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コメント(105)
日本語の発音リズムという天では「ラップ」は、どうもあっていないと思われる。
助詞の「が」とか「て」に強勢(アクセント)が平気で来ること、語尾が長く発音されるぅ、これらの英語由来のリズムはやアクセントは、少々耳障りではある。
「rhyme」と呼ばれる「語呂合わせ」で行われる「体言止め(シャワーじょーじょー、気分上々、みたいな）」の多用も時に「言い切らない半端な言葉遣い」とうつる。
昭和の歌謡曲や、井上陽水、阿木燿子の歌詞におけるリズムとはあきらかに違う。
どんな言葉のリズムを好むかは、人それぞれだとは思う。しかしたとえば漢文音読・訓読の経典を、現代日本語で書き直そうと思えば、黙読して意味のわかりやすさと同時に、声を出して唱えるとなるとリズムは重要になる。
心地よいリズムなのかどうかは個人差が大きい感覚的なものなので難しいが、日本人の共通項は見つかるのかも知れない。
助詞の「が」とか「て」に強勢(アクセント)が平気で来ること、語尾が長く発音されるぅ、これらの英語由来のリズムはやアクセントは、少々耳障りではある。
「rhyme」と呼ばれる「語呂合わせ」で行われる「体言止め(シャワーじょーじょー、気分上々、みたいな）」の多用も時に「言い切らない半端な言葉遣い」とうつる。
昭和の歌謡曲や、井上陽水、阿木燿子の歌詞におけるリズムとはあきらかに違う。
どんな言葉のリズムを好むかは、人それぞれだとは思う。しかしたとえば漢文音読・訓読の経典を、現代日本語で書き直そうと思えば、黙読して意味のわかりやすさと同時に、声を出して唱えるとなるとリズムは重要になる。
心地よいリズムなのかどうかは個人差が大きい感覚的なものなので難しいが、日本人の共通項は見つかるのかも知れない。
本能とは一体、動物的なものでしょうか。
それとも生命本源的なものでしょうか。
もしかしたら、一口に本能と言っても、いくつかの層があるのかもしれない。
さて、闘争本能と言われるものがある。
人類が太古から生き残りのために他の動物や他者と争い、戦い、時に相手を傷つけたり殺したりして生き残ってきた記憶かもしれない。
だから人間、特に男性には他と争って勝つことに喜びと興奮を味わう心根があるように感じる。
これを野放図に放っておいたのでは不幸を拡大再生産するだけだ、
という認識が仏教や法律や教育などを生み出した。
しかし、闘争本能を穏便に抑制しようとする人類の試みは、これを完全に死滅させたわけでもないし、戦いを好む男たちを去勢してしまったわけでもない。
人間社会は何とか破滅を避けながらも、そのお行儀のいい外皮を一枚めくれば、常に闘争状態が私たちを支配している。
それとも生命本源的なものでしょうか。
もしかしたら、一口に本能と言っても、いくつかの層があるのかもしれない。
さて、闘争本能と言われるものがある。
人類が太古から生き残りのために他の動物や他者と争い、戦い、時に相手を傷つけたり殺したりして生き残ってきた記憶かもしれない。
だから人間、特に男性には他と争って勝つことに喜びと興奮を味わう心根があるように感じる。
これを野放図に放っておいたのでは不幸を拡大再生産するだけだ、
という認識が仏教や法律や教育などを生み出した。
しかし、闘争本能を穏便に抑制しようとする人類の試みは、これを完全に死滅させたわけでもないし、戦いを好む男たちを去勢してしまったわけでもない。
人間社会は何とか破滅を避けながらも、そのお行儀のいい外皮を一枚めくれば、常に闘争状態が私たちを支配している。
>>[096]、詳しく議論を問うていただきまして、どうもありがとうございます。
＞[002]のコメで、本能は西洋の文化だ仏教とは引き合わない、とおいらは読めるのですが……
そうではなく、本能という概念は西洋で構想されたもので、仏教のさまざまな概念の中にはそれとまったく同じ意味のものを見つけることができない、
という意味です。
もちろんぼくの浅薄な仏教学習のせいかもしれないので、もし皆さんの中で
「仏教で言う何々という概念は、本能とまったく同じ意味だよ」
と教えて下さる方がいらっしゃいましたら、これほど嬉しいことはありません。
また、ぼくは本能という概念に限らず、仏教の中にはそれとまったく同じ意味の言葉を見つけることはできないけれども、
今日の私たちが広く日常的に使っている言葉や、
西洋哲学や西洋心理学の重要な諸概念を、
仏教と突き合わせて考察することがとても有意義なことだと考えており、
玲さんが本能という概念を仏教のコミュでこうして取り上げて考えてみた価値や、
その他の同じような試みの価値を疑わない者です。
＞[002]のコメで、本能は西洋の文化だ仏教とは引き合わない、とおいらは読めるのですが……
そうではなく、本能という概念は西洋で構想されたもので、仏教のさまざまな概念の中にはそれとまったく同じ意味のものを見つけることができない、
という意味です。
もちろんぼくの浅薄な仏教学習のせいかもしれないので、もし皆さんの中で
「仏教で言う何々という概念は、本能とまったく同じ意味だよ」
と教えて下さる方がいらっしゃいましたら、これほど嬉しいことはありません。
また、ぼくは本能という概念に限らず、仏教の中にはそれとまったく同じ意味の言葉を見つけることはできないけれども、
今日の私たちが広く日常的に使っている言葉や、
西洋哲学や西洋心理学の重要な諸概念を、
仏教と突き合わせて考察することがとても有意義なことだと考えており、
玲さんが本能という概念を仏教のコミュでこうして取り上げて考えてみた価値や、
その他の同じような試みの価値を疑わない者です。
>>[097]、重ねてありがとうございます。
