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日本人はなぜ多重人格なのかコミュの震災でわかった日本型組織の悪弊

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今回の東日本大震災を受けて、あらためて日本人の行動規範の致命的欠陥が露呈された。

東電、原子力保安院、経産省、厚労省、水産庁などの功罪が徐々に海外にも伝わり、日本の官僚組織の問題性がロシアや中国にまで指摘されるようになった。
今や「天下り人事」という言葉も欧米のメディアで話題になっている。ひたすら組織の面子を保つために、国民の健康も生命も財産もないがしろにする官僚組織の実態があらためて浮き彫りにされた。

またコントロールタワーを欠き、現場でも混乱、政府内でも混乱、「想定外」の事態に何も備えていない(神戸の大震災の時と同じ>教訓がまったく生かされていない)おかげで、被災地の人々は孤立、混乱、疲弊、生命の危機という最悪のシナリオが生じている。

日本のメディアの偏向報道や隠蔽体質も、パニックを避けるのと権力にこびる体質があらためて浮き彫りにされた。海外のメディアの報道とは180度正反対のニュースばかりが流されている。肝心の国民が得たい情報やデータは流されず、いたずらに「安心・安全」という言葉を繰り返すだけの権力奴隷となり果てている。被災地ではひたすら政府の言うことだけを信じている人々が途方に暮れてTVを眺めている。あとは「がんばろう」「立ち直れる」といった負け惜しみに近い精神論ばかり。あとは「日本人は冷静だ」「海外が日本人の冷静さを賛美している」といった自画自賛論ばかり。今の現実をどうすべきか打開策すら真剣に国民に伝えようとせず、精神論や自画自賛論を垂れ流すメディアは不要である。

今回の震災津波は100年に一度は現地で起きてきたもので、NHKの言うような「未曾有」の被害ではなかった。想定外では済まされないものであった。いわば人災である。過去のことはまったく意に介さないのか、水に流してしまったのか。

今回のことで多くの海外の人々から批判を浴びた。「なぜ日本は広島・長崎の悲惨な体験を受けながら、その教訓を生かせず、核エネルギー開発を進め、原発保有大国になったのか。」「なぜ地震や津波の多いことがわかっていながら、あれだけ原発を立てたのか。」海外の人々にはこの日本人の無知蒙昧ぶりをまったく理解できない。

これらを総まとめすれば「組織的無責任体制」といえるだろう。いざとなったら誰も責任をとらない。誰もコントロールできない。誰も自分や周囲の判断ができない。誰も危機管理ができない。これが哀れな日本人の本当の姿である。

自然災害と人災を同じようにとらえて精神論をぶつだけなら、誰も何も守ることはできない。何が安全保障か、何が国際競争力か、何が技術立国か。

この国の言説は世界的にもきわめて滑稽で珍奇であり、笑い者になるばかりである。このどこがいったい先進国なのか、「日本の技術は世界一」「日本の官僚は優秀」「日本の原発は安全」そういう嘘の建前論ばかりの偽装欺瞞で塗り固めた自画自賛をし続けてきただけである。そういう大人の精神自体が、実は幼稚で意志や判断力薄弱極まりないためである。そんな大人を若い世代や子どもが信用するだろうか。

これらの原因の大半は軍隊的組織体制の常習化と、批判的思考の欠如が原因である。これをすべての組織や個人が克服できない限り、この国の将来も子どもの未来もありえない。災害のたびに同じことが繰り返され「ごめんなさい」で済ますのでは、いくら人間の命があっても足りない。事が起きてからでは遅いのに、いつまでも同じことばかりを繰り返し、この国の人々はその悲哀な人生に耐え続けている。本人にいくら自覚がなくとも、こんな自由と人権のない、不幸な経済発展国に生まれてきた人々はまったく不幸せである。

コメント(14)

