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mixi発・人工言語を作ろうコミュの【発音】子音について

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発音を決めよう板からの派生トピックです。
この言語で採用すべき子音を決めましょう。

コメント(43)

 まず、『発音を決めよう』トピから僕が出した素案を転記します。

| /r/ /h/ /k/ /g/ /ŋ/
| _______ /p/ /b/ /m/
| /l/ /s/ /t/ /d/ /n/
| _______ /ts/ /z/
| /y/ /ʃ/ /tʃ/ /ʒ/ /ɲ/
| /w/ /f/ ____ /v/

 以上、23。unicode文字が表示できない環境を考慮して、aを加えて日本語のア段で示したのが下記。

ラ  ハ  カ  ガ (ン)ガ
      パ  バ  マ
ラ  サ  タ  ダ  ナ
      ツァ ザ
ヤ  シャ チャ ジャ ニャ
ワ  ファ    ヴァ

 ――ここまでが既に書いた分です。

 さて。それぞれの音素に暫定のアルファベットも宛てつつ補足してみます。

r /r/ ラ行音
 有声流音で、反り舌弾き音を標準とする。ただし歯茎弾き音、歯茎ふるえ音などを幅広く許容する。lと区別するため、側面接近音にならないよう注意を要する。
h /h/ フを除くハ行音
 無声声門摩擦音。有声的に発音されることも許容。エスペラントのような無声軟口蓋摩擦音[x]との弁別はしない。
k /k/ カ行音
 無声軟口蓋破裂音。
g /g/ ガ行音
 有声軟口蓋破裂音。
n# /ŋ/ ガ行鼻母音/カ行・ガ行音直前および語末のン
 軟口蓋鼻音。
p /p/ パ行音
 無声両唇破裂音。
b /b/ バ行音
 有声両唇破裂音。
m /m/ マ行音/パ行音・バ行音直前のン
 両唇鼻音。
l /l/ (ラ行音)
 有声流音。歯茎側面接近音。
s /s/ シを除くサ行音
 無声歯茎摩擦音。
t /t/ チ、ツを除くタ行音
 無声歯茎破裂音。
d /d/ ジ、ヅを除くダ行音
 有声歯茎破裂音
n /n/ ニを除くナ行音/タ行・ダ行・サ行音直前のン
 歯茎鼻音。
c /ts/ ツの子音/ツァ行音
 無声歯茎破擦音。
z /z/ ジを除くザ行音
 有声歯茎摩擦音。
y /y/ ヤ行音
 半母音。硬口蓋接近音。
x /ʃ/ シの子音/シャ行音
 無声後部歯茎摩擦音。
q /tʃ/ チの子音/チャ行音
 無声後部歯茎破擦音。
j /ʒ/ ジの子音/ジャ行音
 有声後部歯茎摩擦音。
n~ /ɲ/ ニの子音/ニャ行音/シャ行音・チャ行音・ジャ行音直前のン
 硬口蓋鼻音。
w /w/ ワ行音
 半母音。両唇接近音。
f /f/ (≒フの子音)/ファ行音
 無声唇歯摩擦音。日本語のファ行音[ɸ](無声両唇摩擦音)も許容。
v /v/ ヴァ行音
 有声唇歯摩擦音。

 ――こんなとこで。これだけでちょっと疲れました。

▽1: チーズケーキ様
> このような特性を考えると、/r/と/l/の導入には、一定の制限が必要になると思います。

 これですが、素案については上記のように考えておりました。/l/のほうを固定して、/r/についてはそれと区別できる範囲で少々の自由度を持たせる、と。

 こんな感じである程度の標準が決まっていれば、そこまで慎重にならなくていいと思うんですよ。極端な話、北京語やタミル語の話者に合わせて有声/無声の区別も無くす――等々と言い出すと、どこまでも制限が加わっていきますので。
 おっと。いつの間にかお二方の書込みが。どうも夢中になって時間をかけすぎたようです。

▽2: 斯波左衛門尉良弼さま
> 日本語や韓国語、漢語など東アジアには流音を1種類しか持たない言語が分布していますね。ただこれらの言語のように/r/と/l/を区別しない言語は世界的に見ても少数派と思われます。あえて日本語・韓国語のばあいを考慮して、制限を加えなくてもよいのでは、と思うのですがいかがでしょうか。

 この点についてはほぼ同意見のようですね。
 ちなみにその少数派の言語には、たしかベンガル語も含まれていたと記憶しています。

▽3: チーズケーキ様
> もしかしたら、そり舌のrが舌端寄りに変化して[z]に近くなったのかもしれません。

 北京語が、反り舌の有声音をrでローマナイズしていますよ。あれはかなり[z]に近い発音。『日本国(ribenguo)』が西洋人に『ジパング』と聞こえたのは肯ける話で。

> 誰にも母語の影響が強くあるでしょうから、標準発音の推奨例は示せても標準発音の普及は難しいでしょう。

 僕個人としては、そのくらいで構わないと思っています。『統制』する必要はないと。
 要するに共通語な訳ですから、日本語で言えば津軽訛りでも薩摩訛りでも、互いに意思疎通が可能な程度に逸脱していなければ問題ないのではないでしょうか。
>4: 死郎さま
見たところ、北京語のローマ字の使い方とほぼ同じですね。
なにか実績のある言語を参考にするのは、とてもいいことだと思います。補助記号も使っていないことで、英語文字しか受け付けないコンピュータで電子的なやりとりをするにも、最適だと思います。

>j /ʒ/
はもちろん/dʒ/も許容でよろしいですよね?
なぜかというと無声音は
>q /tʃ/
と表記していますから、標準音はこれに合わせたほうがいいかと思ったからです。
それとも
>x /ʃ/
のほうでしょうか。
でもこの2つの区別が厳格に必要な言語も、それほど多くはないですね。英語では区別があり、弁別もしますが、弁別しない話者でも混乱しません。jの標準音は[ʒ]で、[dʒ]も許容するということでいいでしょうか。

>n~ /ɲ/
は/n/と/i/が近いときに発生する異音ではなくて、
/p, b, m/
/t, d, n/
/k, g, ŋ/
のように有声音、無声音、鼻音のパターンに対応するように
/ʃ, ʒ, ɲ/の列の鼻音と解釈すればよろしいですね?
おっと、/ɲ/と/ŋ/は補助記号なしでは表せませんね。

/ɲ/は音素ではなく/n/の異音と考えて、例えば二重母音/ia/の前で発生する/n/の異音と考えれば、/n/だけの導入になり、1字1音主義にすることができます。

同様に/ŋ/も音素ではなく、/g/の前の[n]の異音と考えれば。

そうすると、例えば/an/と/aŋ/は同じ単語になります。

現代英語で/n, ŋ/の弁別がありますが、それはもともと/n(ə), ŋg(ə)/の音素の列があって、次第に/g(ə)/が無くなっていったという経緯があります。元々は形態素認識に用いていなかったものが、次第に用いるようになったということです。/ng/で通じます。

