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六命+一揆 営業日誌コミュの5日目

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【Eno.973 九】

「ねこっぱちく〜ん♪」
今日の九は、なにやら朝からご機嫌である。

「営業日誌なんだけどさ、今日もオレが書いてやってもいいぜ?」
「……昨日はもう書かないってゆってたじゃないか。」
「そんなこと言うわけ無いじゃないか、ねこっぱちクンっ。営業日誌、スッゲー大事だよ!」
「……毎日びりびり破ってるくせによく言うよ。」

半目のねこっぱち。
九は、「何言ってるんだよ、ねこっぱちクン!」と、そんなねこっぱちの猫なで肩をつかむ。

「営業の記録だぞ!ボーナスの査定に響くんだから、しっかり記録に残していかないとダメじゃないかっ!」
九はいたってまじめな顔で、ねこっぱちを揺さぶる。

「そんなことも知らないのか、ねこっぱちクン!」
「……それって、ボクが言ったんじゃないか。」
と、揺さぶられながら呟くねこっぱち。

「まぁ、そんな勤務態度だから、ねこっぱちクンはオレみたいに契約取れないんだな!」
あ、やべ、言っちゃったwwww、とわざとらしく舌を出して肩をすくめた。

「まぁ、オレを見習って精進したまえよ、ねこっぱちクン。」
「三下ごときでおめでたいね、イチジクは。」
「へっ、その三下とも契約取れないくせに。」
「…………。」
いまや、九の鼻は天に向かってそっくり返らんぐらいである。

「……まぁ、三下でも束子でも何でも、どんどん契約しちゃってよ。」
「おっ、オレ様への敗北宣言か?可愛いやつめ。」
「……イチジクはホントにおめでたいなぁ。」
やれやれ、とねこっぱち。

「イチジクがボクと契約すれば、イチジクがとった契約が丸ごとボクの孫契約になるんだからさー。」
何故か、勝ち誇ったように胸をそらす。

「両手に粟って言うんだよね、こういうの?」
「濡れ手に粟だろ!ってゆうか契約しねーっつうの!」
「イチジクは、おめでたいくせに恥ずかしがり屋なんだね。」
「……おい、気持ち悪いこと言うんじゃねーぞ!」


こうしてねこっぱちの策略にまんまと引っかかった九はぷんすかしてしまい、初契約の記録を営業日誌に記す機会を失ったのであった。

コメント(2)

【Eno.973 九】
今日も何事もなく1日が終わった。
【その後の会話】
ねこっぱち(972)「じゃ、そろそろ寝ようか。」
ねこっぱち(972)「そういえば、今日の営業日誌書いたの?書いてる様子なかったけど。」
ねこっぱち(972)「じゃ、おやすみ。」

イチジク(973)「……ヤベー、日誌書き忘れた…・…」

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