あと一点、重要な点を書き落としていました。
これは以前からこのコミュで議論されてきた話題のひとつですが、

1.欧米の先進国では、事態が悪いとその内容をできるだけ公に公開し、
  大勢に訴えて、オープンな議論と協力を求めようとする。
  (いじめやDV問題にしても同じ)

2.日本では、事態が悪いと、配慮するという建前でその内容をできるだけ
  秘密にして隠しつづけ、さらに悪化してから後で真相がわかるという
  ことの繰り返しを続ける。

3.欧米の予防原則は「最悪の場合」を想定し、その場合にどう対処すれば
  よいかというマニュアルや予防訓練からはじめる。

4.日本の未然防止原則は「安全第一」を前提とし、問題となった場合の
  事態を想定せず、日常マニュアルの履行をひたすら徹底する。


欧米と日本では「配慮」「危機管理」の意味が180度異なるため、
危機的状況となった場合の差が歴然と出ます。

これは対処するための思考法が正反対であるがゆえに起こりうる事態です。
どちらが解決に向けての善処策なのでしょうか?
>またコントロールタワーを欠き、現場でも混乱、政府内でも混乱、「想定外」の事態に何も備えて
>いない(神戸の大震災の時と同じ>教訓がまったく生かされていない)おかげで、被災地の人々は
>孤立、混乱、疲弊、生命の危機という最悪のシナリオが生じている。

全くおっしゃる通りだと思いますが、日本の場合、コントロールタワーに当たる人たちがなぜ「最悪のシナリオ」を想定していないのか、逆に言えば、コントロールタワーに当たる人たちが「最悪のシナリオ」を想定して行動することを妨げているものは何なのか、というあたりに興味があります。
>日本の場合、コントロールタワーに当たる人たちがなぜ「最悪のシナリオ」を想定していないのか、逆に言えば、コントロールタワーに当たる人たちが「最悪のシナリオ」を想定して行動することを妨げているものは何なのか、

それは極めて明確です。
日本の官僚制機構において、コントロールタワーに当たる部分が空洞化しているため(天皇制に喩えられる中心空洞構造と同じ)です。つまりリーダーシップを発揮すべきリーダーがコントロールタワーに位置していず、無知無能な肩書きだけの天下りリーダーがトップに座りつづけてきたからです。組織全体がこのような「無責任体制」となっているため、誰も責任を取らない、だから想定外の問題など触れも考えもしない、コントロールできないという結果になるのは必定です。彼らはもともと想定外の行動は取れない、取ることすら思いつかない組織の奴隷ロボットです。
tomtom さん

下記の記事にも指摘されているように、日本型組織全体が「中心空洞化」すなわち「総無責任体制」であるということです。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110403/dst11040314450022-n1.htm

こういう組織運営を続けている限り、日本の国際信用度は失墜していくだけです。国際競争力どころではありません。地震直後は同情でも、だんだんそれが不信と苛立ちに変わっていきます。今回の原発事故はまさに地球環境汚染、国際問題なのですから。
日本型組織全体が「中心空洞型」だという話は、たしか心理学者の河合隼雄さんもおっしゃっていたような…。

また、作家で経済評論家の堺屋太一氏も、日本に強いリーダーシップを持ったリーダーが出にくいのは、外国との戦争の体験が少ないからだ、ということをおっしゃっていたように思います。

外国との戦争の体験が豊富にあると、賢明で強いリーダーのもとに統率のとれた戦闘をしないと戦争に負けてしまう。そうすると、そういう敗北の経験の積み重ねから、その民族は強いリーダーの発掘のしかた、着任のさせかたを学ぶようになる。日本民族にはそういう歴史的経験の蓄積が少ないということでしょう。

逆に、外国との戦争の体験がほとんどない場合は、リーダーの役割とは、もっぱら仲間うちの利害関係の調整役になる。日本人はリーダーというと、仲間うちの利害関係の調整役に適した人ばかりを選んできたのだと思います。
菅さんにリーダーシップが乏しいとしても、それを批判する声が、民主党の鳩山さんや小沢一派の人たちからあまり聞こえてきませんね。なぜなのでしょう。特に鳩山さんがおとなしいのが妙に気になりますもうやだ〜(悲しい顔)
久しぶりに(何年振りでしょう?)書き込みさせて頂きます。

