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神奈川【市民と野党と労組】連帯コミュの沖縄に移住した岡留安則氏が「いま」を読む

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岡留安則の「東京−沖縄−アジア」幻視行日記

2013.12.25
■12月某日 普天間基地の辺野古移設のための仲井真知事の埋め立て申請の最終判断が迫っている。しかし、仲井真知事は足と腰が痛いために精密検査を受ける必要があるという理由で、東京の順天堂大学病院に入院してしまった。それでも、外出許可を得て、車いすで永田町に出かけている。何が何でも辺野古埋め立てを決めたい安倍政権は、振興予算を上積みして、札束攻勢を強めている。一括交付金、那覇空港第二滑走路建設、科学技術大学院大学の予算も大盤振る舞いだ。
  ここ沖縄では、仲井真知事が埋め立てを承認するかどうか、県民もその話で持ちきりだ。沖縄選出国会議員5名と自民党沖縄県連を辺野古新基地建設に転向させた安倍政権とその番頭でもある菅義偉官房長官、石破茂幹事長らにとってもまさに最終局面である。しかし、沖縄県民にとって辺野古埋め立ては少数意見にすぎない。だが、仲井真知事が埋め立てを承認しなくても、政府は法律を変えてでも埋め立てを断行する奥の手がある。一度埋めた海は元には戻らない。辺野古新基地は運用年数40年、耐用年数200年といわれている。極東一の規模を誇る嘉手納基地に加えて、近代化されてあらゆる機能を新設する辺野古新基地が建設されれば、沖縄は半永久的に米軍基地の島として存在し続けることになる。
  にもかかわらず、仲井真知事は、安倍総理と最終会談を終えた後、順天堂大学病院を退院して本日中に帰沖し、27日には辺野古埋め立ての承認か否かの結論を出すものと見られている。本日の安倍総理と仲井真知事との最終会談での雰囲気から仲井真知事は辺野古新基地建設を容認するだろうとの見方が県内でも高まっている。27日は役所の御用納めの日だ。新基地を容認したら年明けまで身を隠して、メディアや市民団体の批判が一段落するのを待つ作戦ではないか。これまで、県外移設を主張してきた仲井真知事の「転向」は県民に対する重大な裏切行為になる。そうした批判を封じ込めるために、知事の職を辞する可能性も強い。そうなれば、仲井真辞任で知事選も行わなくてはならない。
 それはともかく、仲井真知事の豹変の背景には、先日の沖縄政策協議会で沖縄が出した要請書の存在があったはずだ。その内容は、普天間基地の5年以内の運用停止、オスプレイ24機のうち半分を県外で訓練、日米地位協定の条項の追加、改定などだ。そもそも、オスプレイの普天間基地配備に反対というのが、沖縄県側の主張だったはずだ。それが、いつの間にか、半分を県外で訓練するという条件闘争に変わったのか。知事の説明責任は必要不可欠だ。地元紙によると、米国側は普天間基地の5年以内の運用停止にも日米父協定改定にも否定的なコメントを出している。仲井真知事が、それを了としたとすれば、沖縄も仲井真知事もまたもや騙されたことになる。
  筆者は連載中の琉球新報のコラムの中で、仲井真知事に年内の判断ではなく、1月19日の名護市長選における直近の民意を待つべきだと書いた。年内決着をはかる安倍政権の作戦に乗るべきではないという事である。しかし、仲井真知事は「いい正月を迎えるために」政府に押し切られたのだろう。その問題の名護市長選挙でも保守系は末松元県議と島袋吉和前名護市長が立候補を名乗り上げている。どうしても、保守系の一本化を図りたい政府は、本日、額賀、中谷という両元防衛大臣経験者を名護市に派遣し、島袋前市長と会談した。筆者に入った情報では、政府側が島袋氏の条件を呑んで、一本化に成功したようだ。カネと権力で沖縄県民の民意を踏みにじる安倍政権の手法は紛れもない独裁政治である。

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