神奈川【市民と野党と労組】連帯コミュの小池晃さんの応援／横浜市長選　柴田さんで市政転換を　

横浜市長選　柴田さんで市政転換を　 [政策・見解]

熱弁する小池晃氏

日本共産党　小池晃副委員長が情勢報告
(しんぶん赤旗　2013年５月14日付けより）

　日本共産党の小池晃副委員長（参院比例候補）が８日、横浜市で、市民の市長をつくる会の柴田豊勝市長候補の必勝を訴えた情勢報告の要旨を紹介します。

　今度の市長選挙の第一の争点は、市民の切実な願いに応える市長をつくるのか、大型開発優先の市長にするのかです。
　横浜市政は、あまりにもくらしに冷たい。中学校給食は、全国８割の自治体で実施しています。しかし、横浜では実施の検討すらされていません。子どもの医療費無料化制度は昨年10月、ようやく小学１年生まで対象になりました。
　横浜にはお金がないのではありません。今の市長は、南本牧埠頭の四つ目の大水深バースなどに143億円、高速横浜環状北西線などに205億円、31階建の高層新市庁舎建設に603億円の予算を配分しました。合計1000億円の大型開発をやめれば、くらしを支える市政をつくることができるのではないでしょうか。

　第二の争点は、原発即時ゼロ、防災対策の推進で市民の命を守る市長か、原発容認、防災対策は後回しの市長かです。
　今の市長は、昨年の記者会見で、「原発は国の政策」「原発は残さざるを得ない。再稼働はやむを得ない」と言ったそうです。福島の苦しみを２度とくり返させないためにも、原発即時ゼロと堂々と言える市民の市長を選びましょう。コンビナート火災への対策も待ったなしです。不要不急の大型開発ではなく、地震・津波対策、コンビナート防災対策を進める市民の市長を選ぶ選挙にしましょう。

　第三の争点は、憲法を守り、憲法が花開く横浜を目指す市長か、歴史をゆがめる動きに屈して憲法に背を向ける市長を選んでしまうのかです。
　横浜市には、６カ所、420ヘクタールの米軍基地があります。ノースドックは横浜港のど真ん中にあり、米陸軍や海兵隊の輸送拠点となっています。使っていない基地の返還ですら、合意されても進みません。貴重な緑を破壊する池子米軍住宅追加計画について、今の市長は、前の市長の受け入れをそのまま引き継いでいます。
　戦争が終わって68年も経つのです。いまだに横浜市に外国軍の基地があるという異常な事態を許していいわけありません。アメリカにきっぱりとモノが言える横浜市政をご一緒につくっていきましょう。
　横浜では、教育委員会が、市民の反対を押し切って、侵略戦争を美化する歴史教科書を採用し、更に歴史と公民教科書を公立中学校で採択しました。今の市長は、これらの教科書採択を進めてきた２人の教育委員のうち、教育委員長の教育委員の再任を提案しました。とんでもありません。国際都市を標榜する横浜が、世界の常識に反するような教科書を子どもたちに押し付け、その押し付けた張本人を引き続き任命する。こんなことは絶対に許されません。

　横浜から、この異常な政治をただしていきましょう。憲法９条が花開く横浜市政を今こそつくりましょう。憲法に背を向ける市長ではなく、憲法を実現する柴田豊勝さんを市長に押し上げていきましょう。