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福岡で映画を見るコミュのハーレム

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この作品を見て、マルコ・フェレーリって、
案外ゴダールに影響を受けているのかもしれないと思った。

所謂ジャンピングカット編集と呼ばれる、
いきなり場面が変わったり、
時制が飛んだりする編集は、
ゴダールが発明したものと言われているのだが、
マルコ・フェレーリの映画にも
そのような編集が時々出て来るのである。

今まではそれを
ゴダールと結び付けて考えてはいなかったのだが、
この「ハーレム」を見て、
なんとなくゴダールの「軽蔑」に似てるところがあるなと思って、
もしかしたら・・・と思って調べてみたら、
やはり、ジガヴェルトフ集団の「東風」に
マルコ・フェレーリは俳優として参加していた。

そういえばこの「ハーレム」は1967年制作だし、
イタリアとフランスはお隣りさんだし、
時代的にも地理的にも、
何らかの影響を受けていてもおかしくはない。

僕がヨーロッパの映画を好きになったきっかけは、
実はゴダールの「気狂いピエロ」(1965)だったのだが、
この作品あたりを境にして、
ゴダールは政治的な映画を撮るようになり、
結局、ゴダールって、
「難解で退屈な映画を撮る監督」なんだと思っていた。

そうやって、ある意味ゴダールを「卒業」した後に、
マルコ・フェレーリの映画に出会っていたので、
これまで、ゴダールとマルコ・フェレーリを
結び付けて考えたことはなかった。

なので、意外といえば意外な「発見」だったわけだが、
むしろこれは、当たり前な、常識的なことで、
僕が知らなかっただけなのかもしれない。

それでこの「ハーレム」だが、
なんとなくゴダールの映画のような、
「スノッブな難解さ」を感じるのである。

もちろん後のマルコ・フェレーリの映画に通じるような、
怪物的な部分の片鱗も随所にみられるのだが、
同時に、ゴダール的「青臭さ」も感じられる、
ヘタしたらオシャレ映画に分類されかねない、
うすっぺらで軽い感じが少しある映画だった。

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