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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第8回 課題本は「ロミオとジュリエット」でした。

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シェイクスピア、最高の人気作。映画やバレエやミュージカルになり、多彩にアレンジされながら愛され続ける名作を、今回は男性2名、女性3名のご参加で味わいました。



音読タイムはもちろんバルコニーのシーン。数々の名セリフを口にする機会は、そうあるものではありません。何とも気恥ずかしいひとときでした。



 
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・この作品は悲劇とされているが、コメディだろう。

・ロザラインを眠れないほど好きだったロミオが、一目でジュリエットを好きになるところに呆気にとられ る。ロミオの良いところがどこなのかわからない。

・ジュリエットはロミオがロザライン押しだったことを知らない。

・この出来事の全貌はすべてロレンス神父のしわざ。この神父、なんだか調子よい。
 最後に全貌を語るところは見事だが、両家を和解させて恩恵に被ろうとしたのでは?

・42時間仮死状態になる薬っていったい何だ。
 
・ジュリエットは短慮のようで、頭が良く冷静な行動をとれているようにも感じる。

・キャピレット夫人は、自分の娘をモノのように扱っている。自分も政略的な結婚をさせらているからだ ろう。父親もジュリエットを罵倒するだけだし、乳母もすぐに寝返るし、周囲の大人のレベルが低い。


・ティボルトはジュリエットが好きなのか。ロミオを目の敵にしすぎているように感じる。

・パリスは最期まで、ジュリエットを自分の婚約者だと信じていた。そのほうが幸せかもしれない。
 ロミオに殺されるが、ロミオの剣の強さはまったく無駄。

・銅像をつくるなんて、変だ。

・心中だったらもっと暗い話になるが、最後まで行き違いにはらはらさせて、明るい最後にしているとこ ろが実に秀逸。
 
・純愛というには幼すぎる。たとえ二人が駆け落ちしても、何もできない二人だからすぐにだめになっ  ただろう。

・当時も現代も、人間は本当にやりたいことなどはできない。それを二人がしてくれているところに、人 は惹かれてこの作品に魅了されるのではないか。






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「きみの小鳥になりたい」「ああ、そうしてあげたい。でも可愛がりすぎて殺してしまうかもしれない」

胸キュンでありながら、どこか悲劇を予感させる台詞です。

シェイクスピアが描いた幼い恋物語。よく読むと背景は血と暴力に彩られていました。

恋の一瞬の輝きは、人間社会の愚かさのなかに投げ込まれていきます。

この作品が400年たっても新鮮に感じられるのは、心の奥底にある奇跡的な輝きを思い起こさせるから、そして同時に登場人物の未熟さに自分を重ね合わせしまえるから・・・でしょうか。









       
                            

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