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笠井潔 ディープ・インパクトコミュの討議(2) 笠井潔の思想を巡って

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ここでは、笠井潔氏の思想(マルクス葬送、ポストモダニズム批判、メタ・フィクション&脱格系ミステリ批判、アナルコ・キャピタリズム等)について、討議することといたします。

コメント(20)

少しフランス現代思想史の話をいたします。
サルトルは、晩年『弁証法的理性批判』によって、自身の実存主義をマルクス主義の中に寄生するひとつのイデオロギーであると規定しようとし、実存主義によって動脈硬化を起こしたマルクス主義を主体主義的に作り変えようとしました。
そして、さらに晩年になると、ますます過激になり、毛(マオ)派の学生に接近し、『人民の大義』とか『赤色救援』といった新聞に世界的知名度のある自分の名前を貸して、反体制的な活動をしました。
そのあと登場したのが、文化人類学者のレヴィ=ストロースが唱える構造主義で、彼の場合、それまで機能主義的社会学からうまく説明し尽くせなかった未開民族のトーテミズムに対して、言語学者ソシュールの関係論的な見方を導入し、トーテム間の関係を析出することで、かなり科学的な説得力ある説明をしてみせました。
このレヴィ=ストロースが『野生の思考』で、『弁証法的理性批判』に見られるサルトルの歴史観を批判すると、時代の思潮は、実存主義から構造主義が優勢なように流れが変わりました。
構造主義は、一枚板ではなく、他にも哲学・歴史学のフーコーであるとか(『オイディプス症候群』の作中人物のモデル)、精神分析のラカン(『吸血鬼の精神分析』の作中人物のモデル)とか、マルクス主義のアルチュセールとか、文芸批評・記号学のロラン・バルトとかがいるのですが、初期の構造主義には、共通項があって、それは人間中心主義の脱却と、反歴史主義ということなのです。
これは柄谷行人が指摘したことなんですが、実存主義から構造主義に飛び移った人には、ふたつのタイプがあって、ひとつはより科学的で厳密な学を求める左翼的陣営の人、もうひとつは歴史を変えたくない右翼的陣営の人です。
構造主義ですと、人間のプラクシス(実践作用)で、簡単に歴史を改変することはできない、むしろ構造によって人間の考えの方が規定されているということになり、歴史を変えたくない保守的な人には都合がいいわけです。
その後、フーコーやドゥルーズ=ガタリといった人は、再び構造変動論を作り上げ、歴史に関わる異議を復活させようとし、ポスト構造主義と呼ばれるようになったわけですが。
ここで問題なのは、笠井さんや戸田徹さんらの唱えたマルクス葬送が、誤読によって、彼らと全く違う考えの人にありがたく受け取られた可能性があるということです。笠井さんや戸田徹さんらの考えは、左翼的陣営の考えなんですね。スターリン主義批判から突き進んで、連合赤軍事件で、最終的にマルクス主義自体を葬送している。ところが、笠井さんや戸田徹さんらの唱えたマルクス葬送は、笠井さんや戸田徹さんら敵の右翼的勢力に喜ばれて受容されている可能性があるのではないか。
具体的には、儒教的道徳を実践し、靈氣とか言霊を重視した神道に傾いた精神的求道を行い、三島由紀夫の右翼的浪漫主義に傾倒し、政治的には憲法9条改憲勢力にコミットするような軍事主義的勢力に好まれているのではないか、ということです。このような勢力は、笠井さんや戸田徹さんらの反共の部分に感心しているだけで、笠井さんや戸田徹さんらの反スターリン主義的な権力批判の思想は、完全に読み落としており、なにか支障が出ると、権力主義的な地金が出て、やれ粛清だ、除名だ、言論を弾圧してやれ、ということになる。
私としては、彼らの主張が生まれた権力批判の部分を拡大し、収容所群島を生み出すようなマルクス主義を斬る一方で、保守的な権力制度をも斬る方向に持ってゆく必要があるのではないかと思います。サルトルは、マルクス主義は現代の乗り越え不可能な哲学であり、なぜならマルクス主義を生み出した状況を克服できないからだ、と発言したことがありますが、テロルを正当化する思想を葬送する一方で、マルクス主義を生み出した状況(それは<帝国>であり、人命よりも利潤を優先させるような資本でもあるのですが)をも批判することが必要なのではないか、と思うのです。
> ここで問題なのは、笠井さんや戸田徹さんらの唱えたマルクス葬送が、誤読によって、彼らと全く違う考えの人にありがたく受け取られた可能性があるということです。笠井さんや戸田徹さんらの考えは、左翼的陣営の考えなんですね。スターリン主義批判から突き進んで、連合赤軍事件で、最終的にマルクス主義自体を葬送している。ところが、笠井さんや戸田徹さんらの唱えたマルクス葬送は、笠井さんや戸田徹さんら敵の右翼的勢力に喜ばれて受容されている可能性があるのではないか。
> 具体的には、儒教的道徳を実践し、靈氣とか言霊を重視した神道に傾いた精神的求道を行い、三島由紀夫の右翼的浪漫主義に傾倒し、政治的には憲法9条改憲勢力にコミットするような軍事主義的勢力に好まれているのではないか、ということです。このような勢力は、笠井さんや戸田徹さんらの反共の部分に感心しているだけで、笠井さんや戸田徹さんらの反スターリン主義的な権力批判の思想は、完全に読み落としており、なにか支障が出ると、権力主義的な地金が出て、やれ粛清だ、除名だ、言論を弾圧してやれ、ということになる。


