聖書より希望と慰めの言葉コミュの《創造者に導かれる旅》118　「神さまからいただいた収穫をわかちあう」

《創造者に導かれる旅》118　「神さまからいただいた収穫をわかちあう」

申命記14:28 三年目ごとに、その年の収穫物の十分の一を取り分け、町の中に蓄えておき、14:29 あなたのうちに嗣業の割り当てのないレビ人や、町の中にいる寄留者、孤児、寡婦がそれを食べて満ち足りることができるようにしなさい。そうすれば、あなたの行うすべての手の業について、あなたの神、主はあなたを祝福するであろう。

※レビ人には土地がなく収穫がありませんでした。寄留している外国人、孤児、寡婦も同様でした。しかし、収穫のある十人が十分の一ずつ提供すれば、ひとりを支えることができます。イスラエル古来のこの知恵は、イエスさまにも引き継がれ、五つのパンと二匹の魚の奇跡物語が生まれたのかも知れません。教会にもこの伝統は地下水のように流れています。現代の社会福祉制度にもこれを強く響かさなければなりません。わたしたちは、これとこれは自分のものと考えてしまいますが、もともとは、すべて神さまからいただいたものです。最低限度プラスアルファくらいを手元に確保できる人は、それ以上のものには固執することなく、他の人びととわかちあうことを考えれば、さいわいではないでしょうか。

今週の祈り「神さま、わたしたちは苦しんでいます。どうぞ、お聞きください。悩みの底から引き上げてください。襲い来る矢からわたしたちをお守りください。神さま、わたしたちが、自分の考えや感覚にだけこだわるのではなく、相手のことを想像することができますように。神さま、わたしたちがあなたのお名前をみだりに唱えることがありませんように。自分の心を静かに見つめ、相手の心を穏やかに受け止めることができますように、あなたの霊をわたしたちの内に実らせてください。
主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」