玲さんがずっとさかのぼられて問うて下さったぼくの[002]におけるコメントとは以下のようなものでした。
再掲させていただきます。
＞元々、西洋の概念である本能という見方は、仏教の物の見方からくる仏教の諸概念と上手く対応しないものだと思います。本能という言葉に限らず、今日の日本で僕たちが普通に使っている言葉のうち、西洋の物の見方から生まれた概念は、どうしても仏教の世界の切り取り方、つかまえ方とは異なっている。だから本能に対応する言葉がそのまま仏教の言語世界の中にあるわけではない。しかし、だからと言って違う文明同士を突き合わせてみることが無意味というわけではない。むしろとても有意義なことだと思います。ましてや、今日の日本人の多くは仏教による世界の把握の仕方よりも、西洋による世界の把握の仕方とそこから来る諸概念に、ずっと親しんでいる。だから、今の日本人が慣れてしまっている西洋発の諸概念を使って、いかに仏教を決して壊してしまうことなく伝えるかということも、僕たちの課題だと思います。
（以上）
だからぼくは、仏教を凝り固まった使い古しの骨董品にしないためにも、
ぼくたちの日常語や西洋哲学や現代心理学の諸概念と突き合わせて考察してみることが大好きだし、
そうすることの価値を疑いません。
玲さんがずっとさかのぼられて問うて下さったぼくの[002]におけるコメントとは以下のようなものでした。
再掲させていただきます。
＞元々、西洋の概念である本能という見方は、仏教の物の見方からくる仏教の諸概念と上手く対応しないものだと思います。本能という言葉に限らず、今日の日本で僕たちが普通に使っている言葉のうち、西洋の物の見方から生まれた概念は、どうしても仏教の世界の切り取り方、つかまえ方とは異なっている。だから本能に対応する言葉がそのまま仏教の言語世界の中にあるわけではない。しかし、だからと言って違う文明同士を突き合わせてみることが無意味というわけではない。むしろとても有意義なことだと思います。ましてや、今日の日本人の多くは仏教による世界の把握の仕方よりも、西洋による世界の把握の仕方とそこから来る諸概念に、ずっと親しんでいる。だから、今の日本人が慣れてしまっている西洋発の諸概念を使って、いかに仏教を決して壊してしまうことなく伝えるかということも、僕たちの課題だと思います。
（以上）
だからぼくは、仏教を凝り固まった使い古しの骨董品にしないためにも、
ぼくたちの日常語や西洋哲学や現代心理学の諸概念と突き合わせて考察してみることが大好きだし、
そうすることの価値を疑いません。
>>[101]
大事なことは、78910さんの自分への問いとして、
「他人のことは知らない。私自身は、闘争本能の勝った人間である、そうとしか思えない」
ということなんだよ。
評論したり、概論したりしたりすることは用がないんだよ。
自分の問題として、取り組む時、仏教らしい取り組みがある。
概念の整理みたいのは、たいていいらない。
私たちは、といった曖昧な表現も必要ない。
78910さんが、私たちという言葉を使うとき、いつも俺も入ってんだろうかな？って思うよ。
入れてもらってもいいけど、よくそんな大胆なことができるな、って思う。
78910さんは、大胆な人ではなさそうだから、私たち、ってのはあなた達って言う意味なんだな、と納得することにしてるけど。
大事なことは、78910さんの自分への問いとして、
「他人のことは知らない。私自身は、闘争本能の勝った人間である、そうとしか思えない」
ということなんだよ。
評論したり、概論したりしたりすることは用がないんだよ。
自分の問題として、取り組む時、仏教らしい取り組みがある。
概念の整理みたいのは、たいていいらない。
私たちは、といった曖昧な表現も必要ない。
78910さんが、私たちという言葉を使うとき、いつも俺も入ってんだろうかな？って思うよ。
入れてもらってもいいけど、よくそんな大胆なことができるな、って思う。
78910さんは、大胆な人ではなさそうだから、私たち、ってのはあなた達って言う意味なんだな、と納得することにしてるけど。
>>[103]がおっしゃっていることは、
「人間は自分以外の他人の心の内まで語りうるのか、実は自分の心しか観察しようがないのではないか」
という難問に通じるものですね。
確かにぼくは「私たち」という言葉で人間一般を指して論じています。
人間一般の姿はこうじゃないか、というところを書いてみました。
優しくあろう、思いやりを持った人間であろうと努力しながらも、
人間にはいざとなったら自己の生き残りのためにお互いにあい争うという裸の姿が隠れているんじゃないか、
と書いた次第です。
もちろんぼく自身の毎日の姿を冷静に見た時に、
いかに心の中に倫理観や利他心が学ばれていようと、
毎日の裂け目に人間対人間の闘争のようなものを見出すからに他なりません。
それと世間の観察とを合わせて「私たち」と表現しているのです。
「人間は自分以外の他人の心の内まで語りうるのか、実は自分の心しか観察しようがないのではないか」
という難問に通じるものですね。
確かにぼくは「私たち」という言葉で人間一般を指して論じています。
人間一般の姿はこうじゃないか、というところを書いてみました。
優しくあろう、思いやりを持った人間であろうと努力しながらも、
人間にはいざとなったら自己の生き残りのためにお互いにあい争うという裸の姿が隠れているんじゃないか、
と書いた次第です。
もちろんぼく自身の毎日の姿を冷静に見た時に、
いかに心の中に倫理観や利他心が学ばれていようと、
毎日の裂け目に人間対人間の闘争のようなものを見出すからに他なりません。
それと世間の観察とを合わせて「私たち」と表現しているのです。
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