ここで問題となるのが、

 ・「討議(3) 笠井潔の行動について」
  (http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=5423754&comm_id=738298)

と重なる、笠井潔自身の「文壇政治」という、現実なんですね。

笠井潔による「縄田一男・長谷部史親」批判や、「〈このミス〉匿名座談会」批判、あるいは、東野圭吾の直木賞受賞作『容疑者Xの献身』批判(『ミステリマガジン』『ミステリーズ!』『トリッパー』の3誌にまたがる批判キャンペーン)は、笠井潔の「批判」の仕方が、理論的批判の域を越えて、『粛清だ、除名だ、言論を弾圧してやれ』といった「政治的な乗り」のものである事実を示しています。

では、かつて「スターリン主義批判(=粛正革命論批判)」から出発し、「ミイラ採りがミイラになる」という「左翼革命の背理」を批判的に問題化した、当の本人である笠井潔自身が「ミイラ」に成り果ててしまったのは、なぜか?

笠井潔は、その初期においては、「ミイラ採りからミイラになった人」は「観念」に捕われた人たちだと説明し、自身はそうした「観念性」を乗り越えたかのように主張しておりました。しかし、自身で語る「連合赤軍事件を契機とした自己総括」は、結局のところ失敗しており、笠井潔の「観念主義」はそのまま延命したと考えるのが、順当なんじゃないか、というのが私の見解です。
じっさい、笠井潔の近年の論は、およそ現実を無視した「面白い絵空事」の域を出ないものであり、だからこそ絵空事を生産する「ミステリ業界」では評価されても、絵空事を超えようとする「思想・批評業界」ではバカにされ相手にされなくなったのだと思います。
本稿は、「アレクセイ 危機一髪!」(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=102223251&owner_id=856746)のコメント欄に書き込んだ文章ですが、コミュニティ「笠井潔」の現在の管理人Shinrai氏の暴挙を広く知らしめるためのものとして、ここでのご紹介をお許し下さい。

ここに示された暴挙は、はらぴょんさんの、

> 笠井さんや戸田徹さんらの唱えたマルクス葬送は、笠井さんや戸田徹さんら敵の右翼的勢力に喜ばれて受容されている可能性があるのではないか。
> 具体的には、儒教的道徳を実践し、靈氣とか言霊を重視した神道に傾いた精神的求道を行い、三島由紀夫の右翼的浪漫主義に傾倒し、政治的には憲法9条改憲勢力にコミットするような軍事主義的勢力に好まれているのではないか、ということです。このような勢力は、笠井さんや戸田徹さんらの反共の部分に感心しているだけで、笠井さんや戸田徹さんらの反スターリン主義的な権力批判の思想は、完全に読み落としており、なにか支障が出ると、権力主義的な地金が出て、やれ粛清だ、除名だ、言論を弾圧してやれ、ということになる。

というお言葉の、典型的な実例だと言えるでしょう。


Shinrai氏が、私の疑義に回答を与えず「証拠隠滅」をはかったという事実は、彼の「戸田徹の弟子」「戸田徹の盟友」という「自称」が、根も葉も無い「詐称」であったことの証明だと考えます。



