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「ひきだし」コミュのまた担任がしたい

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風邪気味でしんどく、しかも今日はクラブの引率で朝の6時30分に家を出た。

今朝の寒さはハンパやなくて、まさに凍てつくような寒さだった。車で行ったのでよかったですが、バイクやったら身体がどうかなっていたように思う。

先日の水曜日に4組のF先生が出張でいなかったので、藤井が道徳の授業をすることになった。

なんと1年半以上ぶりの道徳の時間だ。

最初に生徒にその話をする。

「今日はうれしくてうれしくて、昨日の晩は寝られへんかってな」

「なんでや?」

「久しぶりに道徳の授業ができるので、今、ワクワクしてるねん」

「ふ〜ん、そんなもんかな。でも国語の授業もいっつもそんな感じやん」

「笑」

というような会話から始まりました。

内容は「平和学習」で「戦争」についての導入段階です。

「何から入ったろか・・・」とずいぶん考えていたんですが、まずは現実の問題から入ることにしました。

「( )の( )」のカードを出して、( )の中に何が入るか、から入りました。

生徒は「戦争」についての内容だとは知りません。

何をするのか全くわからない状態なので、全然意見が出ませんでした。

その中で「(い)の(ち)」という意見が出ました。

「素晴らしい!」藤井は最大限の評価をしました。

「それも大切なことやけど、それはこれから後でちょっとずつやっていくわな」

ということで、( )の中には(へ)と(こ)が入り「へのこ」を出させました。

そう辺野古です。

それから「米軍基地」の話をして、「なぜ他国の基地が日本の中にあるのか」→それは「敗戦時に武力を持つことを放棄したから」→そしたら、「その敗戦した戦争っていうのはどういうものだったのか?」というところへつなげていきました。

これで「今日は戦争についてのことなんや」という意識を持たせた後で、今日の目標にある「戦争について興味を持つこと」を実現していくためにブレインストーミングを使った。

「戦争について知っていること」を1人ずつふせんに書き出し、それを
グループになって1人ずつ出し合い、一枚の画用紙に貼っていく。

次に同じような内容のものを集める(グルーピング)

そしてそれに名前をつける(ネーミング)

この手法を使った。

どのグループも真剣に考えていて、いろんな「知っていること」が出てきた。

「兵器」「赤紙」「人殺し」「原爆」「はだしのゲン」「戦艦ヤマト」「自衛隊」などなど。

「ステルス戦闘機」「ビンラディン」というものもあった。

ネーミングにも「平和を祈って」とか「許されるのか」などなど、とてもいいネーミングが数多くあった。

最近生活習慣が乱れかかっているKも必死になってやっていて、「あっそれ知ってる」とか言いながら、とても前向きな活動をしていた。

そして最後には「今日1時間で気づいたこと、感じたこと」を簡単に書かせて授業を終えた。

感想の中に、「こういう形の授業は楽しい」「みんなからいろいろな意見が聴けた」「戦争って深いなぁと思った」などなど、興味深い感想が数多く出てきた。

藤井は、戦争についてはほとんど話していない。最初の方でほんの少ししゃべっただけなのに、子どもらは多くのことを学び感じている様子だった。

「ひきだし」でよく使うこのブレインストーミングだが、正直言って最初は「できるのか?」という疑問の方が大きかったのだが、予想はいい方で裏切られた。

「やっぱりできるんやなぁ」と思った。

これを50分間全て藤井がしゃべりっぱなしだったとしたら、こんなにも充実した感想は出なかったよう思った。

とかく子どもの感想は「先生の気にいるように書く」という傾向があるのだが、それとは明らかに違っていた。

名前も書かせていないし・・・。

「ひきだし」の参加者の方々のほとんどが「グループワークがとてもいい」という「ふりかえり」を書いてくれるのと全く同じ結果が出たことに自分でも驚いている。

「学び」っていうのは教師からの一方通行ではあかんねんな、ということを痛いほど再確認させてもらった。

もっともっといろんな手法を学んで、子どもに投げかけてやりたいという思いが強くなった。

「一斉授業」ももちろん大切ですが、それと並行してこういう「参加形式」の授業も盛んになっていってほしい。

小学校では当たり前のことだが、中学校では「一斉授業が当たり前」なんです。

習慣さえきっちりとつければできるんです。

ただ、一つ課題なのが、この4組は「担任の先生と子どもらがカッチリと結びついているクラス」だということです。

もちろん藤井とも授業を通して「こころのつながり」ができています。

「だから成立した」とも言えます。

他のクラス(担任との関係がギク・シャクとしている)でこれが成立するか?となると、若干不安な面があります。

「担任と子どもとの結びつき」っていうのは本当に本当に大切なものです。

これがあれば、どんなことでも打っていけますが、ないと防戦一方になって「荒れるのを食い止めるのみ」という形になります。

「担任」っていうのは、本当に責任が重いと感じます。

しんどいけどもやりがいのあるポジションなんです。

もしも「道徳の時間を(無意識にでも)避けている」としたら、あなたは担任の「重さ」に負け始めているということは言えないでしょうか。

また担任をやりたくなってきました・・・。

こんな歳ですが(笑)

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