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レイトンコミュのFLAMING JUNE

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今から16年前、新宿の伊勢丹美術館(現在は閉館)で行われた「ヴィクトリア朝の絵画」展。

数々の魅力的な作品に溢れた会場内で、私の目は、ある一つの作品に吸い寄せられました、作品よりも先に“タイトル”にです。

「ナウシカ」

言うまでも無く、ここで言うナウシカとは「風の谷の族長ジルの娘ナウシカ」ではなく「オデュセイア」の「スケリア王女ナウシカ」の方です。
がしかしその衝撃は、もはや数百回は見たであろう、かの不朽の名作「風の谷のナウシカ」一本分を一気に脳内上映させるには十分でありました。
またそれは同時に、画家「フレデリック・レイトン」の名を深く心に刻み付けることとなった瞬間でもありました。

そんなこんなで、かなり特異な経緯で注目することとなった「フレデリック・レイトン」
卓越した技術で数々の神話世界を具現させたこの作家を、共に語りあいたいと思います。

コメント(69)

>maさん

maさんの感動は充分伝わっています。maさんのカキコに感動しました!

ブレイクスルーがあってよかったです。研究とはそんなもので、努力だけでは進まなかったものが、思いがけないことで急展開したり、軌道修正や方向転換したりしますが、そのチャンスを掴むかどうかが、研究者としての素質、天性であると思います。
先生のご理解が得られればいいのですが、先生の頭が堅かったら、ポンセ美術館に所蔵されている背景について、趣味として探求を続けられたらいいと思います。鍵は、mafongoさんが興味を持たれて探されているフェレールが作品の選択にどう言う風に関わったかについてのインタビューでしょうか。
>maさん

先生のご理解が得られてよかったです。ポンセ美術館への問い合わせにしても、個人と組織では対応が違うでしょうしね。英語が通じるようになるかもしれません(笑)。mafongoさんが探されているフェレールのインタビューも見つかるかもしれませんねぇ。
>とっくん さん
じつはオークションだったかははっきり調べがついておりません。このあたりがはっきり知りたくてフェレールのインタビューを探しています。

つい、プエルトリコ側の話ばかり書いてしまいましたが、ロンドンからプエルトリコまでの部分を調べた結果を、書き込ませて頂きたいと思います。

しかしロンドン滞在中のお話、是非お聞きしたいです。テイト・ギャラリーには一度だけ訪ねる機会がありました。

入り口近くで好きだったマチスの"L'Escargot/The Snail "が巨大だったことにびっくりし、ターナーの作品群に圧倒され、そしてロセッティーやバーンズ=ジョーンズの作品で幸福になり・・・いい思い出です。また行ける機会があると良いのですが。

>kakapoさん
これからも宜しくお願い致します。
とっくん さん、ma さんの書き込みにあるとおり、このコミュニティーがあったおかげで皆様と知り合う事が出来ました。個人的興味だったFlaming Juneとプエルトリコの関係のことを読んで頂けたのがとても嬉しいです。

>ma さん
maさんがプエルトリコのコミュに書き込んで頂いたおかげで、レイトンのコミュニティーがあることを知ることが出来て、単なる個人の興味だった事を書き込む事が出来ました。ありがとうございました。ほんとMixiの醍醐味だと感じています。

小さい頃から絵が好きで、旅先での美術館めぐりは楽しみの一つなのですが、皆さんに教えていただきながらその楽しみを深めていきたいと思っています。

みなさま、これからも宜しくお願いします。
プエルトリコ側から見た事ばっかり書いてしまいましたが、絵が書かれてからオークションに出るまでの話がまだでした。あまりに皆さんの反応が早くて、ついていけていません・・・。
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ご存知の通りFlaming Juneが1985年に完成し、ロンドンのロイヤル・アカデミーに初めて展示されたにも関わらず、誰も買い手が付かずレイトンは翌年に亡くなり、絵は遺族の物と成りました。

