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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第80回課題本は石川達三の「青春の蹉跌」でした。

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・当時は衝撃的な作品だったかもしれないが、面白くない。

・登美子と初めて寝る場面の描写が省略されていてよくわからない。康子の肉体を想像する描写も雑。

・学生運動について触れているが、時代性がよくわからない。

・当時の貧しさが強調されているが、高度成長期の入口くらいでそこまで貧しくないのでは。

・登美子が親子丼を食べに行くシーンがいい。他の相手とたべたのがすき焼きなのもいい。

・賢一郎がエゴイストすぎて、共感できない。幼稚で思想がない。プライドだけは高い。

・罠という言葉が良く使われているが、意味がよくわからない。

・登美子は子供の父親が違うことがいつかはばれるとわからなかったのか。

・登美子は登美子なりに賢一郎のことが好きだったのではないか。

・母は息子の自分勝手が問題を起こすことを心配しているが、改めることができない。そしてその通りに悲劇が起こる。

・20歳くらいで司法試験に受かると、自分の知っていることがすべてと思うようになるのも無理はない。

・賢一郎は誰にも相談しようとしていない。プライドの高さが災いしている。

・手紙のやりとりに時代を感じる。メールよりも風情があるし、人物の特徴が表現されている。

・賢一郎の視点で物語を描いているせいか、登美子や康子がどう考えていたのか心情がよくわからない。ただ見下されている。

・ショーケンと桃井かおりのコンピで映画化されている。二人とも役にハマっている。特に登美子の崩れた感じと桃井かおりのしゃべり方や表情はぴったり。

・最後に刑事に「その男に会わせてください」という賢一郎。口惜しさでいっぱいだが、反省はない。

・刑事は「その男は悪いことはしていない」というが法的にはそうでも人道的に罪深い。

・火事で焼きだされた夫婦の会話、従兄弟の小野など人間味を感じる人物が登場する。賢一郎は最後まで自分勝手。

・容貌、頭脳、若さ、肩書が揃うことで高慢ちきになることはあるが、世間に揉まれて丸くなる人も多い。主人公がそうなる可能性もあったはず。

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