それとも、中国語のように、音節末の/n/と/ŋ/は別の形態素を示すようにしましょうか。

音節頭に立つ/ŋ/は、調音のしにくさから、あまり多くの言語で観察できないので、許容しないほうがいいと思います。
>チーズケーキさま

>あえて日本語・韓国語のばあいを考慮して、
>制限を加えなくてもよいのでは、と思うのですがいかがでしょうか。
すみません、どちらの意味でしょうか。

すみません。句読点の使い方で文意が不明瞭になりました。「日本語・韓国語のようなR/Lを区別しない言語はごく少数派であり、あえて考慮する必要はないので、制限を加えなくてもよいのではないか」と言いたかったんです。

L,Rの調音については、死郎さまの

>/l/のほうを固定して、/r/についてはそれと区別できる範囲で少々の自由度を持たせる、と。

のご意見に賛成です。Lを側面摩擦音に固定し、R音に幅を持たせるのでよいと思います。


◆子音の音素一覧について:

私も死郎さまの4番の案に異論はありません。
日本語の子音をすべて含むだけでなく、世界の主要言語で使用される子音をだいたいカバーしていてとても整合性が高いと思います。

>h /h/ フを除くハ行音
 無声声門摩擦音。有声的に発音されることも許容。

Hhは[h][H][x]ということで。ロシア人や中国人はこれを/x/と発音してよいということですね。

Cc[ts]無声歯茎破擦音
Qq[tš]無声後部歯茎破擦音
Jj[dž]有声後部歯茎破擦音
Xx[š]無声後部歯茎摩擦音

これは北京語のピンインやアルバニア語などで使われる表記法ですよね。とくに"C"を/ts/に当てるのはスラブ諸語やハンガリー語など中・東欧の諸言語によくある方法ですね。これにはとくに大賛成です。

◆鼻音:
[ng][n~]は独立の鼻音ということですね?

◆破擦音:
あと子音の「訛り」に幅を持たせるとしたら、
破擦音q,jは:

*硬口蓋破裂音[ć][đ]=キュ・チュ、ギュ・ヂュの中間音

として発音することも許容されるでしょうか?

*q―j―n~

という鼻音の系列も考えられるな、と思いました。

*(注)一部の発音記号を便宜上変えてあります。
正しく表示されるでしょうか?
補足です。
4番の死郎さまの案になる子音を、グループごとに
並べ替えてみました。こういった感じでしょうか。

◆子音

破裂音:p,b t,d k,g
鼻音: m n n~ ng
流音: l r
摩擦音:f,v s,z x h
破擦音:c q,j
半子音:y w
(半母音)

*注:一部記号を変えたところがあります。n#→ng

*見づらくてすみませんが、上記の案に従った
音素の一覧表を添付します。

・・・って/r/の調音が違ってしまいました!ま、いいか。
補足:10番に貼り付けた表の中で間違いがありました。

「後部歯茎摩擦音」は無声音しか採用されてないんでしたね。
いきおいで有声音のほうも書いてしまいました。

この音はとくに有声歯茎破擦音(J音)とまぎらわしいし、
1文字1音主義のアルファベット使用では
表記が難しそうなので採用しないほうがいいかな、
と思っていた音でした。
▽7, 8: チーズケーキ様
> >j /ʒ/
> はもちろん/dʒ/も許容でよろしいですよね
(snip)
> jの標準音は[ʒ]で、[dʒ]も許容するということでいいでしょうか。

 仰る通りです。いえ、頭の中にはそのことがあったのですが、書いたときに抜け落ちてしまいました。そこは付け加えておいてくださいませ。
 他にも不備があるかと思います。遠慮なくご指摘ください。
 特に(言語固有の)発音記号とIPAなども、あんまり区別しなかったのでごっちゃになっているような。もっと厳密にしないといかんですね。

> >n~ /ɲ/
> は/n/と/i/が近いときに発生する異音ではなくて、
> /p, b, m/
> /t, d, n/
> /k, g, ŋ/
> のように有声音、無声音、鼻音のパターンに対応するように
> /ʃ, ʒ, ɲ/の列の鼻音と解釈すればよろしいですね?

 そのつもりです。そう並べるなら正確には/tʃ, ʒ, ɲ/でしょうか。
 サンスクリットの音韻表が整然としているので、それに倣ったというのもあります。

> おっと、/ɲ/と/ŋ/は補助記号なしでは表せませんね。

 英語のアルファベットだけでは二つ足りないんですよ。大文字も使っていいならJ、Nと表わす流儀もあるんですが、文頭や固有名詞(ドイツ語だと名詞すべてでしたか)の語頭を大文字にするような表記法は混乱の元になるので使えなくなります。

> /ɲ/は音素ではなく/n/の異音と考えて、例えば二重母音/ia/の前で発生する/n/の異音と考えれば、/n/だけの導入になり、1字1音主義にすることができます。

 今のところローマン表記は仮のものと考えているので、文字のほうから発音を云々するのは違うのでは――と思っています。

> それとも、中国語のように、音節末の/n/と/ŋ/は別の形態素を示すようにしましょうか。
>
> 音節頭に立つ/ŋ/は、調音のしにくさから、あまり多くの言語で観察できないので、許容しないほうがいいと思います。

 それも含めて、位置や前後の音によって不可能もしくは困難なものは除外すべきでしょうね。特にここで問題となっている鼻音は、次の子音によって容易に変化しますし、母音も連続すると変わる等々、音声の側からルール化すべき点は考えていかないと。

▽9: 斯波左衛門尉良弼さま
> Hhは[h][H][x]ということで。ロシア人や中国人はこれを/x/と発音してよいということですね。

 そのように考えております。

> [ng][n~]は独立の鼻音ということですね?

 ええ。上でも書いた通りです。ただ音の変化などを考慮して、このへんの扱いは慎重にならざるを得ませんけれど。少なくともnの異音とはせずに、表記上も区別しようという考えで。

# 少しでもエスペラントとの差別化を、という気持ちもあったりなかったり。

> 破擦音q,jは:
>
> *硬口蓋破裂音[ć][đ]=キュ・チュ、ギュ・ヂュの中間音
>
> として発音することも許容されるでしょうか?

