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水源禅師コミュの水源禅師法話集2 一

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〜この法話は、2010 年 10 月 3 日に開かれた「水源禅師法話会」での水源禅師のお話と、質疑応
答からの抜粋です〜
引用「菩提樹文庫」
http://www.geocities.jp/bodaijubunko/1dhammatalk.htm

【水源師法話】

―社会の病気とこころの病気―

今、切実な問題から話しますね。世界的な状況と日本の状態について。そして社会の風によって自分を取り違えて、病気になる。自殺だとか、心の病に入っていく現状をちょっと説明したいと思います。 過去5000年にわたり、文明、帝国が沢山勃興しては滅びていきましたけれども、その中で2500年前に、ゴータマ・ブッダが宇宙の智慧を持って来て、そのおかげで私達が、非常に素晴らしい時間帯にいるのです。
 その時に、皆さんご存知のように、2012年は何を意味するかと言ったら、銀河系の中心と、太陽系とが非常に強力な引力によって、とても大きなエネルギーが地球に入って来るわけです。だから地震もこれから沢山起こるし、台風も沢山起こります。それはエネルギーが地球に入ってくるから。

その時に、人間の体もそれに反応して、良い方向に心を磨くときには非常に役にたつのです。強烈に力が入るから。そういうことがなかったら、2年後に、やらなかった人は非常に苦しみます。それは地球が滅ぶということではなく、例えばお月様が満月になるように、非常に強烈な力が今どんどん入って来ているのです。
だから、10年前にまさかアメリカの経済が破綻するとは思わなかったでしょう。今、アメリカは、9.5%の失業率ではなく、25%です。私の教えている人で、モーターバイクで1日何百キロも走る強烈な男がいます。東海岸から西海岸までずっと行って見たけれども、大体70万円から80万円で大きな家が買えるのです。全部ガラガラです。だから日本では想像もできないような状態なのは、結局心を磨かず、物質だけで何とかなると思って、その挙げ句の果てが、今アメリカでは大変なことが起こっているのです。

それでそのしわ寄せが、いま日本に来ているだけなのです。日本は過去2000年に非常に素晴らしいお坊さんたちが出ているから、結局心が安定しているわけなのです。それでも強烈に、この西洋の風が吹き荒れて、この風で今、心の病気を起こしているのです。 江戸時代など、働くのは1日6時間だそうです。一週間に3日働いて、その余裕で世
的な文化を生んだわけです。日本文化、茶道、華道、そして職人にそれだけの腕があったので良い物を作ったわけです。だから、何だかんだと言っても、これ程素晴らしい家とか、畳とかがあって、これは世界の最たるものですよ。 だから本当に豊かなのですよ、ここは。働く必要はないのだけれど、無理矢理働かされて、働くことが美徳だとか、馬車馬のように働いて、働いて、と。

ところが私が今回ペルーへ旅して、4500メートルの峠を5回越えて、クスコの近くで、とても不思議なところへ行ったのです。ロバ三頭を雇って、ポーターとかクッキングするスタッフとか、私も入れて6人が3日3晩キャンプをして行ったのです。行った時に、ロバが疲れるのです。そしたら荷物を降ろして遊ばせて、またロバが元気になったら私たちも一緒に行動すると。だから日本ではひどい時には7日ばっちり働いて、病気もせずにと言うのは、これはロバとか牛とか馬とかだったら病気になるから絶対にさせないけれども、人間はそれ以上のものだから、そんなに働く事はないと思います。

  だから、社会的にこれから、そういうふうに進むのでしょうけれども、この働いて時間がない。
それから自然との接触が非常に少なくなる。そういうことで、今度は社会の病気が起こります。そして、働かせるために、社会的な、人間像のモデルを作るわけなのです。小さい頃から、それを自分であるかのように取り違えて、本来の自分から離れるから、ここで摩擦が起きて、躁鬱病とか、心の病気に入って行きます。   ですから、北米のインディアンたちは、大自然の中で昔のまま、本当に広大な荒野で、素晴らしい自然の中で生きていますから、全然波動が違います。物質とか、そういうことからも一切離れて。日本に来る一週間前に、アイザックと言うシャーマンがいて、インディアン・メディスンマン。メディスンマンと言うのは、病気も直すし、願いも叶えてくれし、昔の神道と同じことをやるのです。昔は、天皇が病気になったら、巫女を呼んでお祓いをしたということを、学校では教えたけれども、何とホワイトハウスがね、私の友人のアイザックをホワイトハウスに呼んで、お祓いしてくれと。あの神を信ずる、シャーマンを一切否定する、世界最大のクリスチャンの国が。

