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六命+一揆 営業日誌コミュの《Melntese》18日目

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【Eno.1149 九】

寝る前のひと時。

「昨日はオレの営業日誌がめちゃくちゃになったじゃないか。」
「そうかな、ボクが手直ししたせいでずいぶんよくなったと思うけどなぁ。」
「もう、ねこっぱちには見せない!」

頬を膨らませながら九はそう宣言するといそいそと日誌を書き始める。

「あ、一応、書くんだ。」

ねこっぱちが丸い目を瞬かせてつぶやいたのも聞こえずに、もくもくと日誌を書き綴る。

そして10分後。

「・・・なんかうまくまとまらないな。途中だけど、もうやめよ。」
「えー、どれどれ見s」
「みせないって言っただろ!寄るな変態!」
「ちょっとー!ボクは変態じゃないよ!」
「じゃあ勝手に覗くなよ!」
「変態とは、動物の正常な生育過程において形態を変えることを表すってMAKAIPEDIAには書いてあるんだよ!
ボクは別に生育過程において姿が変わったわけじゃ無いんだから変態とは言w」
「あーうるさいうるさいダメ見せないおやすみ」

日誌を枕の下に敷いて、すっぽりと布団をかぶる。
大事なことなのにー!と不満そうに文句を垂れるねこっぱちであった。


そして30分後。
豪快な大の字で寝息を立てる九の枕元に忍び寄る丸っこい影。

「そこまで頑なに隠されちゃ気になるよね。」

ねこっぱちがこっそりと枕の下から日誌を抜き取る。

「これはボクの日誌でもあるんだからね・・・ふふ・・・」

////
メルンテーゼ17日目、天気良好。

前日はこの団体の男性三名についての所感を述べたが、今回は女性についての所感を述べてみる。
まずは、全員に共通することであるが、全員見た目が良い女性陣の集まりである。
しかし、自分が一番美少女であるのは、間違いがない。

では一番チビから。
エリカ嬢。
見た目からして推定年齢は10歳前後ほどであろうか。
話した感じでは天真爛漫でいかにも子供らしい子供である。字が読めないらしいのは好都合、あとは自分の名前を書けるかどうかを確認中。名前さえ書ければ適当なことを言って契約書類にサインをさせることは簡単だと思われる。

つれのアニマ嬢。
エリカに比べて警戒心が強そうである。カリスマ生徒会長を支えるメガネの副会長タイプか?おっちょこちょいな生徒会長が平和な生活を過ごすために裏で暗躍するタイプか?
そうだとすれば、非常に厄介ではある。しかし、主君を落とすと参謀ももれなくもついてくるというセオリーがあるので、エリカを落とせば自動的におまけとしてついてくる可能性がある。特に問題はないだろう。

そして、安野蝶子嬢。
どうやら我々がこの団体に参加した時と同じころに参加した新顔らしい。これはその「いわば同期よね」な線で攻めるのが良いかもしれない。彼女はどうも男性同士をちらちら見ては思いにはせているところがあるので、そこら辺から共通の話題を作って切り崩していくのもありかもしれない。いずれにせよ、契約は容易である。

最後に、ナナ嬢。
見目の良い鳥人の娘である。どうやら勝雄氏と懇意にしているらしいが、ねこっぱち曰く、ねこっぱちとも懇意にしているとのこと。
これはねこっぱちが契約を彼女と取れそうだということなのだろうか。できれば自分が契約を取りたいと思うので、ねこっぱちとの間に割って入るにはどうすればいいかを考えなければいけない。つまり、ねこっぱちを攻略しないといけないということである。何故自分がねこっぱちを気にしなければならないのか。何となく釈然といかない。
しかし、これもひとえに契約のためである。ここしばらくはねこっぱちの動向を気にしていこうと思う。最近のねこっぱちはいつもに増して様子がおかしいというか、何か自分に隠し事をしているような気もするので、それを探るにも良い機会かもしれない。そう、自分は別にねこっぱちがどんな隠し事をしてようが気にならないのであるが、それがもしかしたらナナとの契約につながることになるのかもしれないと思えば探るのは、職務上まっとうなことであって、別に自分が気になるからとかそういう私的な感情から来てるわけではない。そもそも、自分があんなちんちくりんなネコウモリを気にしないといけない理由などなく、したがってこれは

///

文章は途中で終わっている。
ねこっぱちは、大きく一つため息をつくと、筆をとった。

(Eno.1148 ねこっぱちの日記へ続く。)