 ええと。具体的にどういう音なのか、耳で聞いたことがないのでわからないのですけれど、kyやgyで表わされる音と区別が容易なら問題ないと思います。

> *q―j―n~
>
> という鼻音の系列も考えられるな、と思いました。

 これは、4の書込みの最初の表をそういう並びにしたつもりなので。当然ながら想定内だったりします。
>10: 斯波左衛門尉良弼さま
一覧表は、採用するべき音素に関しては、おおよそ賛成です。
/ɲ/と/ŋ/だけは、補助記号なしのローマ字では表示しきれませんが、
このうち/ŋ/に当てる字を"ng"とすれば、問題ないと思います。そうすると/ŋ/の異音は[ŋ, ŋg, ŋgə]に加えて、日本語で母音の前の「ん」の[ə̃]あたりも発生すると思いますが、単語のデザインによってはこれで問題ないと思います。/an, ang/の音の形態素と/a/の音の形態素が連続して、リエゾンできずに迷うのは、日本人には多いと思いますが、それは学習してもらえばいいと思います。

ただ、/an, aŋ/と/ga/が連続した場合、/anga/はよほど注意しないかぎり調音できませんので、両方とも/aŋa/か/aŋga/で発音されると思います。ちなみに、この2つの違いは、簡単に言うと(よく理解できていませんが)/g/の持続時間と鼻音属性の欠如の度合いだと思いますので、早い発話では区別できないし、普段でもそれほど両者を区別して発音する人は少ないと考えられます。事実上、同音異義語になるでしょう。コミュニケーションの障害にならないよう、単語のデザインで気をつける必要があるように思います。

/ɲ/に関しては、アルファベットはスペイン語の"ñ"を導入するか、二重母音(拗音)と看做して"nia, nie, niu"のように表現するかがあると思います。
しかしスペイン語のような"ñ"を導入して”ña, ñe” [ɲa, ɲe]を表しても、"n"と二重母音(拗音)"nia, nie" [nja, nje]との区別は事実上できませんので、/ñ/は音素として認めず、nの拗音に現れる/n/の異音として捉えるのがいいと思います。

拗音の問題は、/tʃ, (d)ʒ/などにも見られますが、清音と拗音が区別できない場合は清音だけ使えばいいと思います。例えば"ja"と"jia"/dʒa/と/dʒia/は区別が不可能ですので、"ja"だけ採用するということです。それとも、/i/の持続時間で、区別するようにしましょうか?
>13: チーズケーキ
すみません、後半の鼻音に関して、コメントで触れられていることに対応させずに書いてしまいましたし、自分の以前書いた物と重複して書いてしまいました。異音に関しての問題点だけご覧ください。失礼しました。
▽13: チーズケーキ様
> このうち/ŋ/に当てる字を"ng"とすれば、問題ないと思います。

 ngを使わずにn#としたのは、マレー語の表記を見ていて可読性が悪いなと感じたからです。n~をñで表わしていいなら、ņあたりを使うか、そのままŋというのでも構いませんが。

> しかしスペイン語のような"ñ"を導入して”ña, ñe” [ɲa, ɲe]を表しても、"n"と二重母音(拗音)"nia, nie" [nja, nje]との区別は事実上できませんので、/ñ/は音素として認めず、nの拗音に現れる/n/の異音として捉えるのがいいと思います。

 そうでしょうか。前者は日本の共通語のニャ、ニェの発音、後者(nya, nyeと表記すべきかも)は東北方言に多く現われるそれで、無理に仮名で表わすならヌャ、ヌィェのような音です。
 この両者は日本語でも英語でも弁別していないので人によって多少訓練が必要かも知れませんが、日本人にとってはlとrの区別より容易い筈。bとvよりやや難しい程度でしょうか。あくまで個人的な感覚ではありますが。

> 例えば"ja"と"jia"/dʒa/と/dʒia/は区別が不可能ですので、"ja"だけ採用するということです。

 性質上、仰る通りでしょう。最初の表で /y/ /ʃ/ /tʃ/ /ʒ/ /ɲ/ と並んでいますが、これらの音(y, x, q, j, n~)に半母音"-y"を続けたものはその音自身と区別できません。
 同様に、その下の /w/ /f/ /v/(w, f, v)にも半母音"-w"は続けられません。それらの音は単語の設定時に除外してください。
>13: チーズケーキ
>14: チーズケーキ
考えている間の時間差の更新でした。お騒がせしました。

>12: 死郎さま
チ>> それとも、中国語のように、音節末の/n/と/ŋ/は別の形態素を示すようにしましょうか。
チ>> 音節頭に立つ/ŋ/は、調音のしにくさから、あまり多くの言語で観察できないので、許容しないほうがいいと思います。

> それも含めて、位置や前後の音によって不可能もしくは
>困難なものは除外すべきでしょうね。特にここで問題となって
>いる鼻音は、次の子音によって容易に変化しますし、母音も連続
>すると変わる等々、音声の側からルール化すべき点は考えていか
>ないと。
了解しました。単語を決めながらるときに考慮するということで。

斯>> [ng][n~]は独立の鼻音ということですね?
> ええ。上でも書いた通りです。ただ音の変化などを考慮して、
>このへんの扱いは慎重にならざるを得ませんけれど。少なくとも
>nの異音とはせずに、表記上も区別しようという考えで。

ということは、

チ>>/ɲ/に関しては、アルファベットはスペイン語の"ñ"を導入す
チ>>るか、二重母音(拗音)と看做して"nia, nie, niu"のように表現
チ>>するかがあると思います。

という提案をしましたが、"ñ"の導入またはその他のローマ字の導入ですね?

>12: 死郎さま
> 今のところローマン表記は仮のものと考えているので、
>文字のほうから発音を云々するのは違うのでは
>――と思っています。
結局電子的なやり取りには、現行のローマ字でないと貧弱な環境では読めませんし、珍しい補助記号を使うと方言や省略形が蔓延してしまいます。そうかと言って、&とか@とかを割り当てても、かっこわるいですね。
西ヨーロッパのフォントが入っていれば表示できる"ñ"が、多少特殊な環境ですが、/ɲ/の表示には最も普及して、実績のある選択肢だと思います。ただ、問題は、日本の携帯電話では入力できないんです。
となると、これが表示できない環境では、nyaと表記されるかもしれません。むしろ余計な方言を増やさないために、エスペラント語がのちに1音1字主義を改めて2字を許容したのと同様に、方言として、または正書法の選択肢として認めてもいいかもしれません。

日本の大学一般教養での朝鮮語・ロシア語の不当な不人気、西欧語・中国語の一定の人気から推測すると、見たことのない文字の言語は不当に敬遠されるようです。特に朝鮮語は、文字の明快さ(二重母音は複雑ですが)と、日本語との文法・漢語の共通性の割に、冬ソナ前のうちの大学での人気は中国語より無かったのですから、見たことのない文字に対して一般の学生が抱く先入観は、その言語の習得のしやすさ・表示体系の明快さによるものではないと考えられます。

