ー綺麗なお酒と綺麗な肴ーコミュの日本酒のおいしい話

お酒から連想される言葉は何ですか？・・・
大概の方は「二日酔いする」「太る」「のどが渇く」etc・・・
決まって最初に出る言葉が今上げた様なことです。
うちに来るお客さんでもそう思ってる方は未だに多いんです。
しかし、綺麗な日本酒を飲む限りそんなことは決してありません。
完全に言い切れます(￣ー+￣)ｷﾗﾘ。
特に「太る」事はまず無いです。
何故「太る」かと言うと日本酒には食べ物を美味しくする効果があり、ついつい食べ過ぎてしまうからなんです。だから太るのは日本酒のせいではなく自己管理が出来るか出来無いかと言う事です。でも大概の人は何かのせいにして自分を正当化しようとしますよね、まぁそう言う自分もその一人なんですが・・・。

日本酒を勘違いしてる人が多いのですが、実は日本酒と言う飲み物は体に優しいお酒なんです。
日本酒にはアミノ酸や有機酸、ビタミンなど百種類以上の微量成分が含まれています。ですからダイエットはもちろん糖尿病や肝硬変の予防に最近では癌の予防にも効果があると言われてます。
「えっそんな馬鹿な」と言う人もいるでしょうが本当のことです。
ただし、大手酒造会社が出している紙パック(全てでは無いが)のような物をの飲み続ける限り最初に言ったイメージは何時までも取り除けませんよ。
何故ならそう言うお酒は利益を求める事と単価を下げる事を最優先して作られている「三倍増醸酒」(通称：三増酒/ｻﾝｿﾞｳｼｭ)と呼ばれている物が殆どです。
原酒の三倍も醸造アルコールを入れればどうなるか容易に想像はつくと思います。
味が薄くなる分加糖もすれば酸味料も添加されます。
果たしてそれが綺麗なお酒といえるのでしょうか？
安いからと言って晩酌にそんなお酒を飲んでいては逆に不健康に成ってしまうので気を付けて下さいね。
とは言ったもののお酒を飲まない方に言わせればさて、じゃぁ日本酒って何なのよ！って言う方が居ると思います。飲まない方達に言わせればどれも同じかもしれません。が、決して同じものではありますん。
簡単で分かりやすく言いますと日本酒は「純米酒」と「本醸造」の二種類にしかありません。が最近では「普通酒」と言う分類が含まれている様ですが個人的には普通酒が分類の一つにはいるのはどうかと思っています。

まず最初に
「純米酒」とは・・・70%位迄精米した米と米麹、水だけで作った酒の事を言います。
　※ちなみに米を60％以下まで磨いて仕込んだ酒を吟醸。米を50％以
　　下まで磨いて仕込んだお酒を大吟醸と言います。

「本醸造」とは・・・純米酒に醸造アルコールを加えて造ったお酒の事
を言います。
　※醸造アルコールとはサトウキビの搾りかすを発酵させ、蒸留して
　　作った高純度のエチルアルコールの事です。
　※醸造アルコールの加えられる量は使用白米の10％以下と定められ
　　てます。
　※一般的にアルコール添加酒＝アル添と呼ばれています。

「普通酒」とは・・・簡単に言えば最初にお話しした三増酒(ｻﾝｿﾞｳｼｭ)の事を指します。
　増量の為もろみに沢山の醸造アルコールを加え、味が薄くなるのでさらに糖類や化学調味料を加え、風味もなくなるので香料などを加えた物を言います。
　　　　　
しかし、テレビを見ていると上記(普通酒)のコマーシャルがさんざん流れ、さもこれが「日本酒」だと言う様に日々流れてるのはどうなのだろうかと思う物確かです。
正直普通酒を恨んでいるのでは無いですが日本酒の間違ったイメージが何時までも取れないのは確かですね。困ったもんですね〜(-。-;)
　
と言う事で、日本酒の間違ったイメージを取り除き日々綺麗な日本酒を提供していく事に努力して行こうと考える今日この頃…

最後にお薦めのお酒！
辻善兵衛・雄町純米吟醸　雄町の良さがしっかり出てる1本です。香り・酸味・切れのバランスが非常に良いです。是非飲んで見て下さい。

cyovinでした。
次回は純米酒の製法による分類を分かりやすく書いてみようと思います。