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水源禅師コミュの水源禅師法話集4 一

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本書は、2010 年 10 月 10 日に開かれた「水源禅師法話会」での水源禅師のお話と、質疑応答からの抜粋です。

引用「菩提樹文庫」

■水源禅師のお話

●憲法の「フルーツ・オブ・プロヴィデンス」

 なぜ皆さんが苦しんで、どうなっているのか、どのように生きていくべきかという政治的なビジョンが、何と言うか、甘いお菓子でふわふわしたものを食べさせて、「あー、こうかな」という幼稚園の生徒に遊戯を教えたりという、そういう状態なのです。で突然今度は、幼稚園の生徒が、そういう甘いお菓子もない、音楽も聞こえない、先生が突然ふっと雲隠れしてしまった。それで「どうしよう、どうしよう」と。 でそういう上の方が実は全部知っているつもりなのだけど、全てうまくいってない。外国との接触も全然うまくいかない。なぜかと言ったら、先程言ったあの根源、日本国憲法の「フルーツ・オブ・プロヴィデンス(Fruit of providence:直訳―神の摂理による果実)」、ここが最大の問題で、誰もこの翻訳をしていない。

 でも外国の人には非常に簡単明瞭なことなのです、クリスチャンの世界から見たら。それで日本国政府が討論したってね、「じゃあそういうけど、お前の国の憲法はフルーツ・オブ・プロヴィデンス、あのクリエーター(創造者)のそういう神の栄光の中で生きているのに、自分だけは特殊な社会だからというのはあり得ないじゃないか」って言われたら、一言も言葉を発せられないはすです。憲法に書いてあるのだから。
  ところがそこのところが抜けているのです。日本文で何と書いてあったかな。本当にも
っともらしい日本語で書いてあるのだけど、抜けているからそれを見せられて、説明された場合、外交官と交渉するとき二の口が出ないのです。だから一番根本的な土台が全然違うものなのに、さもそのように作ったものだから、結局砂の上に作った家みたいなものなのです。日本ではしっかりしているけれども、外国から指摘されたら、それは大地の上ではなく砂の上に作ったものなのです。違うじゃないかと言われる。そういうことで、ビジョンが作れない。

 ビジョンというのはマニュフェスト。日本ではマニュフェスト、マニュフェストというけれど、説明書、解説書、それだけのこと。でも解説書を作る人が根本を分かってないから、ああだこうだと言って、もう空論ですよ。だからマニフェストが合わないから、また新しいの、新しいのと言って堂々巡りで言葉の遊び。
 結局仏教のことでも、受想行識の、「行・サンカーラ」っていうのが、ただ「修行すること」と訳しているから、それで混乱。観念的に言うから全てその理論では生きていかれないのです。心で何か違うのだけれど、何かあなた理屈っぽいねって言われたら、それでおしまい。でも外国ではちゃーんと理屈があう方が勝ちなのです。感情で苦しんでいるということでも、裁判所へ行って理屈でこうなれば、「あなた正しい」と言うことになります。
 というのは、オイオイ泣いて苦しいと言ったって、説明できなければ駄目なのです。あ
の俳優、ムービー・スターが演じているのと同じに思われてしまう。だからそのハリウッドのムービー・スターが、何か綺麗な女性が盗みやって大問題になるでしょう。綺麗な、聖女みたいな恰好してね。でもそれでもやっぱり、そういうことではごまかされません。ちゃんと説明しなさい、説明できなければ、「はい刑務所」。
 
