にしても PolySix 以降のものならデジタルによるシミュレーションでもなんとかなるというのは、やはり IC によるソフトウェア化が大きいのでしょうか。そして、それ以前の楽器は歪みの良さがあるがシミュレーションはおろか理論解析すら難しいというのは、これはこれで非常に良く分かります。というのも歪みというのは、予測不可能な世界らしいんです。通常の演算を逸脱した、ノンリニアというかひょっとしたらカオス的な世界なのかもしれません。モデリングによるギターアンプ・シミュレーションとか出てますが、シンセにくらべてユーザーがさわれるパラメーターが少ないから、成立しているのかな?
アナモデシンセもずいぶん進化して、最近はいろいろ過去の名機をエミュレートしたソフトウェア・シンセとかあり、私もお試し版でいじってみたことあるのですが、単純な設定だと「おお!」と思えても、複雑な設定やパッチングなどするにしたがい、だんだんオリジナルからかけ離れた音になっていくんです。だから、もはやオリジナルとは違う、別物として発展していたほうが、いいんじゃないかと思ってます。いま私が使ってる機種ですと、KORG Z1EX とか Roland V-Synth とかがそうです。いずれもいい音しますし、太い音や重低音も出ます。
まぁ、今後ますます CPU や DSP の演算速度が上がれば、あるいはひょっとすると昔の遺物のような名機ならではの歪みも解析され、再現できるようになるのかもしれませんが、それでも解析する労力がはんぱ無い気がします。
ヴォコーダーと言えば、ジャール師匠はヴォコーダーもいろいろ使ってらっしゃいましたね。「EQUINOXE Part 5」では、KORG VC-10 による不明瞭な凹声が出てきますし、「Ethnicolor Part 1」では何かもっとメカニカルな凹っぽい声が聞こえます。「Rendez-Vous Part 4」や「Calypso part 1」「CHRONOLOGIE Part 2」なんかでは、凹なのか凹っぽい音がするシンセなのか分からん音が多用されてますね。この音、KORG Prophecy や TRITON, KARMA, Roland 初代 V-Synth の Ver.1.51 までのバージョンにありました。赤い彗星 KARMA のコンビネーション1番なんて、モロにジャールを意識したような音色になってます。きっと KORG にはジャール・ファンがいるとみた!
THE CONCERTS IN CHINAの40周年記念盤が昨年出ました。
遅ればせながら私は2枚組アナログLPを入手しましたが、これがなんとArpegiatorとMagnetic Fields 4で音飛びがあるのです。
返品交換してもらいましたが、どちらもそうでした。
お持ちの方いらっしゃいますか?