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現在の管理人Shinrai(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1031649)さんの「独断」で 、コミュニティ「笠井潔」(http://mixi.jp/view_community.pl?id=51239)が、とうとう『管理人の承認』 が無いと参加できないコミュニティへと、作り替えられてしまいました。つまり「参加条件と公開レベル」が『管理人の承認が必要(公開)』ってことになってしまったんです。
――自分が立てたコミュニティでもないのに、一介の管理人が、メンバーも承諾も無く、こんなことを勝手にするんだから、いやあ本当にすごい。完璧な「私物化」ですねえー。


ちなみに、今回は、私を含む「管理人独裁批判派」が4度目くらいの「一斉除名」となり、管理人さんに不都合なトピックが削除されました。削除されたトピックは、

(1) 2005年10月14日「新管理人」
 (http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2446109&comm_id=51239)

    ※ 現在の同名トピックは、不都合なコメントを削除するため、
      上もトピックを削除した後に、新たに立てられたものです。

(2) 2006年03月03日「最近の笠井作品についての感想」
  (http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=5002649&comm_id=51239)

(3) 2006年03月03日「はじめましてトピ復活」
  (http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=5002586&comm_id=51239)

(4) 2006年03月22日「アレクセイさんたち、別コミュ作成」
   (http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=5438665&comm_id=51239)

(5) 2006年03月23日「管理人さんの詐称疑惑」
  (http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=5465658&comm_id=51239)

の4本です。

で、ここでは、管理人さんが「削除」したかった(4)と(5)へのコメントを、以下に引用紹介しておきましょう。

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トピック(4)へのコメント


2006年03月23日19:00 8: アレクセイ

☆ みなさま

管理人Shinraiさん、あいかわらず見苦しい「悪あがき」をなさっていますねえ(笑)。

こういうことをやれば、自分の首を絞めるだけだというのがわからないんですよ、この人は。
こういう管理人さんを「信用できると思う人、手を挙げて」と言いたくなります。――まあ、訊くだけ野暮だとは思いますが(笑)。

管理人さんは、「戸田徹の盟友」を名乗ったり「戸田徹の弟子」を名乗ったりなさる人なんですが、本当に戸田徹に、何か学んだことがあるんでしょうか?

勝手に他人のことを「誰某と同一人物じゃないか」などと「根拠も示さず」公に疑惑を投げかける一方で、自分は「ミクシィ」の規約違反である「複数アカウントの取得」(Shinrai=ご来光)しており、その事実を指摘されると、逆に「何が悪い」と開きなおっています。――いやはや、汚職政治家も顔負けの厚顔無恥ですね(^-^;)。


でも、「戸田徹との関係」ひとつ見ても、この管理人さんが「うさん臭い人物」であることは明らかでしょう。
管理人さんは自己紹介の中で、戸田の晩年に知り合って大きな影響を受けた、というようなことを書いています。私は、戸田の生年も管理人さんの年齢も知りませんが、それにしても一方で「弟子」を名乗る管理人さんが、「師匠」にあたる戸田徹を他方で「盟友」呼ばわりするのは、非常識で無礼なことではないでしょうか?

言うまでもなく、「盟友」というのは「同格の人」に対して使う言葉であり、決して「師匠」格の人に使うような言葉ではありません。ところが、管理人さんは、その時々、戸田徹を「目上」扱いにしたり「同格」扱いにしたりしています。

なぜ、こんないい加減なことができるのかと言いますと、結局は、誰もが「戸田徹と管理人Shinraiさんとの、本当の関係」を知らないからなんですね。実際「面識があったのかどうか」も明らかではないんです。

で、歴史をひもとけば、有名人のまわりには、かならずこの種の「うさん臭い」人物が登場します。
たしかに管理人さんは、戸田徹と何度か会ったことはあったのかもしれない。しかし、戸田は有名な左翼活動家ですから、いろんな人の前に出ていたでしょうし、憶え切れないほどの人と会っていたことでしょう。だから、そのなかに管理人さんがいたとしても、すこしも不思議ではないんですね。
でも、そういうことだとすれば、戸田徹にとっては、管理人さんは「弟子」でもなければ「盟友」でもない。ごく普通に言えば、管理人さんは、一方的な「戸田徹のファン(の一人)」に過ぎない。じっさい、戸田が管理人さんのことを憶えていたかどうか、疑わしいと言って良いでしょう。


