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尾崎翠『こほろぎ嬢』製作上映コミュの下北沢アンコール初日

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<写真左=再開発の渦中にある鈴なり横丁。右端がザ・スズナリへの階段で、左側がシネマアートンの階段。二階が、劇場と映画館になっている。写真中=シネマアートン下北沢の月刊「映画だより」。巻頭で浜野監督がインタビューされている。かなりの分量の力作。他に、シネマエッセイや、鈴なり横丁の古本屋「古書ビビビ」の店主インタビューも面白い。B6判16P。無料配布はお徳用だ。写真右=5月4日は吉行理恵さんの一周忌で、『吉行理恵レクイエム「青い部屋」』(吉行あぐり編・文園社刊・1700円+税)が出版された>

 シモキタ・リターンズ、初日。朝10時45分開場。さて、どのぐらいの方が観に来てくれるか、緊張しつつ、シネマアートン下北沢に到着すると、数名の方が並んでいる。
 いくらかホッとして、鈴なり横丁の前に立っていると、石井あす香さんのマネージャーのMさんがやってきた。浜野監督から預かった前売り券の精算に来られたとか。いろんな立場の人が、一生懸命『こほろぎ嬢』のために動いてくれている。感謝。
 浜野監督の友人の女性キャメラマンKさんも、真っ黒いサングラスで颯爽と登場。監督の舞台挨拶があることをご存知だったらしい。
 11時から浜野監督の挨拶。お客さんはけっして多くはないけれど、まずまずの皆さんが座席に座っている。浜野監督も、これまで話さなかったと思われる吉行理恵さんに関するエピソードなども披露し、アンコール上映に対する意気込みを語った。
 観客のなかには、上映後に「長く尾崎翠ファンでした」といって、浜野監督に自作のCDを渡された女性ミュージシャンの方もおられた。尾崎翠の読者には、女性の表現者が少なくないようだ。
 久しぶりに岩本支配人に再会したが、目下進行している下北沢駅周辺の再開発計画が実現すれば、この映画館はなくなるという。もちろん同じ鈴なり横丁に入っている小劇場演劇の老舗「ザ・スズナリ」も消滅する。すでに区の計画は承認され、都も道路の工事を認可したとか。
 役人の机上のプランで、生活のなかで息づいてきた文化の根城が根こそぎにされて良いわけがない。先日の都知事選でも、見直しを求める人たち(岩本支配人含む)が慎太郎知事の演説会に出かけ、考えを問い質したらしい。それまで神妙だった知事が、ついには怒声を発したというから、見直し派もそうとうのパワーだったのだろう。
 今回、改めてスズナリ横丁の前に立ち、何十年も前に「ザ・スズナリ」でギューギュー詰めになりながら観た、若き日の「青い鳥」の舞台などが甦ってきた。木野花さんも含め、フルメンバーだった幸せな頃…いや、ノスタルジックになっている時ではない。再開発の見直しに連帯すると同時に、明日からの『こほろぎ嬢』の入りを心配しよう。

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