今向こうでは、前世、来世ということはほとんど信じていますよ。日本では、今この世の中しかないと言うプロパガンダでね、昔のクリスチャンの考えを取り取り入れて、そういう嘘の知識が入るから、ますます病気になるのです。だから今、西洋社会でも、なぜか宣伝もしないのに、私のところに人が沢山来る。お医者さんも6人、心理学者、セラピスト、医療関係が非常に多い。それから先生方、大学の先生方が来ますけれども、なぜかと言ったら、そのトップ級は、なぜかおかしいと思っている。哲学から、教会のドグマ、理論について。それで私のところへ来て、納得がいくから、全部急速に変わって行きます。
カナダには日本のように仏教の薬がないのです。そこですこしやればすぐに治ってしまう。心の病気から、身体の病気まで治ってしまう。それで私は、処女地いるようなものだから、本当に昔の経典に書いてあることでも、目の当たりに起こってきます。でも日本は、千年以上のどっぷりとした仏国に浸かっているものだから、なかなかこの薬が効かない、という状況です。社会に合わせた人間像、それに合わせてずうっと行って来たものだから、虚像の自分で生きていて、そこで葛藤があるわけです。
 私は一番良い方法は、まずは一切考えるなと。ただ呼吸だけをやってくれと。さっき言ったように、アーナパーナ・サティ(呼吸瞑想)でも、もう向こうではすぐニミッタ(*註1)が見えたり、それから体が消えてしまうのですね。というのは、一切余分なことを考えずにやるから、体だけは空の体験をしてしまう。心の空ではないですよ、身体の体験。その時に、実に仏教はすごいものだなということが分りました。
 だから皆さん、この人は人を殺したから悪い人だと言うけれども、実は社会がその人にさせたと言う点が非常にあるのです。それで、自分が悪い悪いと言うのは、実は自分ではなく、社会の病気を背負って、自分をいじめていると言うことも沢山あります。だから本来の自分を見たときには、そういうものは消えてしまうから、それこそ、「浅き夢見じ、酔いもせず」と言ういろは歌にあるように、そのことを昔から言っているのです。

―まずは自分を生かす―

 だから、本来の自分になれば、一切そういう病気も消え、悩みも消え、素晴らしい人生が始まります。その時に、本当に人を助けることができるのです。何をしなくても良いのです。本当に笑いが起こるから。そのバイブレーションで、人が見たらにっこりし始めます。
  そういう風に、もうヨーロッパ経済も大変です。アイスランドから、ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペイン、ただ良いのはドイツだけですね。フランスでも大変なのです。だから今、経済のために、日本が一身に世界の病気を受け始めているということ。そういうことを変えることはできないけれども、では何をしたら一番良いか。それで本来の自分を見つめるように。自然の中の自分が、本当の自分であるということを確かめた時に、自分も生きるし、隣の人も生かすことができるし、この社会も生かすことができる。

 それを忘れて、この社会を生かす、世界を生かすというのは妄想なのです。まずは自分を生かしてください。自分を愛してください。自分を愛すことができなくて、他人を愛することはできません。これは全部妄想です。そういうことを感じました。 特に悲惨だったのは南米で、彼らはインカという素晴らしい宗教と文明
それが、征服者たちが来てから、彼らの宗教を取り上げて、無理やりキリスト教を押し付けたものだから、心が半分まだ眠っているのです。
 日本の場合はこうして、まだ仏教もあれば、神道も細々と真面目にやっているし、大変素晴らしいものです。アメリカでは、プロテスタント、カソリックとかそういう風なものがありますけれども、最大の問題は、結局前世がないということ。ところがそれは嘘です。本当に前世はあります。見ることもできます。未来の人生も出てきます。
 アーナパーナ・サティをずっとやって行ったら、四界分別観、ナーマ・ルーパ(*註2)、そのあとに過去を最低6回見て、さらに未来を見なければ、その次に進めません。ハッキリと見ることができます。キリスト教でも、以前には前世ということが言われていたのです。特に、コプト教会(*註3)のね。だから虚構の上に、そういう理論を立てたものだから、今、西洋の宗教界はガタガタです。何もかもうまく行っていない。結局ピラミッドを作るときに、最初の土台が1センチ位ずれれば、頂上に行って、1メーターか2メーターもずれて、全然合わなくなってしまう。