戸田徹から思想的影響を受けたという管理人さんが、現在おこなっていることは、戸田の顔に泥を塗る行為でしかありません。はらぴょんさんが指摘しておられるとおり、管理人さんのやっていることは「独裁」であり「スターリン的粛正」であって、「マルクス葬送派」であった「戸田徹の思想とは、相容れないもの」としか言えません。
しかし、管理人さんは「戸田徹の弟子」「戸田徹の盟友」を名乗りながらも、その一方で「浪漫派」を名乗るほどの「思想オンチ」であることも明らかです。管理人さんは、有名な「日本浪漫派」すら知らないから、平気で「私は浪漫派だから、美しいか否かで、是非善悪を判断する」なんて戯言が言えたんですね。
――でも、まともな左翼なら、「日本浪漫派」が何か、何をやったかを知らないなんてことは、あり得ない。

そうした点からしても、管理人さんが、ほとんど実態が無いのに「戸田徹の弟子」「戸田徹の盟友」を公言している「ペテン師」だ、という蓋然性が非常に高いのです。

もちろん、この管理人さんの「ペテン師」性は、すでに明らかです。
自分が、他人を誹謗する疑惑を公にしておきながら、自らはその疑惑の「立証責任」を果たそうとはしないばかりか、逆に相手にその責任を押し付ける、なんてことをする。こんなのは「論理的思考能力のある第三者」には、管理人さん自身が「ペテン師」であることを自己証明だと言っていい。――しかしながら、第三者に必ず「論理的思考能力」があるとは言えないので、管理人さんは、こういう恥知らずなことをやれるんでしょうね。こうした厚顔無恥こそが、「ペテン師」のペテン師たる所以です。

ともあれ、こんな人に、自分から言い出した「戸田徹の弟子」「戸田徹の盟友」という関係について、自己証明してみろ、と要求しても無駄でしょう。
この人は「自分に不都合なことについてはスルーする」のが得策と考えている、筋金入りの「ペテン師」だからです。

でも、戸田徹さんも「死人に口なし」とは言え、こんな人に利用されていると知ったら、成仏できないですよね。戸田さんの知り合いで、まだこの管理人さんが、戸田徹と思想信条を同じくする人間だなんて思っている人がいるのでしょうか?


☆ nasudaさん

> まさかとは思いますが、アレクセイこと田中氏が何者かご存知無い訳では無いですよね?

管理人さんは、そんな「自分にとって不都合な事実」なんか知りたくないし、他のメンバーに知られたくないから、「知らないふり」をしているだけですよ。

私が、笠井潔にも竹本健治にも面識を持ち、竹本健治の『ウロボロスの基礎論』に「田中幸一」として登場し、竹本健治の『トランプ殺人事件』(角川文庫版)の「解説者」であり、その筋ではちょいと知られたお兄さん(笑)だというのは、「ミステリマニアには周知の事実」なんですが、管理人さんはそんな「事実」を知りたくもないし、知られたくもない、だけなんですね(笑)。

したがって、余裕ぶってるけど、あれは完全に苦しまぎれの「悪あがき」。あるいは「断末魔」かな?(笑)

ま、私は15年にわたって笠井潔を批判しつづけてきた人間だから、この管理人さんとも「袖擦りあうも多生の縁」ということで、じーっくりおつきあいしてあげるつもりですよ(笑)。


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トピック(5)への設置者コメント


[笠井潔] トピック

2006年03月23日19:24   管理人さんの詐称疑惑

 アレクセイ現在の管理人Shinraiさんは、「マルクス葬送派」の一人として知られた、左翼イデオローグ戸田徹の「弟子」だとか「盟友」だなどと、「自称」なさっています。しかし私は、これをじつに「うさん臭い」ものだと疑問視しています。

私は「笠井潔葬送派」ではあっても、「マルクス葬送派」にも戸田徹にも何ら他意はないので、Shinraiさんのこの「うさん臭い自称」については、故・戸田徹の名誉のために、真実をあきらかにしたいと思っております。また、笠井潔も、故・戸田徹の「盟友」として、それを望んでいることでしょう。
――したがって、私がここで管理人さんにお尋ねしたいのは、

  管理人さんはどうして「戸田徹の弟子」とか「戸田徹の盟友」などと「矛盾した自称」をするのか?