 ところが法律というのは、数学以上に精密に1+1=2以上に精密にできているのです。その中で最も重要なことは、その公式に正解するときにプラス愛、メッタ(慈しみ)。この愛ということを本当に分かっている人が、日本にはほとんどいない。というのはこの行をやめてしまったから。愛が一番よく分かった方は、あの与謝野明子さん。あの当時、「弟よ死にたまうことなかれ」と、堂々と愛を告白した、その人間の尊厳の素晴らしさを。 ところが失礼ながら、日本男児はそれをかばう人がいなかった。それだけの勇気がなかった、男は。女性の方が実は勇気があるのですよ。でその上で、女性を虐げるとか抑え付けるとかね。日本の女性の皆様、男性に代わって謝りますからお許しください。 まあそういう風にね、男は単純なのです。いい意味でね、男は犬に近いのです。女性はね、いい意味で、猫に近いのです。非常にシャープでミステリアスなのです。だから男はすぐ騙されるのです(笑い)。そういうことでね、あまり男をいじめないようにしてください。苦しんでいるのです。よもやま話でしたけれど、どこまで行ったかしら。

●金融のトリック

 だから結局ビジョンがないから、本当は、実際にこういう波をうけることは一つもなかったの。全部アメリカから騙されて。アメリカは騙しの超天才だから、イチコロにやられる。ウォール・ストリートとかデリバティブとかね。デリバティブというのは、金融取引があるわけでしょ。あれは実体経済の100倍か200倍だからね。絶対、信用取引では現物持っていても負けちゃうの。だからそういう裏を知らないで、実際にコンピューターゲームにはまってしまったから、それは切れば良いだけなのです。「いや私はこのゲームはしません」と。
 で確か中国のアグリカルチャル・バンクが、そのゲームに入ってね、何千億円か損失を出したのですよ。で中央政府に「私たちどうしましょう」と言ったら、「ほっとけ」と。ところが住友銀行とか全部真面目に払うのですよ。払わなくて良いのです、それは。それは架空の経済で取引している、あの信用だけだから。だからそのツケ払いがここに来てね、それを指摘する人が誰もいないのです。

 あのアメリカの実態はね、会社なのです。国ではないのです、会社。その当時、プロヴィンス・オブ・メイン(メイン州)、それからペンシルバニア、あるいは全部チャーター、ライセンスでもらって、それで融合して一つのユーナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ――連合国家。で一番力が強いのが、ニューヨーク・フェデラル・リザーブ(ニューヨー
ク連銀)、これ個人会社。個人のもので公共のものじゃありません。だからこの個人の方がアメリカのお札を刷って、それでアメリカ政府が債権をこの個人に払ったのです。
【参加者】
 それはFRB(連邦準備制度理事会)がモルガン・スタンレーとかと同じ会社ですか。
【水源師】
 はいそうです。個人のね。これが現代の貴族社会。金がすべてのパワー。だからこの人たちは絶対に表に出ない。結局オバマさんもね、トップから38番目くらいでしかないのです。それじゃどうにも、何にもできない。ただ単に上の方からの命令を受けて、菅さんにこうしなさいと。菅さんは全然何にも知らないから、ハイそうですかと。
だからまあ、そういう状況だから、上がフラフラして全然だめだから。で、上がビジョン、方向を与えてくれないから、こうしてみなさんが、どうしよう、ああしようと悩んでいるのだけれども、でもまあアメリカの場合は、実は失業率が25%、日本はたったの5%で天国。もしカナダが失業率5%だったらね、天国ですよ。だから世界から見たら、「何を言ってるのよ日本は」となるわけですよ。

 だけど、「日本では、苦しいもの」って。本当にこれは全部税金。隠れた税金で払わなくても良いものを払っているわけ。でそれが還元されていない。だからこんなに苦しいわけです。それが結局、この金を世界平和のために使うとか、それだったら良いけれども、名前は良いけど全部戦争とか個人の人にお金が入ってくるわけです、その現在の世界的な貴族階級に。これが現状です。
 だからその風を受けて皆、右往左往しているけれども、実はそういう心配することは一つもないのです。だから本を開いてはっきりと国民に見せたら、一発でこういう風は吹き飛ぶのです。それで絶対に見せないわけです。

