「もったいない」。英語では、Wasting と使っていましたが、「無駄だ」
という意味とちょっとニュアンスが違います。ありがたくて身に余る光栄だ、
という意味もありますし、良い価値のものを無くした時、残念だという意味を
含めて使うこともございます。「させて頂く」という英語もございません。
直訳すると Allowing me to do… しかしこんな回りくどい言い方はいたし
ません。「いただきます。」の表現もございません。(天に、お百姓さんに、
作ってくださった方へ、また自分の血肉になってくれる命を、これから頂く
感謝をこの「いただきます」のひと言に集約しているのです。
英語で表現できないのは、この物尊や謙遜の観念、また目に見えないものへの
(神仏)感謝の念が違うからです。「よろしくお願いします。」も英語にはあり
ません。なにをよろしく?なのか。本当に通訳にこまります。It was pleasure
to meet you. あえて嬉しい。とか、I hope we can built a good relationship.