架空図書室　それいゆ文庫コミュの第５９回新年会です。課題本はなし。

今回のテーマは「男と女」。このテーマにふさわしいフレンチレストラン「セルジュ＆ジェーン」にて、
女性３名、男性３名が熱くゆる～く語りました。

各自、男と女にちなんだ本、雑誌、記事、歌を持ち寄り、それを頼りに男女論について持論を展開しました。

メニューは前菜５種、根菜と具だくさんバランスサラダ、玉ねぎとじゃがいものグラタンスープ、ホタテ貝のフィデウアべに花風味、リゾーニアマトリチャーナカプチーノ仕立て、ムール貝の白ワイン蒸し、豚肉のモルノ銀串焼き、オレンジアイスのクレームブリュレ。

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・雑誌「ブルータス」の女優特集号。
前田敦子が表紙。古今東西の女優たちが紹介されている号。このほか「男と女」の特集号もあったが、
今回持参したのは、女優号。「女優」という言葉に女のすべてが込められている。
演技が上手ということと、女優として魅力的であることは別。

・「夢みるように愛したい」　折原みと作
講談社α文庫。漫画家が本業の作者が書いた少女小説。
孤独な少女が家族との絆を感じていくような物語。
少女小説というジャンルを読んでいることは気恥ずかしくて人には言いづらいが
とても面白い。ここからいろいろな小説を読もうと思うきっかけになった。

・「練習彼女」　三葉　作
美容院、カフェ、キャバクラ、風俗など、女性と接するお店は多いが、ただ漫然と利用するのではなく
女性の心理を学ぶ機会ととらえよう。その効果的なやり方、マナー、タブーを真面目に書いた本。
結局、女性と接するときに男性はあまり自己開示しないほうがよい。女性の話を傾聴することが大切だと思うが、なかなかそうはできない。

・「キレる女、懲りない男」　黒川　伊保子作
結婚歴３５年たち女性のいうことに逆らわないこと、傾聴することが大切だと思えるようになったのはごく最近。若いときは大変だった。この作品な脳科学者が男女の脳の違いについて述べている。
よく理解できる。

・「恋愛脳」　黒川　伊保子作
男性は年齢を経てくると女性的になっていく場合と、男性性が強くなる場合とに分かれる。
女性も同様に男性的になる人、女っぽさにどっぷり浸る人に分かれる。
おじさんのおばさん化、おばさんのおじさん化について脳科学の視点から書かれている。
どうなるのが幸せなのだろうか。

・「黒の舟唄」　能吉利人作詞、桜井順作曲　
男と女の間には深くて暗い溝がある。今もカバーされる名曲。
本当にその通りだが、だからこそ惹かれあうことをしみじみ唄った野坂昭如。
昭和を代表する男性の一人。

・「原節子の真実」　石井　妙子作
伝説の女優原節子。引退してからは、世にでることがなかった。
引退理由は諸説あり、様々取り沙汰されているが、真実はこうなのだと書いた本。
女優は神秘的であった時代、原節子は象徴的な女優だった。
プライバシーがネットで暴かれる現代では、神秘性を保つのは難しい。

・「女として女優として」　小山明子　作
映画監督　大島渚の妻であり女優。
夫の介護の苦労も語っている。若いころの写真も載っている。綺麗で可愛い。

・「恋ヶ窪」　神前　遼家　作
恋ヶ窪という地名にまつわる伝説を小説にした作品。
遊女と名将の物語はとても切ないが、お互いを思いやる心が
地名となって生き続けるのは素敵。ただ、遊郭があった事実はなさそう。

・「勇気ある人々」　ジョン・F・ケネディ
ケネディが心酔する政治家について紹介したこの本はピュリッツァー賞を受賞した。
ケネディが今でも人気があるのがなぜか、何となくだが分かる一冊。

・「ミセス・ケネディ」　クリント・ヒル作
ジャックリーヌのボディガードをしていた作者。
史上最も有名で華やかはファーストレディのそばいいて感じたことを淡々と書いている。
ケネディの死後、オナシス夫人となったが離婚。注目され続けて批判もされたが、世界中の憧れでもあった女性。

・「I ｔ　Couple」　
古今東西の有名カップルの写真集。
表紙はｹﾞﾝｽﾞﾌﾞｰﾙとジェーンバーキン。ブラピ＆アンジーも載っている。
ほとんどのカップルが別れている。

・「ブリジット・マクロンの告白」　エルジャポン　２０１７年１１月号
現フランス大統領の妻は２４歳年上。高校時代、女性教師と男子生徒として運命的な出会いをしたこの二人。出会いと日常について語った。彼が彼女に惹かれたのは、温かい知性の持ち主だったから。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　