ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

福岡でマンガを読むコミュのヤマシタトモコ「運命の女の子」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
昨日買った三冊のマンガについて その2

二冊目はヤマシタトモコの「運命の女の子」
ヤマシタトモコは今注目しているマンガ家の一人で、
新刊を見かけたら内容を一切知らなくても、
即買いするようにしている。
そして、まず「ハズレ」はない。

この本は月刊アフタヌーンに掲載された、
三篇の中編がまとめられたものだが、
どれも毛色の違うもので、
明るさ暗さ、重さ軽さも様々である。

ひとつめの「無敵」は重い犯罪もの。
自分の家族や周辺の人間を次々に殺し、
自宅に放火した16歳の少女の物語なのだが、
佐世保の事件とダブってしまい、
かなり背筋が寒くなった。

ふたつめの「きみはスター」は、
成績は学年上位で、美形の男子が、
あまり見た目がパッとしない女の子を好きになる、
という話。しかし女の子は彼に振り向かない。
揺れ動く青春の光と影ものとでも言おうか、
ヤマシタトモコはこういう微妙な、
思春期にありがちな屈折とか、
心のすれ違いを書くのがとてもうまい。

そしてみっつめの「不呪姫と檻の塔」という話。
「のろわれずひめとおりのとう」と読む。
これが、SFファンタジーのような内容。
2200年頃、世界の全ての人は、
生まれた時に呪いをかけられ、
16歳で呪いが発症して、
それを乗り越えて大人になっていく、
という世の中になっていた。
しかし、日本に一人だけ、
呪いのかからない女の子がいて・・・
というようなお話。
この三篇を読んだだけでも、
ヤマシタトモコがどんなに才能のある作家かがよくわかる。

ヤマシタトモコは1981年生まれで血液型はB型。
最初はBL誌で書いていたが、
2009年頃から一般誌でも活躍しはじめ、
今は飛ぶ鳥を落とす勢い。
僕はもう彼女の単行本を20冊くらい持っている。
とにかくおすすめ。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

福岡でマンガを読む 更新情報

福岡でマンガを読むのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング