神奈川【市民と野党と労組】連帯コミュの川崎市議宮原春夫さんの更新ブログ

古代史に登場① 「白山古墳」1

2013年8月1日

●推理・研究、巷説・学説いったりきたり
推理と研究が混じり合っているのが考古学の世界。いくら学問・研究をし
ても、それは歴史にならない。語りが必要。それには学問的資料を組み立
てて推察して語りをつくり出さなくてはならい。・・・・と言う我田引水
の前提で「日本古代史の中で川崎の古代は？」を歴史・推理してみよう。
●川崎に「前方後円墳」があった。そして削られた!!
幸区南加瀬のあたりに「白山古墳」という古墳が大正時代まであったが、
今では痕跡もない。しかしこの古墳があったことは事実で推理ではない。
臨海部に工場用地建設の埋立をするため、削られてしまった。この古墳は
４世紀に建設された前方後円墳だったことがわかっている。
●「前方後円墳」というのは古墳の典型
「前方後円墳」とういは、古墳時代の最盛期に地域の権力者がつくった古
墳である。前方が四角い台地でいわば舞台、後方は円形の丘陵でその中は
お墓。墳丘といって遮骸と一緒に遮物や装飾品が埋蔵されている。この
の遺物などが研究や推埋の材料になる。
●国宝に指定される銅鏡がこの古墳から発見された
この「白山古墳」の場合、その遺物が発見され保存された。銅鏡である。
この銅鏡は、“日本の古代”あるいは“邪馬台国”について、たくさんの
物語をもっている逸品ということになってる。それ故、国宝に推定され
市立ミュージアムに展示されている。この銅鏡の物語をひもといてみよう。