1930年代までビクトリアン・アートは時代遅れという認識でレイトンの作品も200ポンドくらいで購入できた為、Flaming Juneも最後はメイフェアのアルブメール通り(Albemarle St.)の美容院のサロンに流れていったとの事です。

その後、何人かの手を通ったようですが、あまり持ち主の評価もぱっとせず、サウス・ロンドンのクラファム・コモン(Clapham Common)の家の壁のパネルの間に置かれたままになってしまいました。そしてそれは1962年まで忘れ去られたままになり、家の取り壊しの時に初めて発見されました。

しかし、せっかく発見されたにもかかわらず、Flaming Juneの不遇は続きます。取り壊し業者は全く絵に価値を感じず、作品をその額装の値段で売り渡しました。

これはkakapoさんがおっしゃったようにビクトリアンが無価値だと思われていた時代の事ですから、あたりまえの事なのでしょう。でも、悲しいですね・・。

そしてこの額装こそ1895年のレイトンのアトリエの写真に出ていたあの額です。ルネサンスのアルターピースとギリシャ建築との影響を残したタバナクル・スタイルのやつ。そして、ポンセ美術館での展示にはこの額のレプリカが使われています。

クラファムのポーランド人の額装屋は絵に50ポンド、額に60ポンドで折り合って買い取ったそうです。そして額と絵はこのときから離れ離れになってしまったのでした。

絵のほうには、お客が現れました。その客はショーウインドーにかけられた"額なし50ポンド"の絵を見たのです。しかし、そのお客には50ポンドはとても出せない金額でした。

「当時僕は15才だった」と、彼は当時を思い出して語ります。
「50ポンドなんてもってなかった」

この若者の名前はアンドリュー・ロイド=ウエーバー。ご存知かと思います。世界的なビクトリアン・アートのコレクター、そしてミュージカル「オペラ座の怪人」の作曲者です。

さてその後最終的に、絵はロンドンのウエスト・エンドで売りに出されました。落札したのはビクトリアン・アートのディーラー、ジェレミー・マスです。彼は落札後、英国中の美術館にこの絵を売り込んだそうです。しかし、誰も買わなかった・・・。

そして、ついに彼からプエルトリコのフェレールへUS$6,000で売り渡されたのでした。オークションでという話と直接取引きで、という話とがあるのですが、それを確認したいのでフェレールのインタビューを探しているという訳です。

さて、余談でロイド=ウエーバーの話です。

50ポンドが払えなかった若者は、世界的コレクターとなり、フェレールに何度もFlaming Juneを譲ってくれと持ちかけたそうです。提示価格はなんと6百万ポンド!

もちろん、その他の有名な収集家、例えばイサベル・スミス、ジョン・シェーファー、ジェリー・デイビスなどもフェレール翁に話を持っていったようです。

しかし、翁はいたずらっぽく微笑み、99歳で亡くなるまで全てのオファーを断り、ポンセ美術館でプエルトリコや島に来た鑑賞者と共に絵を楽しむことを選んだのでした。

幸せな人生だなあ、と思いました。
>maさん

研究が進まれるのを楽しみにしています。また上↑に追加で書いておきました。でも最後の「翁はいたずらっぽく微笑み」というのはもちろん想像ですが(^^)

フェレールの資料が見つかるようなことがあれば是非教えて下さい!
>mofongoさん

貴重な情報をお教え戴き有難うございます。驚嘆致しました。

kakapoさんがコミュの説明に記されてますように、レイトンは、晩年、 ロイヤル・アカデミー会長を務められ、男爵(バロン)の称号を受けながら、 買い手が付かなかったとは驚きです。
ロンドン滞在時には、オペラ座の怪人がお気にで、何度も通っていたのですが、まさかアンドリュー・ロイド=ウエーバーもFlaming Juneの虜でFlaming Juneと関係があったとは、思いもしなかったことです。
額装はレプリカなんですね。興味は尽きず、次の興味は、オリジナルの額装は、今、どこにです(笑)。
>とっくん さん
>ma さん