ということ。
そして、戸田徹の「本当の知り合い」の人にお尋ねしたいのは、

  本気で、この管理人Shinraiさんを「戸田徹の弟子」だとか「戸田徹の盟友」だなどと思うのか?

ということ。
それから、みなさんはどうお考えでしょうか?

――故・戸田徹の名誉のためにも、みなさんのご意見を賜われれば幸いです。


なお、私が、管理人さんを疑問視する(管理人さんの詐称を疑う)論拠は、管理人さんの立てたトピック、

 ・「アレクセイさんたち、別コミュ作成」
  (http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=5438665&comm_id=51239)

のコメント欄に書いた、以下のとおりです(抜粋)。


『管理人さんは自己紹介の中で、戸田の晩年に知り合って大きな影響を受けた、というようなことを書いています。私は、戸田の生年も管理人さんの年齢も知りませんが、それにしても一方で「弟子」を名乗る管理人さんが、「師匠」にあたる戸田徹を他方で「盟友」呼ばわりするのは、非常識で無礼なことではないでしょうか?
 (中略)
そうした点からしても、管理人さんが、ほとんど実態が無いのに「戸田徹の弟子」「戸田徹の盟友」を公言している「ペテン師」だ、という蓋然性が非常に高いのです。』
さて、やっとのことで、コミュニティ「笠井潔」(http://mixi.jp/view_community.pl?id=51239)における一連の「管理人独裁」事件の「まとめページ」を作りました。題して、


・ 「コミュ「笠井潔」管理人独裁事件」2006年03月27日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=108139100&owner_id=856746)


同コミュニティの現管理人であるShinRai(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1031649)氏によって、「証拠隠滅」のために軒並み「削除」されたトピックを復刻紹介しただけではなく、関連トピックや日記にもリンクを張ったこのページは、今回の事件を包括的に展望するものとして、唯一無二のものとなるでしょう。

ShinRai氏によって、理不尽な「除名処分」を受けた関係各位には、このページの宣伝にご協力いただきたいと切にお願いするものです。――我々は「泣き寝入りはしない」という意気を示していただきたいと思います。
・ 「新刊案内」
  (http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=5415390&comm_id=738252)

・ 「矢代梓著『年表で読む二十世紀思想史』」
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=116783274&owner_id=491648)

の2ページでは、笠井潔の実兄、「矢代梓」こと笠井雅洋に関する、いくつか思いつきを書きましたが、それを一歩進めたものを、はらぴょんさんの2006年04月16日付けの日記、

※ 「「黒死館殺人事件」殺人事件」
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=118400983&owner_id=491648)

の方へ、コメントとして書きました。
これは「笠井潔の行動について」と言うよりも、それを規定する「笠井潔の思想を巡って」の文章だと考え、こちらに紹介させていただいた次第です。
――これで、このトピックも、本来の方向へと軌道修正できそうです(笑)。



・ 「笠井潔葬送派:笠井批判論文集」
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=117629242&owner_id=856746)
笠井潔の『探偵小説論I・II』に見られる大量死理論は、「実存主義・現象学パラダイム」から出てきた考え方だと思うのですが、そこでは史観として提出され、「実存主義・現象学パラダイム」ともなじまないマクロな見かたとのアマルガムが発生しています。
以前、笠井潔はコリン・ウィルソンとの対談の際に、集団的な至高体験の存在をコリン・ウィルソンに認めさせるのに苦慮したわけで、集団的な至高体験の存在については、私自身その存在を認めますが、文学作品を大量死史観から大雑把に捉える考えに至っては、個人的なアウトサイダーの視点を重視するコリン・ウィルソンならば、納得しないと考えます。
 ・「「第6回本格ミステリ大賞」をめぐる終末的状況」2006年05月14日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=134524210&owner_id=856746)

を書きました。
ご笑読いただければ、幸いです。
『ミステリマガジン』本年6月号所掲の、連載討論「現代本格の行方」第4回に掲載された、

  ・ 我孫子武丸「容疑者Xは「献身的」だったか?」
  ・ 二階堂黎人「「X」問題の中間決済」

の2論文について論じた

・ 2006年05月26日「「新本格」作家の水準」
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=142181546&owner_id=856746)