ローマ字とは別の体系を作ることは、その不当な不人気に加え、電子的にやりとりする際に対応することが多いので、私はASCIIのローマ字26字で完全な処理ができる体系を提案します。もちろん出版物などは(考え過ぎでしょうか)、その正式なmixic専用書体で著すのに抵抗はありませんし、むしろ歓迎いたします。しかし原稿はきっとローマ字で書いて、編集後に置換機能を使うでしょう。それほどASCIIは普及しているので、使い慣れた編集ソフトで編集するときに苦労しない方法を選んだり、印刷前の工程でも化けない方式を選ぶと、どうしてもASCIIから逃れることができません。これも不当ですが、現状が改善されるには、mixicを使う可能性のある人が使うコンピュータ・モバイル・印刷サービスなどすべてをmixic対応にしないといけません。何らかの形でASCIIの枠に完全に収めることは、大きな利益になると思います。
>MixiはUnicode仕様じゃないのですよね(これ盲点でした、かなりショックね!)
えっ?!IPAが使えますけど、Unicodeじゃないんですか?
あらら。それはショック。ここにいる皆さんは化けないようですが。
>Mixiって、Japanese (EUC-JP) にデフォルト設定されてるみたいですが

そのようです。それだとIPAは含まれていないから、なんで/ʃ/なんか表示できるのかと、思って、ソースを見たら&#643なんて書いてありました。文字コードを指定して書くやりかたですね。何の文字コードかというと、HTML4.01で規定された文字コードだそうです。
http://www.htmq.com/text/index.shtml
EUCが基本で、&#643がでたらブラウザが解釈してOSに合わせて表示しているような感じでしょうか。
ようやくEUC-JPのコード表を見つけました。
http://charset.7jp.net/euc.html

Latin-1の文字コードだと、0x80から0xffまでは補助記号付きのアルファベットが収まっているのですが、EUC-JPでは2バイト用に予約されているようです。

2バイトはその下のテーブルです。ギリシア文字とキリル文字はありますが、西ヨーロッパの文字は入っていませんね。

結局、mixic文字を使うには、以下の文字コードに限定されると思います。
1.Latin-1のmixic文字
2.Unicode-8かUnicode-16のmixic文字
3.ASCII26字のmixic文字
4.ASCII26字とASCII記号のmixic文字
5.HTMLの&#643ようなASCIIによる命令
このうち、日本の日本の最も貧弱な環境(例えば携帯電話)に対応すると、どうしても3と4と5になってしまいます。
5は、TeXで文章を書く人にはいいでしょうが、Wysiwygなワープロソフトで文字を見ながら書きたい人には、むずがゆいでしょう。

ちなみに、EUC-JPやShift-JISなどにあるキリル文字やギリシア文字は、JISでそこに割り当てられているだけなので、日本語以外の環境では化けます。
あるいは、

6.フォントの仕様で対応する

ことにして、ASCIIの#や@を"ɲ"に対応する文字形状でフォントを作成すれば、対応できます。しかし、そうすると、メールアドレスなどで通常のフォントでmail@mail.comとなっているものが、mixicフォントを使った文書では mailɲmail.comのように見えるなど、既存の記号において視覚的な問題が起きるでしょう。
 アルファベット表記の議論が進んでますね。そうか、mixiはEUCでしたか。Unicode文字が表示できるので、てっきりUTF-8あたりかと思ってましたよ。

▽16: チーズケーキ様
> チ>>/ɲ/に関しては、アルファベットはスペイン語の"ñ"を導入す
> チ>>るか、二重母音(拗音)と看做して"nia, nie, niu"のように表現
> チ>>するかがあると思います。
>
> という提案をしましたが、"ñ"の導入またはその他のローマ字の導入ですね?

 拗音は二重母音とは分けて考え、子音+半母音の形で扱いたいと思うのですが。つまり"nya, nye, nyi, nyo, nyu"という形で。
 またこれらは"n~a, n~e, n~i, n~o, n~u"(もしくは"ña, ñe...")とは別の音とします。

 とはいえ、両者が区別しづらい音だというご主張はわかります。それにniとnyiについては判別不可か、極めて厳しいですよね。
 ですので"ny-"のような音は基本の単語の設定段階では使用せず、曲用・活用などでそうした形が出てくるのは構わない――というところでどうでしょうか。
 このへんは異存がなければ、文法の議論が進むまで保留にしておきたいところです。

 音については以上ですが、文字のレベルの話は以下にて。

> 結局電子的なやり取りには、現行のローマ字でないと貧弱な環境では読めませんし、珍しい補助記号を使うと方言や省略形が蔓延してしまいます。そうかと言って、&とか@とかを割り当てても、かっこわるいですね。

 うーん。『かっこわるい』は主観的な表現としても、たしかに整わない印象は否めません。

> となると、これが表示できない環境では、nyaと表記されるかもしれません。

 これについてはn~aとnyaは別の音と看做すので――と、一応上の主張を繰り返しておきますが、まあそのへんも含めてまだ正式決定ではないので保留しておきます。

> エスペラント語がのちに1音1字主義を改めて2字を許容したのと同様に、方言として、または正書法の選択肢として認めてもいいかもしれません。

 方言については、認めるも認めないもなく発生するものだと考えています。それは仕方がないので、標準が標準としてきっちり決まっていれば問題ないのかなと。

 正書法の選択肢ということならば、ある程度幅があっても良いかもですね。考えてみれば、独自のmixic文字が決まった段階で、ローマナイズは副次的な表記になるのかも知れませんし。今の段階で厳密に決めなくても? いやまあ、議論の道具とするのに充分であれば当面困らない――という程度で良いのでしょうか。

 ということで、

> 何らかの形でASCIIの枠に完全に収めることは、大きな利益になると思います。

 ではn#(ŋ), n~(ñ)は別のローマ字2字で表わすことにしましょうか。前者は斯波左衛門尉良弼さまも提案されていた"ng"でいいとして。後者は"gn"という例がありますが……紛らわしさは残りますね。
 他に良い案はありますでしょうか。
うーむ難しい問題ですねえ・・・
自分も個人的に人工言語を作る際、
いつもこの「硬口蓋鼻音」と「軟口蓋鼻音」を
どう表記するかで困るんです。

>死郎さま

>ですので"ny-"のような音は基本の単語の設定段階では使用せず、曲用・活用などでそうした形が出てくるのは構わない――というところでどうでしょうか。
>このへんは異存がなければ、文法の議論が進むまで保留にしておきたいところです。

◆しばらく保留することに賛成です。

>文字のレベルの話
>ではn#(遵j), n~(醇o)は別のローマ字2字で表わすことにしましょうか。前者は斯波左衛門尉良弼さまも提案されていた"ng"でいいとして。後者は"gn"という例がありますが……紛らわしさは残りますね。
>他に良い案はありますでしょうか。

◆ポルトガル語では[nh]、ハンガリー語では[ny]と
表記しますね。

[nh]はn音のあとにhが続いたのと紛らわしいし、
子音にhを付けて音素を変えることに妥当性が乏しいので
あまりお勧めできません。ハンガリー語では[ny]ですが、
この言語では半母音が[j]なので硬口蓋鼻音に[ny]を
当てても問題はないのでしょう。
ハンガリー語の硬口蓋音の系列は:

ty―gy―ny―ly=j

です。・・・”gn”は、どうなのでしょうね。
ngと紛らわしいこともありますが、
/gn/という「子音連続」を認めたばあい区別できない
という問題があります。


◆(補足):軟口蓋鼻音を”ng”としたばあい、
ひとつだけ問題があります。
ngの後ろにk,gが続いたときに、マレー語のように:

