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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第91回 課題本はト二・モリソン「青い眼がほしい」でした。

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・マイケル・ジャクソンが白人化していったことを思い出す。

・アンクル・トムの小屋など黒人差別を描いた作品を読みたくなる。

・難解なことは書かれていないが、テーマが重すぎるためすらすらとは読めない。

・人間が抱える美への憧れと醜への嫌悪と差別が率直に描かれている。

・一人称が三人称になったり、文体が起伏に富んでいる。

・ピコーラが生理を迎えるシーンが生々しい。メンスではなくミンスと表現している。

・ポリーの出産のシーンやチョリーの性的なシーンなど随所に描かれている。

・フリーダとクローディアが、友達らしくピコーラに接していてほっとする。

・黒人同士で差別し合っている。差別されている女性同士でマウントをとりあうのと同じ。

・第二次世界大戦ごろの物語だが、戦時下の様子がほとんど描かれていないが、ピコーラたちの日常生活がそのまま戦争のよう。

・原題は「THE BLUEST EYE」。青い眼がほしい、この訳は秀逸。

・青い眼がほしいと願うのは、おぞましいことと作者は言っているが、白人の美の基準を受け入れて、アイディンティティを自ら喪失していることがおぞましいのだろうか。

・簡単に優位に立つ側になりたがる精神がおぞましいのだろうか。

・ピコーラは黒人であることに加えて女性であることで、差別が上塗りされている。

・「向上と伴わない順応」と表現されているが、被差別層はそうやって社会に適応しないと生きていけないのも現実である。

・ピコーラを虐げる人々が次々登場するが、作品全体に暗さがない。

・漢字がある文章からひらがなだれけの幼い文章に変わっていく箇所がある。ピコーラの精神が崩壊していく様子が表現されている。つらい。

・ピコーラはこれからどうなるのだろうか。希望の兆しがみえない。

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