 それであのアメリカの上院議員の、何かそういういろんな会があるのですね。たとえばそのトヨタさんがやられたように。でトヨタさんが涙を流して。そしたらロン・ポールという人がね、「本を開けて見せろ」って言ったら、リザーブが「ノー、見せません」と言って、それでおしまい。結局個人会社はアメリカ政府より強いのです。それで通るのです。ところが逆に巨大なトヨタさんがポロポロ涙を流して、なんでも「はい、はい」って言うでしょう。その違いなのです。
 だからBPオイルがこの前、原油流出で汚染したでしょ。あれもイギリス女王、デンマーク女王、トップの人たちが全部株持っているからね。それからあのゴールドマン・サックスが事故起こす1週間前にほとんどのBPの株を売り払ったのですよ。というか先にもう分かっているから全部。
 
 だからアメリカは、アメリカ経済をいかに早く潰すかということを自分でやっているのです。なぜかというと実は簡単。巨大な借金を、「はい、ご破算です」とできるから。でその他の国が債券持っていても、それは紙くずになるのです。それでもう非常な勢いで、どんどん経済を自分で潰しているのです。で他の人がそれを買い支えるために一生懸命アメリカドルを買うでしょう。ということはアメリカの借金を払っているってことなのです。
【参加者】
 アメロ(共通通貨)とか言って、今のドルを廃止してカナダとアメリカとメキシコで共通通貨を作って、それで今までの借金をチャラにしようという案がありますが。
【水源師】
 はいそうです。もうあっちではデザインも出ているし、金貨も眠っています。いつ発行しても良いように。
【参加者】
 それは日本では全然知られていないのです。
【水源師】
 ハアー(ため息)。だからね。本当に日本に龍馬さんはいるの?全部だましでしょう。
だからここで政治的な問題が出るのです。市議会とか区議員とか県会議員とか、国会議員に行かなくても、本当に君たちには日本の国を守る気があるのか、と。ただ相撲界をいじめてみたりね。それで映画俳優とか歌手の人たちをバッシングしたりね。そういうことよりももっと大事なことに目を向ける必要があるでしょう。 でみなさんはそういうメディアに飼い慣らされているから。「そうだそうだ、あんなに綺麗な人があんなことしている」とか。そんなことよりも、こっちの方がもっと大切で次の世代のこともあるし、いったん火がついたら大変なことになるのです。

 ということは、さっき言った根幹の「フルーツ・オブ・プロヴィデンス」。これ誰も訳してない。訳せる言葉ではない。日本にはないのです、こういう言葉が。実際に神、神、神っていうけどね。私はあのカナダで「神という言葉を使うな、君たちは分かってない全然」と。「神と、その神の全能の力をわかってないで、そういう言葉を発するな」って。なぜかと言ったら、たかだか君たちが知っているのはせいぜいこの宇宙でしょう。この全宇宙の存在、そんなものじゃない。
 仏教で言えばね、一塵に十万世界。一塵はカラーパ(物質の微粒子)。そのカラーパっていうのはものすごく小さいの。もう原子核よりもずっと小さいの。だからその、この体の全体は無量の数なのです。でこのカラーパに簡単に全宇宙を入れられるのです。これは大乗の力でしか見られません。テーラワーダでは、その空でストップするから。だから、そういうことで私は全能の神なんて言う、そういう空想の神を作るなって言うのです。そうじゃなくても創造者とかアラー、全能の神、と言うでしょう。で彼らも、その頭がフラフラになっているのです、実体とかけ離れているから。

 だからさっき言った話に戻すけれども、「フルーツ・オブ・プロヴィデンス」というのが究極の神からの恵み、人類愛、人はみな平等。人に生まれて生きる権利もあるし、仕事ももらえなきゃいけないし、フルーツ(果実)というのはそういうことなのです。でローマカソリックのバチカンから来た人でも、非常に悩んで、もっと人生的なことを悩んで私と話すのです、どうしよう、どうしようと。