-ang+-ka→-angka
-ang+-ga→-angga

とせざるを得ず、それは[anka]や[anga]と区別しなければ
ならないのか?といった問題です。
これはチーズケーキさまも13番で指摘されたことですよね。

>13 チーズケーキ様

>ただ、/an, a遵j/と/ga/が連続した場合、/anga/はよほど注意しないかぎり調音できませんので、両方とも/a遵ja/か/a遵jga/で発音されると思います。ちなみに、この2つの違いは、簡単に言うと(よく理解できていませんが)/g/の持続時間と鼻音属性の欠如の度合いだと思いますので、早い発話では区別できないし、普段でもそれほど両者を区別して発音する人は少ないと考えられます。

この問題については皆様どうお考えでしょうか?
>25: 死郎さま

/nj/と/ɲ/について

> とはいえ、両者が区別しづらい音だというご主張はわかります。
>それにniとnyiについては判別不可か、極めて厳しいですよね。

音声学の聞き取りを訓練した者が、単語の読み上げを聞いて判断するのは、90%以上の正解率だと思いますが、訓練を受けていない人がその読み上げを聞いても、渡り音と口蓋音の違いの概念さえわかってもらえないと思いますし、さらには訓練を受けていない人は発音するときに区別をできないと思います。

拗音とするかどうかについてですが、二重母音として提案されていたのは、

[発音トピ]>21: 死郎さま
> 当方で考えたのは、/ai/ /au/ の他に /ei/ /eu/ /oi/ /ou/ の
>六つです。さらに絞るなら /ei/ を /e:/ と、/ou/ を /o:/ と統合
>してしまうことで、/ai/ /au/ /eu/ /oi/ の計四種でしょうか。
> /i-/ に関しては /j-/ に、/u-/ は /w-/ に変化し易いというこ
>とと、/i/ と /e/、/u/ と /o/ は混じり易いという辺りを鑑みま
>しての試案です。

との提案に異議がなかったようで、まとまっていたと思います。
いうことで、/i-/の二重母音は認めず、
(1)/j/に続く単母音・二重母音の連続とするか、
(2)まったく出現させないか、のどちらかを導入すると考えることができます。

(1)の場合は、他の音節で認められている拗音を最大ですべて許容することになります。/nj/と/ɲ/の区別は、訓練を受けていない人に関しては不可能で、その際には音声ではなく、むしろ文法や正書法を意識した論理的な認識になります。文法・正書法のために区別するということは、1字1音主義とは言いがたいです。

(2)の場合は、拗音は/ɲ/にも他の子音にも見られないので、/ɲ/は物理的に明らかに/n/と区別されます。なぜなら、/ni-, nj-/が起きない言語なので、そのように聞こえる音はすべて/ɲ/だからです。ただし音節末の/ɲ/と、次の音節頭の/i/が連続するのは、別の問題です(一般的には避けられません)。

(2)の場合でしたら、つまり/kja/や/pja/を許容しないのであれば、/ɲ/を支持します。動詞活用か格か未定ですが、母音の付加による変化規則が、とても整然となると思います。
日本語式の鼻音の表記も捨てがたいですね。
微妙な差異を吸収してくれるワイルドカードみたいな「ん」。
音節末の鼻音はすべて/n/の異音として処理されますので、これはこれで整然とした体系です。/ŋ, n, ɲ/などは、次の音節との連結を考えると、制限が多くて慎重に単語・形態素設計をしないといけないですから。それでも
/san ɲan/
/saŋ ɲan/
/saŋ jan/
/san jan/
という単語が将来に合成されたりするのは、防ぐことができませんから、音節末はワイルドカードにしておくのも、アリかなと思っています。
▽26: 斯波左衛門尉良弼さま
> です。・・・”gn”は、どうなのでしょうね。
> ngと紛らわしいこともありますが、
> /gn/という「子音連続」を認めたばあい区別できない
> という問題があります。

 そうなんですよ。そのへんも勘案してn#, n~の表記を提案したのですが、不評だったみたいなので……。

> ◆(補足):軟口蓋鼻音を”ng”としたばあい、
> ひとつだけ問題があります。
> ngの後ろにk,gが続いたときに、マレー語のように:
>
> -ang+-ka→-angka
> -ang+-ga→-angga
>
> とせざるを得ず、それは[anka]や[anga]と区別しなければ
> ならないのか?といった問題です。

 これは問題というよりも、音声上・表記上ともに、区別するかどうか――あるいは[anka][anga]のような音の連続を認めるかどうか――は、言語の規則次第だと思います。
 詳細については以下で。

▽27, 28: チーズケーキさま
> いうことで、/i-/の二重母音は認めず、
> (1)/j/に続く単母音・二重母音の連続とするか、
> (2)まったく出現させないか、のどちらかを導入すると考えることができます。

 ううん。毎度逆らうようで悪いのですが、音のバリエーションを保つためにも(1)を支持したいですねえ。

> (1)の場合は、他の音節で認められている拗音を最大ですべて許容することになります。/nj/と/ɲ/の区別は、訓練を受けていない人に関しては不可能で、その際には音声ではなく、むしろ文法や正書法を意識した論理的な認識になります。文法・正書法のために区別するということは、1字1音主義とは言いがたいです。

 特段に訓練をした憶えはないのですが/nj/と/ɲ/は区別できます。ただ、やはり母語や個人の言語センスに左右されるのが大きいというのは認めます。
 他の言語を習得するのには多少の訓練は必要であると思うし、例えば一般的な日本人にとって/l/と/r/の区別よりは容易だろうと思われるので、ここは是非皆さんに学んでいただきたいところ――というのは前の繰り返しになりますが。
 しかし学習上のハードルは低くすべきですよね。ということで妥協案として、

| /l/ /s/ /t/ /d/ /n/
| _______ /ts/ /z/

 このうち s/s/ c/ts/ z/z/ n/n/ については基本的に y/j/ 音を続けない、という規則を導入してはどうでしょうか。そうすれば、4:の表ではその下の

| /y/ /ʃ/ /tʃ/ /ʒ/ /ɲ/

 の x/ʃ/ q/tʃ/ j/ʒ/ n~/ɲ/ と混乱することはありませんし、充分に規則性が保たれると思いますので。
 もちろん単語の連続や複合語などでこの組合わせが出てくることは問題としない、という方向で。

 で、斯波左衛門尉良弼さまの書かれていることと関わってきますが、angka(an#ka)/anka、angga(an#ga)/angaの区別、という辺り。これは以下の選択肢があると思います。

