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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第81回 課題本はレイモンド・チャンドラーの「さよなら、愛しい人」でした。

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・フィリップマーロウがタフでかっこいいのはわかった。ちょっとむかつく。

・海辺のカフカの「世界で一番タフな少年」は、マーロウの名セリフ「男はタフでなければ生きられない。優しくなければ生きる価値がない」から引用しているのだろう。

・会話がおしゃれ。普通の日本人にはできない会話。村上春樹の訳がとっても合っている。

・洋服からインテリアまで描写がこまかい。想像しながら読むのが楽しい。

・日本人の庭師が草にむかって見透かしたような笑みを浮かべている。比喩表現がとても豊か。

・「言いたいことは言った方がいい」「私はキスされたいのよ、ひどい人ね」 いちいちかっこいい。

・明智小五郎や金田一耕助は、警察組織と仲良く捜査を行うが、マーロウと警察は何かと対立する。

・黒人が差別されている社会。マーロウは弱い者の味方になっている。

・舞台がロサンゼルス。ニューヨークでないところがいい。

・トラブルに首を突っ込むマーロウ。「そういう性分なのだ」と言っている。好奇心が強い。

・グレイル夫人、裏がある美貌の人妻。マーロウを誘惑しながら近づいていく。誘いに乗りながら探っていくマーロウ。この二人の絡み合いにどきどきする。

・アン・リオーダンはとても良い娘だが、マーロウの好みではない。グレイル夫人のような世慣れてしたたかな大人の女性を相手にしていたほうが、生き生きとするマーロウ。

・殺されるフロリアン。小悪党のバアサンだが好き。マロイの犯した二つの殺人事件が絡み合ってヴェルマに近づいていく構成が面白い。

・マロイ可哀想。ヴェルマが密告したことを悟って、絶望する瞬間がとても哀れ。

・ヴェルマは裏街道から富豪夫人になっておとなしく生活していればよいのに、出来ない女性。関わり合いになりたくないタイプ。

・彼女の心情はほとんど描かれていない。こういうところもハードボイルド的である。

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