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神秘学の扉コミュの第二十一書庫 ニュー・サイエンス関連領域

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ここでは、ニュー・サイエンス(ニューエイジ・サイエンス)およびヒューマン・サイエンス関連領域の著作を扱います。
ニュー・サイエンスおよびヒューマン・サイエンスは、従来の科学よりもその研究対象領域を広げようとしており、神秘学の研究領域まで踏み込もうとしています。
特徴としては、ニュー・サイエンスおよびヒューマン・サイエンスは、全体を構成する部分を知り尽くせば、全体がわかるという還元主義(リダクショナリズム)に対する批判を行っている点が挙げられると思います。つまり、ニュー・サイエンスおよびヒューマン・サイエンスは、従来の科学からのパラダイム・シフト(考え方の基盤の移行)を企てようとしているわけです。
問題は、ニュー・サイエンスおよびヒューマン・サイエンスが科学の名に耐えられるかどうかです。

コメント(14)

ライアル・ワトソン著、牧野賢治訳『スーパーネイチュア』(蒼樹書房、1974)
ライアル・ワトソン著、内田美恵・中津恵津子訳『スーパーネイチャーII』(日本教文社、1988、Lyall Watson署名本)

※ライアル・ワトソンは、1939年南アフリカ生まれ。オランダ・ドイツ・イギリス等で学ぶ。動物行動学で博士号を取得。植物学・化学・地学・地理学・物理学・心理学・動物学・海洋生物学・生態学で学位を取得。ロンドン動物園で、デズモンド・モリス(『裸のサル』『マン・ウォッチング』など)の助手を務め、1971年に『悪食のサル』を発表。著作活動以外に、ヨルダンやサウジアラビアでの考古学調査、北部ナイジェリアでの人類学的研究、インド洋での海洋生物学調査、ヨハネスブルグ動物園園長、セイシェル共和国での自然環境保護のための活動などに取り組む。1983年より、リンネ協会(ロンドン)の特別会員となる。
『スーパーネイチャー』および『スーパーネイチャーII』は、超常現象に生命科学者の立場からアプローチし、科学の裾野を広げ、超自然学としての新しい科学を打ちたてようとする試み。
ライアル・ワトソン著、内田美恵訳『アースワークス〜大地のいとなみ』(ちくま文庫、1989)
ライアル・ワトソン著、村田惠子訳『未知の贈り物』(ちくま文庫、1992)

※インドネシアの孤島ヌス・タリアンに滞在したライアル・ワトソンが出会った霊能力を持った少女ティアと住民たち。
冒頭で、この島で見たイカの大群のことを、ライアル・ワトソンは語っている。イカの目は虹彩があり、レンズも焦点調節が可能であり、色彩やかたちの識別能力があるが、処理する脳は非常に原始的である。果たして、イカは大量の視覚情報をいかに処理しているのか。ライアル・ワトソンは、イカ単体ではなく、海洋全体をひとつの生命体と看做し、イカはその生命体の感覚器官として機能しているのではないかと考える。いかにもライアル・ワトソンらしい仮説である。
高橋巌による解説「地球存亡の危機をのりこえるために」が巻末にある。
ライアル・ワトソン著、内田美恵訳『ロミオ・エラー〜死の構造と生命体』(ちくま文庫、1994)

※表題は、シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』から。死と生命の境界の曖昧さを実証し、さらには死後生存と再生の可能性について考察する。
ライアル・ワトソン著、内田美恵訳『ネオフィリア〜新しもの好きの生態学』(ちくま文庫、1994)

※ライアル・ワトソンは、人間の特質をネオフィリア(新しもの好き)にあると考え、その特質ゆえに地球上での繁栄を得たと推理する。
ライアル・ワトソン著、内田美恵訳『シークレット・ライフ〜物たちの秘められた生活』(ちくま文庫、1995)
ライアル・ワトソン著、小幡和枝・村田恵子・中野恵津子訳『生命潮流〜来たるべきものの予感』(工作舎、1981)

※ライアル・ワトソンは、コンティンジェンド・システムという仮説を提出している。これは、カール・グスタフ・ユングの集合的無意識、ルパート・シェルドレイクの形態形成共鳴理論にあたるものである。
但し、この仮説の論拠となっている事例のうち、最も有名な100匹目のサルの逸話(宮崎県串間市の幸島で見られたサルのイモ洗いが、ある匹数を超えると、大分県の高崎山などでも見られるようになった)は正しくなく、データ元の河合隼雄の論文にはそのような不可思議現象は書かれておらず、河合隼雄自身もそのようなことはないとしている。
ライアル・ワトソン著、小幡和枝訳『風の博物誌 上』(河出文庫、1996)
ライアル・ワトソン著、小幡和枝訳『風の博物誌 下』(河出文庫、1996)
ライアル・ワトソン著、村田惠子訳『アフリカの白い呪術師』(河出文庫、1996)
フリッチョフ・カプラ著、吉福伸逸・田中三彦・島田裕巳・中山直子訳『タオ自然学』(工作舎、1979)

※フリッチョフ・カプラは、理論物理学者。1966年ウィーン大学で博士号を取得。1968年バリ大学で高エネルギー物理学の理論を研究している時期に、五月革命に遭遇。鈴木大拙の著作を通じて、禅などの東洋思想に関心を抱く。
1975年『タオ自然学』を発表し、現代の量子力学と東洋思想(タオイズム、ヒンドゥー教、仏教、中国思想、禅)との符合を指摘。
『ターニング・ポイント』および『グリーン・ポリティックス』によって、フェミニズムとエコロジーに接近。エコロジーのシンクタンクエルムウッド研究所を設立。
アーサー・ケストラー著、田中三彦・吉岡佳子訳『ホロン革命』(工作舎、1983年)

※アーサー・ケストラーは、1905年ハンガリーのプダペスト生まれ。1938年スペイン内乱を取材し、フランコ政権を批判した『スペインの遺書』を発表。1940年には、スターリンの粛清裁判を批判した小説『真昼の暗黒』を発表。
本書『ホロン革命』は、還元主義を批判し、ライプニッツのモナドを想起させる新しいシステム論を提唱したもので、ニュー・サイエンスの理論的支柱となった。
1983年、シンシア夫人と共に安楽死心中を遂げる。
アーサー・ケストラー著、日高敏隆・長野敬訳『機械の中の幽霊』(ちくま学芸文庫、1995年)

※ホロン(全体子)とは、あらゆる生物および人間の精神、人間の社会において、上位レベルから見れば部分であり、下位レベルから見れば全体であることを言う。ケストラーは、人間がファシズムやスターリン主義などに傾倒してしまうのは、進化によって脳の新皮質だけが爆発的に腫瘍のように成長し、爬虫類の脳と下等哺乳類の脳と人類的な脳が共存しているという欠陥によるものであり、その結果として本来ホロンであるべき社会システムが単純な全体主義に傾くと考える。
>>[11] そのカプラの本は名著だと思いますよ

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