(1)音声上もきっちりと区別する
(2)文法・正書法のために区別
(3)変化規則を決めてしまって、an+k,gはn→ng(n#)とする

 上記の何れにするかと、それからやはりn#, ng, ŋなどの表記の問題ですね。

> 日本語式の鼻音の表記も捨てがたいですね。
> 微妙な差異を吸収してくれるワイルドカードみたいな「ん」。

 デーヴァナーガリー文字に、同じ役目をする記号があるんですよね。そちらは基本が/m/の音なんですが。
 もともと日本語には/N/を表わす文字がなかったので、片仮名の『ン』、平仮名の『ん』共に後から作られた。それらは梵字から来ているみたいなんで、ルーツは同じということになります。

 独自に文字も考えてみたことがあるんですが、『ん』と同様に『っ』を表わす文字もちょっと便利です。次の子音の連続、もしくは文末では声門閉鎖音を示すわけですが。
 このへん語ると長くなるので別の機会に。
>29: 死郎さま
>ううん。毎度逆らうようで悪いのですが
いえいえ、ここで意見交換をするのが有益ですので、気にせずお願いします。

> そうなんですよ。そのへんも勘案してn#, n~の表記を提案したのですが、不評だったみたいなので……。

表記については、コンピュータ処理できるくらい、煩雑でもいいから完全で実用的な分離規則があれば、いいのです。私は1音1字主義を最も優れているとは思っていないので、エスペラント語のように、利用者の便を考えて、適切なものを選択すればいいと思います。欲を言えば、一般人の書く単語の大半(有識者ならほとんど)が"ng-ya"なり"n-gya"なりの境界をかき分けられる正書法なら、コンピュータによる検索などにも強いので、支持します。

発音の問題について、

> 特段に訓練をした憶えはないのですが/nj/と/ɲ/は区別できます。ただ、やはり母語や個人の言語センスに左右されるのが大きいというのは認めます。

それはうらやましいです。私は個々の音の調音を勉強したつもりですが、単独発話では区別して認識または調音できるものの、連続発話で区別する自信はありません。少なくとも、割と発音を意識していた日・中・英では、形態素を違えるような変化ではありませんので、鈍いようです。/nja/と/ɲa/で意味が異なるような言語を身につけていたら、もう少し敏感になっていたと思います。

仮に、単母音 a, e, i, o, u
二重母音 ai, au, ei, eu, oi, ou
を使う場合、

> このうち s/s/ c/ts/ z/z/ n/n/ については基本的に y/j/ 音を
>続けない、という規則を導入してはどうでしょうか。

これは、x/ʃ/ q/tʃ/ j/ʒ/ n~/ɲ/についてもy/j/を続けないと付け加えてよろしいですね?

>そうすれば、4:の表ではその下の
>| /y/ /ʃ/ /tʃ/ /ʒ/ /ɲ/
> の x/ʃ/ q/tʃ/ j/ʒ/ n~/ɲ/ と混乱することはありませんし、
>充分に規則性が保たれると思いますので。

ということで、網羅してみます。
/s/は、sa se si so su sai sau sei seu soi sou
/ʃ/は、ʃa ʃe ʃi ʃo ʃu ʃai ʃau ʃei ʃeu ʃoi ʃou
の表記が可能です。

同様に、
/n/は、na ne ni no nu nai nau nei neu noi nou
/ɲ/は、ɲa ɲe ɲo ɲu ɲai ɲau ɲei ɲeu ɲoi ɲou
です。

一方、/p/はどちらにしろ、一方の表記でしか、つまり先頭の子音の次に/j/を挿入する方法でしか表せませんので、拗音として処理することになります。
/p/は、pa pe pi po pu pai pau pei peu poi pou
加えてpja pje (pji) pjo pju pjai pjau pjei pjeu pjoi pjou
となります。

子音の口蓋音と、母音の/j/の渡り音は、正確には違いますが、この表記の法則だけ見れば、非常に密接な関わりがあることがわかります。子音が口蓋音のときは、/j/の渡り音が出現しません(またはあまりに知覚しにくいため、多くの言語で実践されていません)。/j/と口蓋音は排他的な関係にあります。

/p/について拗音の表記を認めるのであれば、その他の子音について拗音の表記を認めることは、容易です。

実際、拗音表記で統一しても、以下の通り、同じ数だけのバリエーションが示せます。
[s, ʃ]は、/sa se si so su sai sau sei seu soi sou/
/sja sje sji sjo sju sjai sjau sjei sjeu sjoi sjou/
(j付きはそれぞれ[ʃa ʃe ʃi ʃo ʃu ʃai ʃau ʃei ʃeu ʃoi ʃou]に対応)
が、/ɲ/を導入せずに/n/の拗音で処理しても、理論的には同じ数だけのバリーエションを示せます。

そうすると、
(A) /ʃ/は、/j-/が続く環境下での/s/の異音と考えることができます。
もしくは、
(B) /sj-/が[sj-]と注意深く発音される場合は、/ʃ/は別の子音として確立します。ただし/ʃj/は推奨されません。

/nj, ɲ/についても同様で、
(A)なら異音として同一視、
(B)なら別の音として両者が確立します。ただし/ɲj/は推奨されません。

例を挙げてみただけで、どっちつかずです。すみません。なにか考える資料にしていただければ。

>(1)音声上もきっちりと区別する
>(2)文法・正書法のために区別
>(3)変化規則を決めてしまって、an+k,gはn→ng(n#)とする
3を支持します。発音に過敏にならずに済みます。日本人がこの使い分けを得意としていないと思いますので、学習を必要とする(同音異義語に神経を使う)ような言語にはしないほうがいいと思いますので。
場合によっては2も支持します。表記上の問題は、発音とは多少切り離して、厳しく見ることができますので。"ang"は俗字で"aŋk"を正字とするような、第三者が見て指摘して100%直せるような、煩雑であっても明快な規則を希望します。

1は、発音を統制するのは不可能と考えられることから、次第に”ang”と書いてあるが、意図は"ang"なのか"aŋk"なのかはっきりしない、という事態に陥りやすいと思います。利用者が常に気をつけて、”ang”の維持に勤めないといけません。それは、使いにくい言語だと思います。気軽に誰もが使える言語を設計することは、我々の腕の見せ所だと思います。私は言語学よりも、むしろ情報処理やコンピュータの方面なので、皆様には及ばないところが多々ありますが、少なくともここでの使命はそう思っています。
(私が当初想定していたより専門的ですねえ。まがいなりに音声学をやりましたが、貧弱な知識が出尽くしてしまって、困っています。。。みなさん勉強家です。)
基本的な子音が固まってきたところで、今度は

<子音連続>

について考えてみてはどうでしょうか?

