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宇宙服人工衛星(Suitsat-1)コミュのSuitsat-2 について考える

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一部では既に、Suitsat-2 計画の話が持ち上がり始めているようです。

ハンディ機(フォックスハンティング程度の軽装備 ↑ )でも聞えるはずだった Suitsat-1 が、結果として百戦錬磨の EMEer でさえ、まともにキャッチできないような超珍局になってしまったのは、一体何故なんでしょう。

本来目的たる少年少女に科学ロマンを与えるために、失敗原因を考え、来るべき次回作 Suitsat-2 を企画しようではありませんか。

積極的なご発言をお待ちしております。

コメント(7)

まずバッテリーを何とか改善すべき。w
アルカリ電池やリチウムイオン電池のようなものは
宇宙空間に放出すれば中の電解液が凍結してしまうので
使いものにならないのはこれで分かったはず。
温度変化に強いバッテリの選択と温度対策。他のトピックにも書きましたが、宇宙服に回転を与えて放出する事。あと、アンテナを写真左のような簡易型ではなく、ゲインが高くフェージングに強いタイプに変える事でしょう。

今回の受信実験で、小電力でゲインの低いアンテナの宇宙服衛星からの電波を受信するのは難しい事がわかりました。まずは ISSの電波を安定にキャッチできる設備を整えたいと思います。
1.機構的な問題

軌道投入(投棄?)当初、殆ど受信不可能だったため、NASA TV でコメンテーターが「電解液凍結→故障説」の軽口を叩いてしまい、各国に混乱を招来しました。

その頃、辛うじて受信されたテレメトリからは、初期に規定の電池電圧が発生されていなかった可能性が指摘されており、その後何らかの原因(宇宙服内が熱平衡に達した?)によって回復したように見られています。

その証拠に、制御器から送られて来たミッション累計時間は狂っていて、途中で自発的にリセットされた形跡があり、また飛行末期になればなるほど宇宙服内部の温度が上昇しています。

軌道投入前後の一定期間は電池を予熱・保温する仕組み、或いは、DC-DC コンバータや送信機のファイナルからの排熱を、積極的に電池へと導く工夫がされていれば、斯様な問題は生じていなかったでしょう。
2.電源の問題

"lithium battery" という報道しか見つからなかったのですが、大容量で耐衝撃性があり、低温下でも安定動作する塩化チオニルリチウム (lithium thionyl chloride, ER) 電池を採用すべきでした。
http://www.isas.jaxa.jp/home/tajima-lab/powersupplay/Primary.htm
http://www.maxell.co.jp/products/industrial/battery/er/

これもテレメトリによれば、運用中の環境温度は -10 C 程度で安定しており
http://aj3u.com/suitsat/telemetry.php

これは極低温という程の過酷条件でもなく、-55 C まで可能な ER 電池であれば、もっと良い結果を得られていた可能性が高い訳です。

もちろん、製造元である TOSHIBA, Maxell 等の協賛を得て、宣伝に使わせてあげる代わりに、技術と現物は無償提供させる、と。

「マイド1号」を打ち上げようとしている、東大阪のハイテク町工場協同組合
http://www.sohla.com/

の方とお話ししたことがあるのですが、精密加工技術然り、先端の宇宙開発は最早日本の要素技術なしに成り立ちません。ホリエだのムラカミだの、銭盲株屋共は見向きもしませんけど、我々は世界に誇って良いことです。
3.制御・送信系について

KENWOOD TH-K2 が適任だったかどうかは一先ず措くとして、スプートニク1号の 20MHz が世界中で容易に受信できた事実から比べて、2M QRP という周波数選択が妥当だったのか、チト疑問が残るところです。

重粒子、放射線対策は、この程度の短期間であれば無視できるとの見立てで、廉価な純民生機器構成で臨みましたが、完全に成功した訳ではなく、これも実証するに至りませんでした。

定格 500mW (Low power mode) のはず出力が、観測結果によると 1mW ERP 程度しか発揮されていなかったとの事ですが、電池はほぼ予定通りの消耗曲線を描いていたので、ファイナルも含め無線機は正常に稼動していたものと思われ、これら電子機器の故障よりむしろ同軸かアンテナ線の断線、コネクタの接触不良等、メカニカルな要因が疑われます。

アンテナは説明に垂直+GPとありますが、写真から推察するに、フレキ基板状の「吹き流し」のようなものと、3〜4肢のラジアルで構成されていたようです。これでは飛行中に本体と絡まる危険性もありますし、日本の既製品のような「飛び」が期待できたのでしょうか?

QSB (フェージング)は、Suitsat-1 の数秒周期の自転によるものが主だったようですが、送信時に数本のアンテナを高速スイッチングする事で、QSB に寛容な旋回偏波を与える事も可能ですし、AMSAT の連中にももっと勉強して頂きたいモンです。
4.その他

のら猫さんの仰る通り、「このチャンネルは空けましょう」というマナーは、アンカバー連中には全く期待できませんなぁ。

Suitsat とは別件ですが、ARISS on DXCC でも、そういう連絡が徹底するようです。
http://www.issfanclub.com/dxcc

さてここで、クソデカい NASA TV の録画(3時間弱、200MB )をお楽しみ下さい。
http://rdf.demon.nl/space/suitsat-1/ISS_Expedition_12_EVA_-part_1_beginn_EVA.ASF

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