読んで頂けてうれしいです。但し、これはあくまで個人が集めた情報のまとめ、みたいなもので資料もプエルトリコより前の部分は二次資料からのものばかりです。(英文・西文)

複数資料でダブっている記載は、正しい情報かなとも思いますが、同時に同じ二次資料からの孫引きの可能性もあり、やはり個人の趣味の域を出ていない資料です。研究家の方がFlaming Juneの数奇な運命をまとめてくれると面白いですね。

「世界 名画の旅」って朝日新聞の日曜版に連載されたいたシリーズをまとめた本があって(全5巻、朝日文庫から再編集した小型版あり)いろんな絵にまつわる話が図版とともに楽しめるのですが、あんな感じでやってくれないかなあ、と思います。

テイトでロセッティのプロセルピナに遭遇した時、この本に書かれていた話がとても役に立ったのを思い出します。
>mofongoさん

「世界 名画の旅」本屋さんで覗いてみます。

ぼくが「flaming june」に出会う前は、「Proserpine」が一番のお気にでした。ロンドンに滞在するまで、プレラファイエットすら知らなかったのですが、テイトで「Proserpine」に出会い、ロセッティに魅了された次第です。ポストンへ仕事で行った際には、時間をみつけて、ハーバード大学のFoggに、ロセッティが描いた女性に会いに行きました(笑)。
>maさん
maさんのご研究されてることが、この小さなコミュニティをきっかけにして大きく前進することができた...そのお手伝いができたことに、管理人として慶びに耐えません。
どうぞご自分のHPだと思って遠慮なくお使いください。どうか素晴らしい成果を得られるよう、願って止みません。




>mofongoさん
まさにめくるめくような「Flaming June」の数奇な運命...
上質なサスペンスのようですね、読んでて思わず感嘆の声を上げてしまいました!

もし1962年の持ち主の家の解体作業のとき、この作品が発見されなかったら...この名作は永遠の闇に葬られたことでしょう...
幸運の神に感謝です。

それにしても、フェレール翁のユーモアと先見の明は素晴らしいですね。絵画を投機の対象とは見ずに、純粋に愛していたことが窺えます。粋で痛快な人生ですね。




>とっくんさん
テレビ東京系列で土曜の夜十時から放映している「美の巨人たち」で「Flaming June」を取り上げてくれないでしょうかね。
十分その価値はあると思います。

番組HPの【ご意見ご感想】でリクエストしてみました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/


ロセッティ、僕も大好きな作家です。「受胎告知」「プロセルピナ」「レディ・リリス」「ベアータ・ベアトリクス」「パンドラ」がお気に入りの五指です。
>kakapoさん

ぼくも、「美の巨人たち」に1票、投じておきます。
ははは、やりますねー。
画集をスクリーンの横に並べて比べちゃいましたよ。
>maさん

「Flaming June」については、ビデオでどのような扱い、内容だったんですか?今度、ロンドンへ行く際にはゲットしてきます(笑)。
>maさん

ビデオの解説有難うございました。

”部屋に一人になったドロシー・ディーンがおもむろにあのスタイルで椅子にかけ、眠り込む…というシーンがありました。”
これだけ見れれば満足です(笑)。

多分、ビデオはPAL方式で、日本でのNTSC方式でないので、ご自宅ではみれないのでしょう。大学の視聴覚室だと、PAL方式を見れるようになってると思いますが、機器がなかったら、PAL-NTSC変換(60分で4400円也)を依頼するかですね。、
>とっくんさん
ご協力ありがとうございます、いつかはテレビで放映してくれるかも知れませんね。