●苦しみはどこから

 だからさっき言ったように、苦しみ(ドゥッカ)も25種類の分類ができるのです。カラミティー(大災難)、――ぺリッシュ(焼き払う)とか全部これドゥッカです。だからただ、「ああ苦しい」だなんてそんなものではないのです。この一瞬にして国家が滅亡する、これも苦(ドゥッカ)です。この中でも戦争入ったらもう、ワーッとなるでしょう。みんな右往左往して、どこに逃げようと。それも苦なのです。
 だから仏教では無常―常じゃないと。これも10に分類できるのです。ただ簡単じゃない。それから無我(アナッター)。これもまた大きく5に分類できるのです、きれいに。実際に分かるには見なきゃいけない。心の中で見えるのです、あのナーマ・カンマッターナ(精神現象の識別)で。これがこれだって。

 それで、最も生きることに害を与えるのは、それは欲とかいろいろなものがありますけれど、最もダメージを与えるアクサラ(不善)は、傲慢って言うもの。人は駄目で、私が一番なのだとか、この自惚れっていうのかな、プライドとはちょっと違うのです、プライド――自尊心とは、ちょっと違います。それもきつく出ればそういうことも持ちますけどね。これがふっと出た時に白隠禅師みたいに禅病にかかりやすいのです。そうじゃなくても普通の状態でも、これがしょっちゅう何か心の中で起こった場合には、知らず知らずのうちに病気が発生して行くみたいな感じです。
 だから逆に、いじめられる方がちょっと卑屈になるけれども、こういう自惚れというか傲慢というか、そういうものよりはちょっと度合いが低くて、一番ひどいのはそっちの方にすぐ走ってしまうのです。だから大統領に選ばれる前は非常に良い人が、突然トップになった途端に、何か変なことしちゃうのです。
  というのはその昔に、ハイチ――あのドミニカ共和国、キューバの隣に独裁制でね、スモール・ダックとかそういう風に独裁制が続いていたのです、1代、2代と。そして独裁
制は駄目だと言ってみんなデモクラシーが良いと言ってね、それでアメリカとか世界が協力して独裁者を追い払って、カトリックの牧師さんは聖者だから絶対に良いことしてくれると思ったのです。でその人を大統領に選んだ途端に、突然結婚はするわ、遊ぶわ、金持ってって、、、。そういう風に自惚れてしまった場合にはね、狂気に走って行って国を潰します。だからなかなかいい王様とか大統領は出ないのです、国民がしっかりしなければ。

 あのノルウェーとかスウェーデンとかフィンランドとか北の国の人は良くやるのですね。なぜかというと、一歩間違えると全滅だから、非常に厳しい環境で。日本の場合はすべて温暖で良いから、「まあまあまあ」で。最後にここまで来たけど、でもまったく心配することありません。5%という失業率なんて世界中どこにもないですよ。それで苦しんでいるということもまたおかしい、どこかで非常に狂っている。

 私の生徒がヨーロピアン・アメリカンで、お父さんはエストニアでお母さんはイタリアで、カナダで生まれて非常にもう勇猛な体して、保険会社で働いているのだけども、もうスピリチュアルなことに一生懸命なのです。すごい芸術家で、写真も何もすごいものですけども、彼が一日3、400キロバーッとバイクで飛ばすのです。で西海岸から東海岸をずーっと見たのだけど、もう道路のあちこちすべて空家、空家。60万円から70万円で1億の家が買えるのです。誰も住んでない。仕事がないから払えない。払えないから空家。誰も買う人がいないからどんどん値段下げて、それでも誰も買わない。
 デトロイトなんか、あれだけ大きな町で、日本だとどのくらいになるかわからないけど、その一画を売りに出した。1億って言ったら日本で10億くらいの豪邸なのだけど、家から敷地から70万でも誰も買わない。もうジャングル化していて草木が生えている。でこういう風な(日本の)集会所とかいうのは夢物語り。でまあ教会に行くけれど教会はガラガラ。だって良いこと言うけど何も起こらないし、家庭は崩壊するし。だから日本は何か風吹いてソワソワしているけど、実際のアメリカ行って見学して下さい。ここが天国だってすぐ分かるから。そういうことです。

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