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女子大生 Girl's Meetingコミュの連載記事Vol.6「天国からのメッセージ」

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男の名は、天童世死見。

自らを天使と名乗り、数多くの人間に

「命題」を与えてきた。

命題を出された場合、達成できなければ…即死亡。

まさに「天国へのカウントダウン」といったところだろう。



ドラマ「天国に一番近い男」は

放映から10年以上経過しているにも

関わらず、今でも見返すと

そのメッセージ性の大きさに気付く。




松岡昌宏演じる主人公は

典型的な「無気力人間」で

ちょうど「草食系男子」と揶揄される

現代の若者のようである。

そんな主人公が命題を解決していくうちに

生きる意義に向き合い、成長していく

というドラマである。

主人公と天童のやり取りはまるで

漫才のようにコミカルで、

さらに主人公を取り巻く人間関係も

女好きなワンマン社長、

社長に媚びる課長、

都会人ぶる先輩など

思わず「いるいる!」と共感し

笑ってしまうシーンも見受けられる。






「無気力人間」と非難されるにも

色々と理由はあるが、大まかに考えると

「一度は夢や希望を持っていたが

挫折してしまった」場合と

「そもそも夢や希望をもったことがない」

場合に分かれるような気がする。

主人公も、もともとは大学進学という

夢を持って上京してきている。

前者の場合は、夢を持った経験がある分、

無気力から脱却するのも比較的容易に

思われるが、後者の場合はそうもいかない。

夢や希望を持ったことがないから、

それを叶えるための行動が起こせない。

行動ができないから、結果は出ない。

結果が出ないので、自分が何ができるのか

わからない。

自分が何ができないかわからないので、

行動が起こせない。

この最悪ともいわれるスパイラルが

彼らの中で延々と続いていたのである。

中学高校大学と何となく過ごしてきたら

何とかなってしまった場合に

この現象は起こりがちだ。

非常に受動的かつ無気力なこの姿勢では、

実際に就職試験に行っても

企業側からすれば、そうした人間は

非常に滑稽に映るものである。





夢や希望が持てないのは

育った環境や経済状況も大きく関係する。

子どものころから金銭的事情で

色々なことを諦めされられてきたケースだ。

しかし、大変気の毒ではあるが

天童のように毎回「命題」という

仕事を与えられるわけではない。

やがて仕事を生み出すように求められたとき

それに応えられなくては、容赦なく

切り捨てられる。

行動できない人間は、

会社のお荷物になりかねないのだ。


主人公は無気力人間でありながらも、

目の前のことに真剣に取り組む

シーンが何度もある。

納期に間に合わない顧客を手伝ったり、

徹夜で未経験のピアノを練習したりと、

「何か」を犠牲にすることで命題を

クリアしてきた。

だから、最後にあれだけの成長を遂げた。



夢や希望を持ったことがない人間にとって

「痛み」とか「リスク」というのは

「自分にとってマイナスになるもの」にしか過ぎない。

だからこそ、未経験のことに手が出せない。

だから行動範囲は狭まる一方だ。



特に仕事において、新しいことには

とかくリスクが付いて回る。

そのリスクがどれくらいなのかは

計り知れない。

しかし先人達がそうだったように、

今の「当たり前」には必ず先駆者がいた。

彼らが一歩踏み出したから、

行動したからこその結果なのである。



今の若者に必要なのは

マルチタスク化や効率化のような

ものではないし、

会社の会話で横文字を多用して、

業界人ぶったり物事をあいまいに

したりということでもない。

「覚悟」を決めて「行動」すること。


机上の空論がいかに無意味なのかは

今回の震災で誰もがわかっているはずだ。






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