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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第54回 課題本は竹山道雄の「ビルマの竪琴」でした。

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夏の忘年会を兼ねて、西荻窪の名店イタリアンの名店「チクロパノラマキッチン」で開催しました。
戦争文学として名高い「ビルマの竪琴」について、熱く語りました。


                             *


・水島上等兵が自分の息子だったら、「そんなことはやめて早く帰って来い」と言ってあげたい。

・イギリス人が日本兵を喪う姿に感銘を受ける水島上等兵の心がとても美しい。

・連隊長が音大出身で、合唱をしながら連帯感を保つとは、おそらく貴重なことである。兵士の命運は、直属の上官の考えによって大きく変わる。この連隊はとても幸運だった。

・南方の戦線の最大の敵は飢えと伝染病であり、この無謀な作戦を立てた上層部の責任は重い。

・戦争の番組の内容がより実態に迫ってきている。生き残った兵士たちが自分のつらい胸の内を本心から語る姿は衝撃的であり、勇気を感じる。

・この作品は児童文学調で読みやすい。人間の生命を軽んじることへの憤りと、なぜ人間同士で殺し合うのかを解明して今後に生かそうとする姿勢を強く感じる。

・子どもでも読みやすい戦争作品として、今後も出版や映画化はつづけてほしい。

・人食い人種の記述がユーモラスに描かれているが、日本軍が仲間の人肉で飢えをしのがざるを得なかった現実を示唆しているのかもしれない。

・会社でも軍でも上層部に人格者はいないのが普通。部下の命を軽んじて、上層部は生き残る事実はひどいが、どこかで後ろめたさを感じる人も多いのかもしれない。

・会社の計画でも無謀で勝算もなく、何となくの人間関係などで仕事をすすめて撤退できないことは多い。それが後々の大きな敗北につながることが分かっても、止められない。

・映画化されており、市川崑監督作品では、若い中井貴一が水島上等兵を好演している。戦争の悲惨さと水島の苦悩がよく描かれている。男性たちの歌声が美しい。

・日本の名曲の数々が巻末に載っている。原曲が英語のものもあり、音楽に国境がないこと、人の心を打つことがよくわかる。

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