コメント(1)

【Eno.1148 ねこっぱち】

「やれやれ……。」

そう呟きながら、ねこっぱちは、丁寧に枕の下へ日誌を敷き直し、布団に潜り込んだ。

////
メルンテーゼ17日目、天気良好。

前日はこの団体の男性三名についての所感を述べたが、今回は女性についての所感を述べてみる。
まずは、全員に共通することであるが、全員見た目が良い女性陣の集まりである。
しかし、自分が一番美少女であるのは、間違いがない。
注意:性格のことは言及しないでおいてあげてほしい。

では一番チビから。
エリカ嬢。
見た目からして推定年齢は10歳前後ほどであろうか。
話した感じでは天真爛漫でいかにも子供らしい子供である。字が読めないらしいのは好都合、あとは自分の名前を書けるかどうかを確認中。名前さえ書ければ適当なことを言って契約書類にサインをさせることは簡単だと思われる。
契約相手の名前も読めたほうがよいだろうから、ひらがなを学習させるとよいと思われる。
契約相手の名前を読めることが確認できたら、その場でサインを書いてもらうとよいと思われる。
したがって契約相手はねこっぱちが適任である。

つれのアニマ嬢。
エリカに比べて警戒心が強そうである。カリスマ生徒会長を支えるメガネの副会長タイプか?おっちょこちょいな生徒会長が平和な生活を過ごすために裏で暗躍するタイプか?いろいろ考えるね、イチジク。
そうだとすれば、非常に厄介ではある。しかし、主君を落とすと参謀ももれなくもついてくるというセオリーがあるので、エリカを落とせば自動的におまけとしてついてくる可能性がある。特に問題はないだろう。
なるほどね。
したがって契約相手はねこっぱちが適任である。

そして、安野蝶子嬢。
どうやら我々がこの団体に参加した時と同じころに参加した新顔らしい。これはその「いわば同期よね」な線で攻めるのが良いかもしれない。彼女はどうも男性同士をちらちら見ては思いにはせているところがあるので、そこら辺から共通の話題を作って切り崩していくのもありかもしれない。いずれにせよ、契約は容易である。
ということは、男性代表であるボク!ねこっぱちが契約者として適任である。

最後に、ナナ嬢。
見目の良い鳥人の娘である。どうやら勝雄氏と懇意にしているらしいが、ねこっぱち曰く、ねこっぱちとも懇意にしているとのこと。
うんうん、ここ、重要だよね(*˘︶˘*)
これはねこっぱちが契約を彼女と取れそうだということなのだろうか。できれば自分が契約を取りたいと思うので、ねこっぱちとの間に割って入るにはどうすればいいかを考えなければいけない。つまり、ねこっぱちを攻略しないといけないということである。何故自分がねこっぱちを気にしなければならないのか。何となく釈然といかない。
しかし、これもひとえに契約のためである。ここしばらくはねこっぱちの動向を気にしていこうと思う。最近のねこっぱちはいつもに増して様子がおかしいというか、何か自分に隠し事をしているような気もするので、それを探るにも良い機会かもしれない。そう、自分は別にねこっぱちがどんな隠し事をしてようが気にならないのであるが、それがもしかしたらナナとの契約につながることになるのかもしれないと思えば探るのは、職務上まっとうなことであって、別に自分が気になるからとかそういう私的な感情から来てるわけではない。(このあとの一文は線で消されている)
したがってこれはねこっぱちの実力を認め始めているということにほかならない。

結論としては、「女の子はみんな可愛いものが好きである。」
イコールボクの姿にとても好意を持っているので、全員ねこっぱちと契約するものと思われる。

///



素晴らしい結論が出たので、いい夢が見れそうだよ。

そして、ボクは思い出す。
一人窖で暮らしていたあの頃、別に悲しかったり寂しかったりはしなかったけど、夢を見たりしただろうか。
楽しかったり、嬉しかったりしただろうか。
あの頃は、疎まれても、避けられても、それは仕方のないことだとわかっていたけれど、今のボクはどうだろうか。
それを悲しいことと思うのだろうか。
今の姿なら、みんな、ボクを恐れたり、蔑んだりしないだろうか。
でも、ボクがかわいい姿でないときも、あの子はボクを嫌いじゃなかった。
他のみんなみたいに、ボクを遠巻きに見たりしなかった。
ボクは元の姿に戻れなくてもいいけど、あの子がボクのことを忘れてしまうのは嫌だな。

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