>mofongoさん
画集、僕も持ってます。11年前にトレヴィルというところから発行された、日本語唯一の画集です。ヤフオクで手に入れることができました。

>maさん
面白そうなビデオですね、ドロシー・ディーン。僕が手に入れた画集に名前が載ってました、彼女に対しても興味がわいてきました。

「萌えあがる」本来なら「燃え上がる」と変換するところを誤変換して、全く違和感持ちませんでした。
「萌え〜」系に毒されてるのか...^^;
>ma さん
ドロシー・ディーンは1859年、ロンドン生まれで本名はエイダ・アリス・プーレン。20才の時に初めてレイトンと出会ったとの事。最初はコックニー訛りがひどくて(まさにイライザですね)、レイトンとラッセル・バーリントン夫人が言葉を直したそうです。

そしてレイトンのサポートで女優の道をスタートし、色々な舞台に立っています。但し、演技はそこそこだったらしいですが。

ドロシーは4人姉妹の一人で、他の三人、ヘティー、エディス、リナも美人だった為かレイトンのモデルとなっていたとの事。
1884年の作品、「チモーネとイフィジェニア」に描かれている女奴隷のモデルはリナだとの事です。

晩年、ドロシーは病に伏せっていて、1899年、レイトンが亡くなって3年後にウエスト・ケンジントンの自宅で亡くなったそうです。享年40才。

「ソリチュード」や「プシュケーの入浴」もドロシーだそうですが、美しい人だったんですね。
>mofongoさん
いやはや、汲めども尽きぬ素晴らしき知識の泉。恐れ入りました、脱帽です^^

「プシュケーの入浴」「ソリチュード」もドロシーだったのですか...彼女は口元に特徴がありますね。
そうすると「祈願」「山頂の精」或いは我が溺愛する「ナウシカ」もその可能性が高いですね。
「ハーレムの光華」のモデルは彼女の妹イザベルである。と、トレヴィル刊の画集にはありましたが...よく似た姉妹だったようですね。
>maさん
各人感じ方は様々なので「燃え立つ」「燃える」「灼熱」それぞれの「Flaming June」があると思います。
「萌え上がる」はなかなか言い得て妙なので、管理人はこのまま使用しますww
管理人よりお知らせ...
開設以来、予想をはるかに超える好評を頂いているこのトピックですがタイトルを「Flaming June」としたいと思います。
話が「Flaming June」に特化しているのでわかりやすくしたいと思いますので...また、maさんの研究発表の場としても利用していただければと思いまして^^

また、とっくんさんが立ててくださったトピックのタイトルを新しい方も書き込みしやすいように「はじめましてのご挨拶、感想。などはこちらへ...」としたいと思いますが如何でしょう...
>管理人さま

何ら異論ございません。今後とも管理の程、宜しくお願い致します。
>管理人kakapoさま

同じく「異議なし!」です。よろしくお願い致します。

>「ハーレムの光華」
Isabell Helena Pullen、愛称"Lena"も美しい人だったんですね。レイトンはその美しさを主題の中でしっかりと表現し、100年以上経ったあとでなぜか自分がその人の事を考えるのは、不思議でもあり、楽しくもあります。
>とっくんさん
>maさん
>mofongoさん
ご承認ありがとうございます、引き続きレイトンコミュをご贔屓に...^^

プーレン姉妹。まさにレイトン卿のミューズだったわけですね、彼女たちとの出会いが無ければ、果たしてこれらの作品が生まれていたでしょうか...まさに運命ですね。
>ここんさん
maさんのお友達だったのですね、ようこそいらっしゃいました。

たしかに3月から4月にかけてのこのトピの展開は管理人として非常に感銘し興奮しました。
そのころ、maさんの身近にいらっしゃって、その息遣い、立ち振る舞いまで感じてらっしゃった方とこうして出会えることができる。まさにmixiの醍醐味ですね。よろしくお願いいたします。
久しぶりにやって参りました。凄いですね、皆さん詳しい!
maさんは研究されているんですね。この絵の色使い、構図はなんとも魅力的ですよね。構図や人物の重量感はミケランジェロの影響を受けていると記憶しておりますが・・。
「眠り」をテーマにして探っていくのも面白そうだったのですが私は中途半端な追求で終わっています。
どんなストーリーを秘めた絵なのか!!!また勉強しにきまぁす。

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