◆連続しうる子音の数

mixicではどれほどの子音連続をみとめるか:
多くの自然言語では2個程度の子音連続はふつうですよね。
ときに3つの連続をゆるす言語がありますが、せいぜい
多くても3個程度まで、というのが実情ではないでしょうか。
北米先住民のベラクーラ語でしたっけ?10個ぐらいの子音が
つづくのは(驚)

◆子音連続の位置

mixicでは、
語頭・語中・語末にそれぞれ子音連続をみとめるか否か:
チュルク語やモンゴル語のようなアルタイ諸語、
アラビア語などのセム語族では語頭に子音連続がないですね。
印欧語族ではほとんどの言語に語頭の子音連続があります。

◆子音連続の具体的な種類

じっさいにどの音素の組み合わせによってどんな子音連続
が作れるか。mixicで許容すべき連続と、採用しない連続。

といった問題が今のところ思いつくものです。
♪音節頭子音
子音連続が多く、母音が際立たないと、演劇などでの調音が難しいんじゃないでしょうか。声は母音や有声音には乗りやすいですが、無声音は難しいと思います。

どの言語でも演劇は問題なくできるでしょうけど、音の連続の美しさと聞き取りやすさ、さらに発声のしやすさを分析した資料があればいいんですが。

実際、ドイツ語などでも歌唱や演劇は盛んに行われていますので、子音連続の多い言語が芸術に不適格とは言えません。しかしドイツ語の歌を聴いていると、やはり母音に重きを置いて発声し、子音はどんなに長い連続でも音符の最初の50msくらいか、最後の50msくらいに押し込められているような印象を受けます。

他の言語についてはほとんど知識がないのですが、この例だけを考えると、子音連続が多少長くてもいいから(2音か3音くらい)、母音が際立つような組み合わせが推奨されると思います。

♪音節末子音
これは、摩擦音と鼻音以外は、認めないほうがいいと思います。音節末の閉鎖音が解放しない例は多くの言語で見られ(インドネシア語、朝鮮語、タイ語、英語)、さらに音節末の破擦音が破裂(解放)も摩擦もしない例もときどき見られます(タイ語)。また、そのような音を破裂・摩擦させるために母音を付加する言語もあります(日本語)。そうすると、訛が結構ひどくなります。とくに情報落ち(解放の省略)は、同音異義語を多く生みます。

というわけで、以下のものが推奨されると思います。
(1)調音がしやすいf, s, x, c, n, m, l
(2)破裂を誘発するsを末尾にしたps, fs, (c), ks

エネルギーの低い有声子音は、調音のしやすさについて、微妙な問題をはらんでいます。文末で無声化しやすいことに加え、破裂音や摩擦音で一旦閉鎖が起こるとリズムを立て直すのに時間がかかります。英語はこの手の末尾子音のオンパレードで、とても調音がしにくそうな感じがします。私も英語使いですが、この点、英語は美しくは聞こえません。フランス語やイタリア語のように、流れるような開音節の言語のほうがきれいだと思います。
方言について補足
方言自体は悪い物だとは思っていません。誰でも、母語の文法や発音の影響が少なからずあるので、統制はできません。また、mixic自体が派生することも考えられます。そうした場合に、同音異義語が氾濫したり、不規則な変化が起きるなどの意志の疎通に障害の出る事態を避ける目的で、ノイズ(方言の差分)に強い体系を提案しているまでです。上の例では、音節末子音のうち本来的に調音が未完になりやすい連続の不奨励と、有声・無声の調音と認識が難しい連続の不奨励がそうです。

今のところ、考えがまとまっていないので、(1)ノイズを生みにくい体系 (2)ノイズが認識を妨げない体系 の2つをごっちゃにして発言してしまっていますが、本来私が力を置きたいのは(2)です。他の方もおっしゃっているように、また私も思っているように、方言は生まれるものなので。
すみません。遅くなりました。

>子音連続が多少長くてもいいから(2音か3音くらい)、母音が際立つような組み合わせが推奨されると思います。

賛成です。

>音節末の閉鎖音が解放しない例は多くの言語で見られ(インドネシア語、朝鮮語、タイ語、英語)、さらに音節末の破擦音が破裂(解放)も摩擦もしない例もときどき見られます

東南アジアの言語の多くはこの「入破音」がありますよね。
マレー英語の聴き取りにくさは末尾の子音が消えてしまう
からですね。
マレーシア人と話しているとき「コレッ」という単語が
出てきたので何じゃ?と思ったら”college”でした。

>というわけで、以下のものが推奨されると思います

なるほど合理的ですね。
(1)に/r/を加えてもよいと思いました。
>36: 斯波左衛門尉良弼さま

そうですね、
>摩擦音と鼻音以外は
というのははしょり過ぎでした。

音節末の無声子音
♪摩擦音 /f, s, x/
♪破裂音+s /ps, fs, (c)*, ks/
♪破裂音+x /px, fx, (q)*, kx/
*調音場所が同じなので破擦音と分類され、多少、末尾で/s, x/が弱くなります。破裂が省略されやすいと思います。

音節末の有声子音
♪流音 /r, l/
♪鼻音 /n, m, ŋ/

音節末に推奨されない子音
♪口蓋音 /y, w, k, g, ɲ, h/
♪その他の有声音 /b, d, z, j, v/
♪破裂音 /p, t/
♪破擦音 /c, q/

これで網羅しているでしょうか。もし足りなければお願いします。
連続投稿すみません。

上の提案は、/p/を認めないのに/ps/を認めることで、以下のような特徴が考えられます。
1./-p/は単独で存在しない
2./-ps/は存在する
3./-ps/の/s/は、単独の/-s/と同じ形態素であるか、別の形態素である。また、/-ps/の/p/は必ず/s/と共に用いられなければならない。

このことから、/-p/の用法は

a./s/を補助する
b./ps/という形態素を作る

のどちらかになると思います。前者だと/s/の手前に添える助詞みたいなイメージでしょうか。/-s/を付けるルールがある体系に組み込むことで、動詞活用・婉曲表現・敬語などの、補助的な意味の付加に使うのがいいんじゃないでしょうか。

しかし、音節末子音については「最大値」を提案したまでですので、未だに美しさを考慮して、開音節のみや、3種類くらいしか閉音節を認めない体系も、支持しています。
>チーズケーキさま

◆音節末の無声子音

破裂音+s,xに加えて、
鼻音+s,xというのはいかがでしょうか。

/ns/ /ms/
/nx/ /mx/

この中で
/ns/はそれほど調音が難しくないと思います。しかし
鼻音のあとで/s/が有声化しやすいのが問題でしょうかね。


>3種類くらいしか閉音節を認めない体系も、支持しています。

印欧語族の古典ギリシア語では、たしか
/-s/と/-n/と/-r/としか語末子音がなかったと思います。
語末の子音連続も/ks/と/ps/だけ。

ラテン語ではやや多く、
/-s/ /-l/ /-r/ /-m/ /-n/ /-t/ /-d/ /-c/が語末に立ち、
子音連続も多めということでしたね。

イタリア語は閉音節なし?・・・ラテン語から派生した
諸言語の中ではフランス語がいちばん閉音節が多かった
でしょうか。

アルタイ諸語のうちツングース系の満州語は、
北方言語にはめずらしく基本的には語末子音は
/-n/しかありません。
(語中の子音連続は多いですが)

アラビア語は本来、動詞をのぞいて格変化語尾の/-Vn/しか
語尾に子音が立てない言語ですが、じっさいは
/-Vn/と語尾母音は脱落するので、すべての子音が語尾に
立ちうることになっています。
>39: 斯波左衛門尉良弼さま
>/ns/ /ms/
>/nx/ /mx/
賛成です。

>鼻音のあとで/s/が有声化しやすいのが問題でしょうかね。
/ns/と/nz/の対立がないので、どちらか好きなほうの発音をしてもらえばいいんじゃないでしょうか。
実際に[ns]は発音できないので、破擦音になり[nts]か[ndz]で発音されると思います。
同様に、/ms/は[mps]か[mbz]になるのを阻止できません。

>イタリア語は閉音節なし?

