漢詩・漢文・漢籍コミュの司馬遷奉任安書

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司馬遷奉任安書

mixiユーザー 2014年10月25日 07:42

史記を書くにあたって、決意の表明を書いたような文。昨日、出だしの部分を書写しました。
なかなか迫力があってすごい気迫が伝わってきます。
筆を持つ手が司馬遷のそれに見えてくるから不思議。

これと同じ体験をしたことがあります。
厳密には漢文ではなく、日本語への当て字として、という趣の古事記です。

前文で太安万侶が、稗田阿礼の語る言葉を、国家のために漢字を使って記録する、という決意表明があります。

歴史記録とは昔、大いなる志をもってやることなのですね。

人固有一死　或重於太山　或軽於鴻毛　用之所趣異也

などという文章は、なにげに今日の語られるかずかずの生きがい論などを、2千年前に一言で見事に語り尽くしてますね。

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