 だから結局、お釈迦さまは本当に偉い。やればやるほど凄いと思う。その間に、まやかしの言葉が入っているけども、よく坐禅をして瞑想に入れば、どれが嘘かどれが本当か、分かってくる。お釈迦様は本当に嘘は言っていなかった。ただそのあとに嘘の経典が入って来るけれども、これが嘘である、本当のことであると言うこともそれもよく分る。だからお釈迦様は、テーラワーダ、マハーヤーナ(大乗)、ヴァジュラヤーナ(密教)、皆最初から教えていました。それをただ、特殊な状態にして、今の日本では、阿弥陀仏の浄土教、真言宗とか、日連宗とか、それぞれに別れているけれども、仏教は仏教で、仏の教え一つなのです。

 だから、日本は卑下しているけれども、私がこうして世界の仏教の国を歩いたときに、確かに素晴らしいものがある。それが皆さん分かっていない。なぜかと言ったら、教える人が、ハッキリ言わないという、「沈黙は金なり」で、皆黙ってしまうから聞くことができない。それが障害ではあるけれども、実に発展すると思います。なぜかと言ったら、私がこういう衣を着ても、嫌がらずに聞きに来るし、心をオープンにして障害がない。心の壁がない。これはすごい事なのです。これがお釈迦様が言ったことなのです。一切色メガネをかけるなと。
 
 私は、パオ(*註4)に行ったときに、虫を殺さないように、蟻を殺さないように避けて歩きました。本当に殺したくない。なぜかと言ったら、私は蟻とも会話をしました。トイレでね、毎晩出て来るのです。間違って水を流したら殺してしまうから、そして何とか殺したくないから、まあ頭を使って音を立てて、そうしたら私が行ったらサーッと逃げて、トイレに入らなくなった。水のところにね。水を飲みたいから飲みに来るのです。そしたら、蟻も分かって、私がドンドン音を立てると、スーッと逃げて、それで私がおしっこをする。そういうことになりました。
 だから、一寸の虫にも五分の魂ありと、はっきり分かりました。そういうことですから、ましてや人間が人間をいじめるとか、人間が動物を虐殺すると言うことは、これはありえないし、人間が差別をすると言うこともありえない、仏教者として。もちろん市場に魚があれば私も買ってきて食べます。ですから、そう極端にならずに。人間同士が、差別とか、あれはどうだ、こうだとかは捨てて欲しい。これは障害になります。心の発展の壁です。 私は、中国、韓国とかズーッと行って見たけれども、実は日本の方がドアを大きく開け
ています。中国の方は、大きいようでも、ドアをやっぱり小さく、隙間が小さい。なぜかと言ったら、毛沢東からずっと隔離されていましたからね。で、お隣の韓国は、やっぱり古い国だから、古い国程いろいろな習慣があって、もっと壁が厚くなる。それで隙間が小さいと。実は、日本の方が一番今心を発展させる状態にあるのです。だから心の悩みと言うことをうまく使えば、日本は、はっきり言って世界を助けることができます。それだけの力を持っています。

 それを逆にとらえているから、おかしなことになってしまう。そういうことで、病気と社会との関係。人が悪いことをしたとしても、本当にこの人が悪いのか。社会が人を悪くさせている方が大きいのです。それであまり優しくした場合には、今度は過保護になって、あまりうまくいかない場合があるけれども、良く見れば社会の問題から起こしていることも多い。死刑はあんまりね。特に日本みたいに文化が発達した所は、やはり人にやさしい社会にしなければね。
  昔は優しかったですよ。何の物がなくても、隣近所よく行って遊んで、お菓子食べて、ご飯食べて何ともなかったし、お盆の時に、夜になれば皆なで焚火を焚いて、幽霊の話をして。今、そういう本当の人間の触れ合いがないから、こういう風ないびつなことになって、社会的な病気になってしまうけれども、これから皆さん、一生懸命心を磨いてください。2年間です、2012年まで。これまでに、しっかり勉強してください。それをした方は、非常に世の中の人を助けることができるし、幸せにできます。また何もしなかった人は、苦しむでしょう。今度は逆の力作用が働いて来るから。