をアップしました。
論文の、正式タイトルは

  『「新本格」作家の批評文に見る、その倫理的水準と知的水準 』

で、内容はタイトルどおりです。


なお、笠井潔の主導による「『容疑者Xの献身』ネガティブキャンペーン」と、その一環である『ミステリマガジン』誌の連載「現代本格の行方」に関する拙論は、現時点で次のとおりです。

-------------------------------------------------------------------

・ 「東野圭吾『容疑者Xの献身』評価をめぐって」同年1月25日
   (http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=856746&id=265139)
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=107746502&owner_id=856746)

 【参考論文】「『容疑者Xの献身』論(完全版)」同年2月16日
     (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=89033407&owner_id=856746)
  
・ 「『容疑者Xの献身』批判にみる、笠井潔の行方」同年2月22日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=107722060&owner_id=856746)
 
・ 「お粗末な自作自演討論 ――探偵小説研究会の現在」同年3月14日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=107800513&owner_id=856746)
 
・ 「人それを水増しと呼ぶ ―― 探偵小説研究会の現在2」同年4月9日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=114702661&owner_id=856746)

・ 「「新本格」作家の水準」同年05月26日 
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=142181546&owner_id=856746)

・ 「本格ミステリ業界の内紛 ―― 二階堂黎人暴言事件の意味するもの」同年2月26日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=107762717&owner_id=856746)

・ 「我孫子武丸の現在、あるいは 笠井潔双子の謎」同年3月2日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=107773584&owner_id=856746)

・ 「「第6回本格ミステリ大賞」をめぐる終末的状況」同年05月14日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=134524210&owner_id=856746)
 
・ 「徴候としての妄想的暴力 ――笠井潔論」同年04月13日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=117204839&owner_id=856746)
 
笠井潔による「『容疑者Xの献身』ネガティブ・キャンペーン」の一環である、『ミステリマガジン』誌の連載討論「現代本格の行方」の第6回(同誌本年8月号)所掲論文を扱った、

・ 「三つ児の魂 ―― 有栖川有栖の告発」2006年08月03日
   http://mixi.jp/view_diary.pl?id=189894430&owner_id=856746

を書きました。
有栖川有栖による「笠井潔批判」論文「赤い鳥の囀り」を詳細に検討した論文です。


なお、こちらでのご紹介を忘れておりました、「現代本格の行方」の第5回所掲論文を扱った、

・ 「「現代本格の行方」の余生」同年6月16日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=156259793&owner_id=856746)

もアップしておりますので、未読の方はこちらからお読みいただければ幸いです。
逢坂剛が、『読売新聞』(2006.8.13付)に、

『この作品(※ 東野圭吾『容疑者Xの献身』)が、本格ミステリーかどうかを巡り、一部で不毛の議論を展開する向きがあった。そうした色分けに、どのような意味があるのか、理解に苦しむ。この作品が直木賞を受賞したのは、それが本格ミステリーだったからでもなければ、そうでなかったからでもない。単に、おもしろい小説だったからである。』

と書いたことについて、解説的な文章を書きました。ご参考までにどうぞ。


・ 2006年08月15日「逢坂剛の良識的苦言」
   http://mixi.jp/view_diary.pl?id=198535399&owner_id=856746
笠井潔の「『容疑者Xの献身』ネガティブ・キャンペーン」に関係する記事も載った、「探偵小説研究会」の機関誌『CRITICA』創刊号が、刊行されました。同誌に関する日記、

・ 「笠井潔と探研と『CRITICA』」2006年08月17日
   http://mixi.jp/view_diary.pl?id=199669864&owner_id=856746

を書きましたので、ご参照下さい。
先頃刊行された、書き下ろしアンソロジー『異形コレクション 進化論』(光文社文庫)所収の、竹本健治の新作短編「個体発生は系統発生を繰り返す」を論じた、

・ 「竹本健治と笠井潔、そして私」同年8月21日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=202644022&owner_id=856746)

を書きました。ご笑読いただければ、幸いです。
2日遅れではありますが、9月17日の、中井英夫・竹本健治の誕生日を祝する文章(?)をアップしました。ご笑読いただければ幸いです。もちろん、笠井潔にも言及しております。