代名詞のなど、わずかに閉音節がありますが、活用形にも徹底して母音で終わる語尾が付くようですので、ほぼ開音節です。

>ラテン語から派生した諸言語の中ではフランス語がいちばん
>閉音節が多かったでしょうか。
スペイン語もけっこう多いです。フランス語は、語尾の子音の8割くらいが、子音か発話末に先立つときに脱落します。子音が脱落することに注目すると、開音節の印象が強くなります。しかし、母音字のeの音もよく脱落するので、比較しにくいですが、実際はどうでしょうか。スペイン語といい勝負ですかね。スペイン語はほぼスペル通りの発音で、子音で終わる単語がかなりありますので、開音節が多い印象はありません。

たまたまGoogleで星の王子様の原文を見つけたので、分析してみます。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~t_asami/item1/prince2.html
より。

単語語尾の開音節に#を、閉音節に@を、リエゾンに_を付けてみます。
> J'ai# alors@ beaucoup# réfléchi# sur@ les_aventures#
> de# la# jungle_et#, à# mon@ tour#, j'ai# réussi#, avec_un@
> crayon@ de# couleur@, à# tracer@ mon@ premier@
> dessin@. Mon@ dessin@ numéro# 1@. Il_était# comme@
> ça#: J'ai# montré# mon@ chef@-d'oeuvre_aux# grandes#
> personnes_et# je# leur_ai# demandé# si# mon@ dessin@
> leur@ faisait# peur@.
[r]と鼻音の末尾子音がほとんどですね。
>実際に[ns]は発音できないので、破擦音になり[nts]か[ndz]で発音されると思います。
同様に、/ms/は[mps]か[mbz]になるのを阻止できません。

なるほど、間に破裂音が現れるわけですね。
SimsonがSimpsonに訛る原理ですね。

フランス語、たしかに開音節が多いですね。ただ、
母音の種類が多いので他のロマンス諸語ほど
口を開けている印象はないですね。
さて、語末子音、語末の子音連続は
だいたいの形ができましたね。
次は語中の子音連続を考えてみましょうか。

◆語中の子音連続

?:破裂音が先立つもの
1. 破裂音+破裂音 
2. 破裂音+鼻音
3. 破裂音+流音
4. 破裂音+摩擦音
5. 破裂音+破擦音

?:鼻音が先立つもの
1. 鼻音+破裂音
2. 鼻音+鼻音
3. 鼻音+流音
4. 鼻音+摩擦音
5. 鼻音+破擦音

?:流音が先立つもの
1. 流音+破裂音
2. 流音+鼻音
3. 流音+流音
4. 流音+摩擦音
5. 流音+破擦音

?:摩擦音が先立つもの
1. 摩擦音+破裂音
2. 摩擦音+鼻音
3. 摩擦音+流音
4. 摩擦音+摩擦音
5. 摩擦音+破擦音

?:破擦音が先立つもの
1. 破擦音+破裂音
2. 破擦音+鼻音
3. 破擦音+流音
4. 破擦音+摩擦音(△)
5. 破擦音+破擦音(△)

これでいちおう網羅できたでしょうか。
具体的な音素の組み合わせは、あとでまた
書きます。
おっと・・・音韻(子音)の話が止まっていました。
上げておきます。

子音連続の組み合わせを具体的に挙げていこうかと
思いましたが、ちょっと膨大な量になって
手に負えません。
とりあえず、語彙があるていど決定してから
具体的な子音連続を考えてみましょうか。


子音の種類については、アルファベットの音素を
十分に活かした従来の案がやはり最適と思っています。

pb td kg
m n ny ng
r
l
fv sz x h
c qj
上記をまとめると:

・表記に関する議論

できれば一字一音だが
p,b t,d k,g
m n n~ ng
l r
f,v s,z x h
c q,j
y w
とくに n~ ng については議論の余地あり。ŋ などを使うか。
(ny ng に落ち着いた?)

・子音に関する議論

上記の表記のうち特に
r /r/ 反り舌弾き音。歯茎弾き音、歯茎ふるえ音などを幅広く許容。
h /h/ 無声声門摩擦音。有声的も許容、無声軟口蓋摩擦音[x]も許容。
n# /ŋ/ 軟口蓋鼻音。
l /l/ (ラ行音)  有声流音。歯茎側面接近音。
c /ts/ 無声歯茎破擦音。
x /ʃ/ 無声後部歯茎摩擦音。
q /tʃ/ 無声後部歯茎破擦音。
n~ /ɲ/ 硬口蓋鼻音。
f /f/ 無声唇歯摩擦音。日本語のファ行音[ɸ](無声両唇摩擦音)も許容。
などに注意。

鼻音の環境異音は、認められる(独立した音素としては?)

子音に半母音/半子音 y を後続させて、拗音のような(口蓋化?)子音を実現。
s z t d n に対して x j q - n~ のあるこれらの子音には、y は付けられない。
(あるいは、yを付すことでx j q n~ を表す?)
(wを付した子音も可能?この場合制限は?)

・音節に関する議論

【発音】発音を決めようhttp://mixi.jp/view_bbs.pl?id=3876878&comm_id=543186&page=allにおいてまとめでは「(C)V(C)」としたが、13.「語頭や語尾に複数の子音連続が立ちうるかどうかは 決めていません」とあり、議論の余地がある。

音節の最初に来ることのできる子音 不明(母音始まりは認められる、ng などで始まる音節/形態素/語はみとめられるのか)

音節の最初に来ることのできる子音連続 不明(あまり多くしない方針?せいぜい2個くらい?)

音節末に来ることのできる子音・子音連続
無声子音
 摩擦音 /f, s, x/
 破裂音/鼻音+s /ps, fs, (c)*, ks, ns, ms/
 破裂音/鼻音+x /px, fx, (q)*, kx, nx, mx/
音節末の有声子音
 流音 /r, l/
 鼻音 /n, m, ŋ/
音節末に推奨されない子音
 口蓋音 /y, w, k, g, ɲ, h/
 その他の有声音 /b, d, z, j, v/
 破裂音 /p, t/
 破擦音 /c, q/

「語中に現れ得る」「語末に現れ得る」は語形成の問題?

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