―大宇宙と真理―


 それで日本、日本と言わずに、世界、世界と言わずに大宇宙のことを考えてください。本当に今回ペルーで体験しましたけれども、地球は、宇宙の生命体の通過点なのです。 UFOがパッと来て行ってしまう。それが見えないから、会えないからと言って否定するのは良いのだけれども、たった10年前までは、他の星に、惑星なんて無いと言うのが通説で、それがずっとガリレオから来たわけなのです。ところが最近になって、他の天体に惑星を見ることができるようになって来て、実はあるということが、はっきりしてきたのです。 見えないのにどうして証明できるかとか言って、それ程、私たち人間は馬鹿なのです。
常識で考えて、どう考えても無いわけがないと思っても、論理的に見えないのを証明してみろ、と言うからそれでお手上げになる。今度発見したら、今度は、「見えない派」が全滅になる。社会を狂わせたでしょう。宇宙には他の生命体が無いなんて、言って来たものだから。この事によってどれだけ、頭の中に壁を作られたか。だから宇宙人もいないということになって。
 それに、アメリカが初めて月に到達するときに、ある学者が、あれが10メーターくらいのほこりが溜まって、宇宙船が降りればそこに沈んでしまうという学説で、それが定説でね、それも非常に権威のある人がそういう風に言ったのです。また、つい最近、10年前かな、木星に彗星がバラバラになって突っ込んでいって、原爆以上の大爆発を起こしたのです。シューメーカーレビ彗星という名前だけれども、その時にどこかの物理学者が、何も起こらないと言った。大気中に入って、ただ燃え尽きて爆発などはしないと。ところが大爆発を起こしたのです、原爆以上の。そういう風に、私たちは知りもしないで、すぐ経文のように信じてしまう、というように教え込まれている。権威だとか、偉い人が言ったとか、そういうことで本来の自分を見失うのです。

 だから本当に見定めるのは自分しかいないのです。自分の体を通して。これが本当の知識なのです。だから瞑想をし、身体を通して本当の知識を得る。これが本物なのです。E=mc² と言う。アインシュタインの公式があるけれども、その本当の数式はたったの2ページなのです。それも見ないで、さも知ったように E=mc²、世界でも、これを解いて分る人は、10の手に入らない。本当に数人です。それを経文のように唱えて、皆な人を騙す。 特にウォール・ストリートなんか天才的な数学者や経済学者を雇って、ウォール・
リートが世界を大破壊させるという状態だったでしょう。皆な妄想で信じて、その通りやったら、実はダメだった。だから、この世で信じるものは、自分の知識。物を食べたら美味しい、これは本物。人が何といっても、美味しかったらこれは本物なのです。妄想じゃありません。人が、これはどんなに美味しいものだと言っても、砂をかんだら美味しく無い。これは砂。非常に簡単なことです。

 そういうことによって、どんどん色メガネを落としていったときに、ダルマ(真理)が見え始めます。だから、まず考えないこと。考えるということは、そういう風な知識の塊なのです、私たちの頭は。どれが本物か、どれが偽物か分からずに、ただごちゃごちゃにして、新聞で書かれたことをドンドン頭に入れる。教科書にあったことをドンドンそのまま入れるから、それで頭がおかしくなる。頭がおかしくなれば、体がやられるのは当然です。

 だから仏教の素晴らしいところは、「考えるな、ただ坐れ」。坐ったときに、アクサラ(不善)の知識が、落ちていって、本当の、クサラ(善)の知識だけが残ります。なぜかと言ったら、クサラは気持ちが良いから。アクサラの知識は、気持ちが悪くなる。非常に簡単です。私が、人の悪口を言えば、本当のことであっても気持ちが悪くなるから、しない。人が本当に良いことをしたとき褒めたら、本当のことだから、褒めて私も嬉しいし、彼も嬉しい。これがクサラです。

註1:ニミッタとは心を集中したときにあらわれる集中のサイン。
註2:「四界分別観」は、「地・水・火・風」を観る瞑想。「ナーマ・ルーパ」とは、精神的現象と物質的現象。瞑想してそれらを識別していく。
註3:コプト教会は、エジプトにあるキリスト教正教会。
註4:パオ森林瞑想センターは、ミャンマー、モーラミャインのパオ村にある僧院。ウチンナ長老(パオ・セヤドー)が僧院長。

水源禅師法話集 2‐2へ続く。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=59536410&comment_count=0&comm_id=5396321

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