・ 「聖父子 ―― 中井家の兄弟」2006年9月19日
   http://mixi.jp/view_diary.pl?id=223528173&owner_id=856746


このほかに未紹介のものとしては、以下の2論文があります。併せてお読みいただければ幸いです。

・ 「千野帽子にうんざり――『CRITICA』創刊号のレベルや如何に?」同年8月30日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=208726762&owner_id=856746)

・ 「ボケとツッコミ」同年9月05日
   (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=213035554&owner_id=856746)



・ 「笠井潔葬送派:笠井批判論文集」
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=200283859&owner_id=856746)
笠井潔が、探偵小説研究会の「会員」から「特別会員」になったという新たな動きに着目して、笠井潔と「探偵小説研究会」の隠された関係を剔抉する論文、

・ 「笠井潔と「探偵小説研究会」」2006年10月22日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=250217236&owner_id=856746)


先頃刊行された新書判『オイディプス症候群』(カッパノベルス)の「著者のことば」から、『容疑者Xの献身』騒動において一敗地にまみれた、笠井潔の心境を読み解く論文、

・ 「「矢吹駆シリーズ」全10作構想の謎」2006年10月25日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=252287422&owner_id=856746)

の2論文を書きました。


また、話題の人気マンガ『DEATH NOTE デスノート』(大場つぐみ・小畑健)の、西尾維新によるパスティーシュ小説『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』を分析して、この作品に秘められた西尾維新の笠井潔への想いを探った論文も、先日アップしております。

・ 「さかしまのオマージュ」2006年10月17日
  http://mixi.jp/view_diary.pl?id=246292763&owner_id=856746

併せて、ご笑読いただければ幸いです。



  【笠井潔葬送派:笠井批判論文集】
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=200283859&owner_id=856746)
一般には、まだその存在をほとんど知られていない「限界小説研究会」。
「探偵小説研究会」の後継集団として笠井潔によって組織されたと思しき、この集団の実態に迫る論文を書きました。

・ 「笠井潔と「限界小説研究会」」2006年10月26日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=253422324&owner_id=856746)

ご笑読いただければ幸いです。


  【笠井潔葬送派:笠井批判論文集】
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=200283859&owner_id=856746)
京極夏彦の最新長編『邪魅の雫』で語られた、京極堂こと中禅寺秋彦の「批評」観。
――そこに秘められたアクチュアルな問題意識を剔抉する論文、

・ 「京極堂の「批評」観」2006年10月29日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=255719467&owner_id=856746)

を書きました。
ご笑読いただければ幸いです。
笠井潔の問題点は、なにも『容疑者Xの献身』問題にかぎって露出したものではありません。
笠井潔の本質的な問題点を明示し、その是正をもとめたエッセイです。

・ 「笠井潔の薦めるこの1冊」2006年10月31日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=257480959&owner_id=856746)
先にご紹介いたしました論文のタイトルに誤記がありました。
正しくは下のとおりです。訂正してお詫びいたします。

・ 「笠井潔に薦めるこの1冊」2006年10月31日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=257480959&owner_id=856746)
笠井潔が今年に入って、今さらのように老舗のファンクラブである「エラリー・クイーン ファンクラブ」に入会したそうです。それで、マニアの間では「また笠井が、何か企んでいるのでは」と話題になっています。

すでにご紹介したように『容疑者Xの献身』騒動によって「探偵小説研究会」との関係を改め、その代わりとして「限界小説研究会」を立ち上げた笠井が、その一方で今さらファンジンにかかわる意図とは何なのか?
――笠井潔は、昔からつきあいのある新左翼系理論誌以外には無料原稿は書かないことで知られている人だけに、ファンジンへの今さらの参加が素直に頷けないのは当然のことでしょう。

・ 「笠井潔、EQFCに入会す。」2006年11月10日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=264902762&owner_id=856746)
『容疑者Xの献身』論争においては「本格ミステリとは何か?」という「定義の問題」がひとつの論点となりましたが、それが最後まで「党派イデオロギーの争い」に終止せざるを得なかったのは、なぜなのか?
この問題に関する論文を書きました。「本格」を語るみなさまに、ご笑読いただければ幸いです。

・ 「本格ミステリなど存在しない」2007年04月18日
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=407647305&owner_id=856746)

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