復旧の見通しがなかなか示されず、
不安の声も上がっていたところでございます。

こうした中、今月に入り、ようやくいすみ鉄道から
東側区間の復旧見通しが発表され、運転再開は約2年半後の令和9年秋ごろ、
費用は14,5億円に上るというものでありました。
地域はいすみ鉄道の復旧をなど待ち望んでおりますが、一方、
これほどの費用と期間がかかるというのは、一体どのように見込まれたものなのか、
具体的に確認しておく必要があると考えます。
そこで伺います。
県や市町に示された復旧費用や、時間は具体的にどのような内容であるのか。
また、費用については、いすみ鉄道から県や関係、
市町に対し支援の要請があったとのことであり、ぜひ県としての方針についても
お聞きしたいと思います。

そこで伺います。

いすみ鉄道の復旧に向けて、県としてどのように支援していくのか。

【続】
【熊谷俊人千葉県知事の回答】
まず、いすみ鉄道の復旧に向けた支援についてのご質問にお答えをいたします。

いすみ鉄道については、昨年10月の脱線事故以降、
運休が続く中、大滝高校へ通う生徒など利用者が多い大原駅から
大多喜駅までの東側区間を優先することとし、
詳細な調査や施工計画の検討が進められてきたところです。
今回、いすみ鉄道から示された東側区間の復旧費用は、
約14億5000万円と多額に上りますが、県としては一日も早く、
安全安心な鉄道として復旧することが重要であると考えており、
関係四市町と連携をしながらしっかりと支援をしてまいります。
また、運休期間が長期にわたることから、利用者に不便が生じないよう、
代行バスの運行に対しても支援を行い、地域における移動の足を
確保してまいります。

【引用終わり】
「安全安心な鉄道として復旧することが重要である」というくらいですから
「鉄道」として復旧させるつもりなのでしょう。
ただ、今後の少子高齢化などを考えると、旅客運輸よりも
観光鉄道に重点を置かねばならなくなるので、そのための方策もないまま、
やみくもに鉄道を復旧させて良いものかどうか、
沿線市町も交えた議論が必要だと考えます。

いすみ市や大多喜町以外のところは「まっぴらごめんだ!」なんて
考えているのでは?

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