「オヤジさん。言うといたるがの。あんたはわしらが担いどる神輿じゃないの。組がここまでになるに誰が血流しとるの。
神輿が勝手に歩けるいうなら、歩いてみいや。おお。わしの言うとおりにしとりゃ、わしらも黙って担ぐわ。のお、おやっさん。喧嘩はなんぼ銭があっても勝てんので。」
深作欣二監督不朽の名作「仁義無き戦い」の有名なセリフです。

結局、ヤクザから政治家、官僚・会社組織に至るまで、日本の「リーダー」とは「神輿」で、政治は「まつりごと」=祭り=祀り、のままなのだと思います。日本型民主主義…?

子供の時から「赤は止まれ、青は進め」と「金科玉条」に教え、「そのルールを破って突っ込んでくるものに備えよ!」とは教えない。「決まり事を守れば、絶対に安全」 そこに自己責任の発想はありません。リーダーシップの必要性も無いのでしょう…。

そして町中、信号だらけ、横断歩道だらけ…。守ることなど絶対に不可能なほど氾濫する標識。
そして、事故が起これば「想定外」 「天罰」なんて言われた方もいますね。


この辺りのことを、だいぶ前に一連のブログに書きました。
学の無いオヤジの拙い文章ですが、宜しければ覗いて見てください。
http://www.burat.jp/members/writerblog/entry_disp.200612121751-3000005.200702210813-5000039.200809170641-3000023
tomtom さん

>日本民族にはそういう歴史的経験の蓄積が少ないということでしょう。

対外侵略を受けなかったとしても、津波、地震、火災、飢饉、火山爆発、台風、大空襲、原爆・・・千年以上この国は他の国以上にはるかに多くの恐るべき災害を受け続けてきました。こんな歴史的経験を蓄積し、被害を受け続けていながら、ひたすら耐えつづけて何も進歩しない国も世界的に珍しいというべきです。
海外からは、ただ「我慢強い国民」としか思われません。
しかしそれは裏を返せば「過去に学ばないバカ」という意味でとらえられます。

にも関わらず、現実は21世紀の今でも「喉下過ぎれば・・・・」の繰り返しです。要するにこの国の政府や国民の多くは「学習効果ゼロ」ということになります。

今回の地震津波も、120年前に同じ三陸一帯の範囲で同じ災害が起きて2万人以上死者が出ていたのに(その当時は津波はもっとひどかった)、さらに江戸時代もそれ以前にも同規模の地震津波に再三遭っていながら、抜本的な対策を怠ってきた人災といえます。

ところが日本人はこれまでも、明らかな人災と自然災害とを同一視していますし、一蓮托生で祈ったり精神論でがんばろうと言い合い、運命に身を任せるしか術がない、つまり批判的・社会的教育がこの国には根本的に欠如しているのです。

リーダーシップの欠如というより、危機に直面しての連帯的で効率的な行動がとれない、ばらばらで慌てふためくだけ、ということが「組織論」の欠如につながるという意味で書きました。


シマさん

>そして町中、信号だらけ、横断歩道だらけ…。守ることなど絶対に不可能なほど氾濫する標識。

これについては中島義道氏が『対話のない社会』など様々な著書で指摘していますが、要するに学校の校則にしろ会社の不文律にせよ、細かいどうでもよいことには必死で規則だらけにして注意を払うのに、肝心の危機管理や命を守るべき要点は疎かにしてきたのが日本人の社会です。やることがまったくアベコベでちぐはぐばっかりです。これでは到底人の命や人権は守れません。泣き寝入りするだけで犠牲者が出続けるだけです。「右向け右」の社会慣習が、結局社会自体を滅ぼすわけです。




