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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第53回 課題本はサマーセット・モームの「月と六ペンス」でした。

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蒸し暑い夜。女性3名、男性2名で夏にふさわしい名作について熱くゆる〜く語りました。



                              *

・ストリックランドのように、すべてを捨ててあるひ突然出奔する気持ち、できないがわかる。知人にそうした人がいる。やる人はやる。

・ゴーギャンは破産を機にタヒチへ行ったようだが、きっかけがあるとやるのかも。

・出奔した夫に会いに行ってと頼まれたら、引き受ける派と断る派に分かれるだろう。当惑しながら面白く感じる作家魂、おかしい。

・女性と駆け落ちしたのであれば許すが、芸術のための出奔は許さないというエミリー。相手が女性であれば自分が勝つが、芸術を追うなれば戻らないことが分かったのだろうか。

・ストリックランドのロンドン時代、どうしてエミリーに芸術への情熱を伝えなかったのか。理解できないことがわかって軽蔑していたのだだろうが、そもそもこの二人が夫婦になったのが不思議。

・エミリーの俗っぽさとアタの献身は対照的。アタは男性の理想かもしれない。

・ストリックランドは女性にモテる。殴ることを宣言してもモテている。

・女には魂がないとか女性を蔑視しているが、それでもモテる。

・ストルーヴのように女性を助けるタイプが嫌われてしまうのは可哀想だが、ちよっと不甲斐ない。

・真の芸術家であることを見抜けるストルーヴもなかなかいないタイプ。

・タヒチという土地には人の魂を解放する力があるようだ。

・自分にぴったりした土地に行き着いたストリックランドや医師は幸せ。

・どういうきっかけでストリックランドの絵が認められていったのか。誰かが画商にもちこんだのか。たまたま目についたのか。

・生きているときは下手くそと思われて、死後、認められ始めるのは、どうしてだろう。

・壁画や果物の絵の描写が見事。絵を観ているような気持ちになる。モームの描写力素晴らしい。

・モームはスパイだった。事実を追いながら推理するのが得意なのか。

・月と六ペンスというタイトルがいい。月は理想、六ペンスは現実。ストリックランドとエミリー。ストリックランドとストルーヴ。タヒチとヨーロッパ。作品中に様々な対比が描かれている。

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