ここに、今回、日本の官僚組織やメディアが犯してきた根本的な指摘を書いた記事がいくつもありますので、ご参考まで。

福島第1原発:「日本人は政府を信用し過ぎ」伊記者
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110324k0000e040032000c.html

原発事故を巡る国内と海外のあまりに大きな温度差
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20110328/106232/

汚染水道水で「情報開示」を押し付け合い 危険な濃度は口つぐむ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110323/plc11032323440017-n1.htm

東電“白旗”仏に泣きついた…「統制不能」原発先進国へ支援要請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000048-sph-soci

日本の大手メディアと欧米メディア、プルトニウム報道の“温度差”
http://diamond.jp/articles/-/11689?page=5

「造血幹細胞採取は不要」と原子力安全委 作業員の命より政治的配慮か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000502-san-pol

原発災害ロボ、使えぬ日本…欧米提供もノウハウなく
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/500321

このまま放射能漏れが続いた場合、事態はどこまで発展するのか(川崎哲)
http://kawasakiakira.at.webry.info/201104/article_1.html

東電社長「雲隠れ」と批判 「福島」で米紙
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110329/amr11032918560007-n1.htm

菅首相、東電「指導力なし」 海外も酷評
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110403/dst11040314450022-n1.htm

原発事故の原因の一つ 東電社内人事で原発専門家追放の過去
http://news.livedoor.com/article/detail/5455902/

福島原発事故 カウントされない26人の負傷者
http://response.jp/article/2011/04/01/154155.html

日米情報ギャップ 米独自の収集解析加速 日本側情報に不信
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110319/amr11031918410009-n1.htm

5年前に指摘されていた福島原発「津波」への無力
http://president.jp.reuters.com/article/2011/04/01/650DA4AE-56B6-11E0-8777-12CF3E99CD51.php?rpc=169

放射性物質の暫定基準値は大ウソ
http://www.trend-ai.com/wordpress/?p=1276
これらの事を見てると日本は金と物が豊富な独裁国家ではないでしょうか?!発展途上国の方が人権や人命を重んじてます。

日本人(日本政府、官僚)の本質は自分達の面子守るために上の者へ従順(大人しい+自虐的+悪い事へ反抗しない)自分の汚点は隠し他人に責任なすりつける(腹黒く、ずる賢い、裏で工作する)、上辺は良い人ぶる(自画自賛+他国からの絶賛を求める)、弱者が強者を守る。

この国を良くするためにはこういう人間の元を作っている学校の教育者の頭を変える事が必要だと思う。
tomtomさん

>日本に強いリーダーシップを持ったリーダーが出にくいのは、外国との戦争の体験が少ないからだ。

なるほどと思いました。 自分なりに解釈すると、強いリーダーシップが生まれないのは外国との戦争が欠如していたのではなく、外国からの侵略への現実的な危機感がなかったためと思います。  危機感さえあれば平和なときにも強いリーダーシップのもと準備しておかなければなりません。 

黒船来航の例を挙げると、江戸末期の官僚たちは国外対策は長崎、横浜での貿易商や宣教師の取り締まりを決められた通り入念にすることで解決したつもりになっていたのでしょう。  そして黒船が来ると「想定外」となり責任者が見つからなくなる。  

これは今回の原発の事故ととてもよく似ていると思います。津波が来ることは知っていたが安全管理を入念にすることで安心し「予想外」の事故がおこると何もできなくなる。 幕末から変わっていないのはよく言えばアイデンティティーの保持ですが悪く言えば近代化なしえていないということです。 
海外のメディアでは東電と日本政府の情報を公開しないやり方を一種エキゾチックなものとして報道します。  日本人は先進国という言葉に惑わされず、政治やメディアの分野では発展途上なのを謙虚に理解すべきです。 でないと何も発展しません。
こんな記事が掲載されていました。

外国人記者が見た「この国のメンタリティ」ー「優しすぎる日本人へ」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2372

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